12、プラネタリウム
私達は通路を奥へ奥へと進んだ。
しばらくすると大広間に出て、私達は驚愕する物を発見した。
それはプラネタリウムに有る投影機みたいな物体があった。
まさに地球での記録映像で見た事があるそれは、広間の中央に鎮座していて良く観ると周りには囲む様に座席の様な物が置いてあった。
投影機に私が近づいてみると、急に投影機もどきの駆動音がして大広間が薄暗かったのが更に真っ暗になり、投影機とり光が漏れだした。
その光は天井にまさにプラネタリウムを映写してる様であった。
言語は分からないが、私達はしばしプラネタリウム鑑賞に入った。
音楽と共に映像が流される。
そこには宇宙についての話があった。
しかも私達の母なる星地球に関すると思われる映像が流れた。
内容は広い宇宙空間の中で色々な星々が有る中で、知的生命体の存在がある事が分かっている。
太陽系の第三惑星には知的生命体の存在が確認されており、いずれ宇宙への星間航行も実現するであろう技術力を有している。
いずれはその星の住民との交流が有るかもしれない。
今の内から対策、検討の余地有りとされていた。
私は今の私達の事を指すのではないかと思った。
「鏡原隊長、この映像は何なんでしょうか?」
「私にもわかりません。でも私達の母なる星地球らしき天体らしき描写がありましたね。
これも調査員に映像解析してもらいましょう。」
「はっ!」
「上映が終わり、薄暗いけど照明が入りましたね。
一体これを見せて私達に何を示したいのでしょうかね?」
「そうでありますね。もしかしてでありますが、我々は君達の事は知ってるぞ。と言う意思表示なのかもしれませんね。」
「かもしれませんね。ではもう少し探索しましょう。」
「了解!」
「鏡原隊長、また照明が落ちました。そして投影機が再度駆動しています。また何か別の映像でしょうか?」
「わかりません、ひとまず見てみましょう。」
私達は移動しようとしていたが、再度天井を見上げた。
そこには記録映像でしか観た事の無い地球の映像が流れていた。
なにやら群衆がステージに向かって手や腕を振っている。
そこには1人の歌手が映し出されていた。
そこには信じられない人が映し出されていた。
「ねえ、うそでしょ?」
「あれって、鏡原隊長じゃないの?」
等々、隊員から驚きの声が挙がっていた。
そういう私も今観ている映像が信じられなかった。
そこには私がステージ衣装を着て歌い、踊っているのだから。
この様なステージ上でライブする事はした事が私は無い。
ではこの映像の出どころは一体どこから?
疑問点が深まるばかりであった。
映像は理解不能な言語で解説していたが、歌手の歌声は綺麗な日本語が聴こえた。
『まさかこの方が伝説の私のオリジナル、『鏡原三花』さんなのだろうか?』
「調査団に至急来てもらう様に。この映像をどうにか調査してください。」
私はまさか、地球から遠く離れた地で『鏡原三花』様(?)を観る事が出来て少なからず狼狽してしまった。
「今の歌声や合間の舞台挨拶の声、鏡原隊長なのよね?」
「鏡原隊長はここにいて、ここに映像が有る・・・。どういう事なのでしょうかね?」
「それは私が聞きたいわ。」
しばらくすると調査団が2種類の映像を録画、調査してくれた。
後日、なんと驚くべき事態が判明した!
はたして映像の正体とは?
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