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水の貴婦人  作者: 貴神
2/4

(2)蒼き才女

4年ぶりにゼルシェン大陸に戻ってきた水の貴婦人の御話です。


彼女の振る舞いに、BLな金の貴公子は、どうするのか?


少しでも楽しんで戴けたら幸いです☆

会議が始まると、席に座った水の貴婦人が外交の報告を始めた。


「それで、シャンハーダンについてですが、一見、堅い物腰を見せてはいますが、彼等も又、


ゼルシェン大陸に強く関心を持っています。


来年の春ごろ商談を持ち掛ければ、乗って来る筈です」


配布された書類と共に語る水の貴婦人に、一人の若い貴族の男が手を上げた。


「確かにシャンハーダンは、独自の文化を兼ね揃えていて面白い。


だが大陸外の国との交友を深める事より、


今は此の大陸全体を統治する事に目を向けるべきなのではないでしょうか??」


公爵の若い倅の発言に、水の貴婦人はにこりと笑う。


「どの地にも決して折れぬ者と云う者は居ります。貴公は彼等が折れるまで、何年、何十年と、


足踏みをする御つもりなのですか?? ゆくゆくは大陸の外へも手を広げるつもりならば、今、


手を結べる相手とは、どんどんを結んで、外堀から地盤を固めていく方が早いとは思いませんか??


大陸を完全に制してから・・・・等と言っていては、


いつまで経っても何も進まないかと思われますけれど??」


ざくざくと言い返してくる水の貴婦人に若手の貴公子は唸ったが、


「そもそも!! そんな遥か海の向こうの異国の人間など信用出来るのか??


彼等が安全で在ると云う保障など、何処にもないではないですか?!」


負けじと声を荒げる。


だが。


水の貴婦人は口許に微笑を浮かべると、


「保障ですか・・・・保障ねぇ・・・・わたくしがね・・・・わたくしが、


大丈夫だと判断しましたの。何か問題が在りまして??」


凍り付く様な蒼い眼差しを若い貴公子に向ける。


其の余りに冷ややかな、ぞっとする眼差しに、若い貴公子は言葉を失ってしまった。


「ねぇ。貴方方は、どう思われますの??」


蒼い瞳が議員たちを流し見る。


「いえ・・・・水の貴婦人様の仰る通りで宜しいかと・・・・」


もごもごと誰かが答えると、次々に議員たちはうんうんと頷き出す。


「夏風の貴婦人は、どう??」


水の貴婦人は夏風の貴婦人に問い掛けた。


其の蒼い目は、やはり冷ややかに笑っている。


夏風の貴婦人の隣に座る蘭の貴婦人と赤の貴婦人が夏風の貴婦人を見る。


夏風の貴婦人は真っ直ぐに水の貴婦人を見返すと、


「私も同感ですね。確かに事の次第は大陸統一から始まりましたが、


此の大陸にばかり気を取られる必要はないかと思います。


むしろ、これからは、外の繋がりを持っている者の方が強いかと」


大きく頷いて賛同する。


「うむ。其の通りだ」


或る議員が頷いた。


すると他の議員たちも頷き始める。


「此れでいきましょう」


此れでいこう。


此れでいこう。


話が大体煮詰まってくると、水の貴婦人はベルを鳴らした。


すると、ぞろぞろとメイド達が食事を運んで来る。


其の運ばれて来た風変わりな料理に、議員たちが目を丸くする。


「実はシャンハーダンから何点か料理を持って帰って参りましたの。


此れが、なかなかに珍味で美味しくて。


是非、皆さんにも食べて戴きたいと、本日、御用意させて戴きましたのよ」


水の貴婦人の言葉に、皆が「ほほう」と目の前の料理を見下ろす。


そして異国料理の会食を済ませると、皆それぞればらばらに席を立ち始める。


会食の間、蘭の貴婦人は異国料理を食べ乍らも、


隣の隣の其のまた隣の翡翠の貴公子の方ばかりを見ていた。


やがて翡翠の貴公子が席を立つと、蘭の貴婦人も慌てて席を立った。


此の機会を逃したら、又いつ声を掛けられるか判ったものではない。


だが会議室を出て行く翡翠の貴公子の背に呼び掛けようとした時、


「貴女が蘭の貴婦人ね」


不意に声を掛けられた。


振り向いた先には水の貴婦人が立っていた。


同族とは云え初めて面と向かい合う水の貴婦人に、蘭の貴婦人は胸を跳び上がらせる。


遠くから見ても水の貴婦人は美しい女で在ったが、近くで見ると尚の事、


其の美しさに驚いてしまう。


蘭の貴婦人はのっぽな女で在ったが、水の貴婦人の身長は蘭の貴婦人とそう変わりなかった。


「は、はじめまして!!」


蘭の貴婦人が慌てて笑顔をつくると、水の貴婦人はにこりと笑う。


「綺麗な桃銀とうぎんの髪ね。それに丸くて大きな愛らしい目・・・・」


褒められて、蘭の貴婦人は恥ずかしそうに頭を掻く。


だが次の水の貴婦人の言葉に蘭の貴婦人は耳を疑った。


「でも貴女も虫なのね。ほんと・・・・四年も空けると、彼にたかる虫が増えて困るわ。


しかも金の虫に続いて桃色の虫」


「・・・・??」


蘭の貴婦人は頭が真っ白になった。


水の貴婦人は今、何と言ったか??


「虫」とか言われた気が・・・・。


すると夏風の貴婦人と赤の貴婦人が会議室から出て来る。


廊下に居る水の貴婦人と蘭の貴婦人を見ると、軽く「ハイ!!」と笑う夏風の貴婦人。


其のまま陽気に通り過ぎようとする彼女に、水の貴婦人が静かに言った。


「私が帰ってる間くらい、遠慮したらどうかしら??


幾ら彼が優しいからと云って、いつまでも彼女面するのは、みっともなくってよ」


「・・・・・」


夏風の貴婦人は暫し立ち止まったが、


「気を付けるわ」


そう短く言って其の場を去った。


其の余りに夏風の貴婦人らしくない態度に、蘭の貴婦人は目を疑った。


水の貴婦人も其の場を去ろうとしたが、其の道を塞ぐべく軍服姿の赤の貴婦人が、


ガン!! と片足を壁に着けた。


其のまま腕を組んで真っ赤な瞳で水の貴婦人を見上げる。


挿絵(By みてみん)


「あんた、夏風のねえに喧嘩売ってんの??」


売るなら、あたしが買ってやる。


小柄だが威勢の良い赤の貴婦人を、水の貴婦人は冷ややかに見下ろした。


「貴女があかの兄妹の妹さんね」


でもね。


「レズって云うのは、どうかと思うわ」


にこりと笑う水の貴婦人。


揶揄する其の言葉に、赤の貴婦人は全身がカッと熱くなるのを感じた。


「あんた・・・・マジむかつく」


メラメラと怒りを露わにする赤の貴婦人を、だが水の貴婦人は更に詰る様に言った。


「此れだから・・・・直ぐ熱くなるタイプって嫌なのよ。


まぁ、其れが火系ひけいの取り柄なのかしらね??」


「・・・・・」


赤の貴婦人の周りを勢い良く熱風が取り囲み始めた。


「だ、駄目よ!!」


蘭の貴婦人が慌てて止めようとしたが、余りの空気の熱さに赤の貴婦人に近付けない。


だが、こんな処で揉め事など起こして良い訳がなかった。


どんどん熱を増してくる周りの空気に、蘭の貴婦人がおどおどしていると、


「辞めんかっ!!」


戻って来た夏風の貴婦人が赤の貴婦人の頭を拳で殴った。


「あいた!!」


思わず涙眼で振り向く赤の貴婦人の首に、夏風の貴婦人が腕を回す。


「あんた、此処、何処だと思ってるのよ!!」


揉めごと起こすなって言ってるでしょうがっ!!


橙の瞳で赤の貴婦人を睨み付ける。


そして水の貴婦人へと顔を上げると、


「ごめん。こいつ、まだ新入りで、よく判ってないの」


気にしないで。


済まなそうに言う夏風の貴婦人に、


「いいえ」


にこりと水の貴婦人は笑った。


夏風の貴婦人は赤の貴婦人の髪を掴むと、ずるずると廊下の角まで引き摺って行く。


「いたたた!! 痛いってば!!」


赤の貴婦人が悲鳴を上げると、漸く夏風の貴婦人は手を離した。


そして思いっきり怒鳴り付ける。


「あんたね!! いつも年長者は敬えって言ってるでしょうがっ!!」


水の貴婦人が既に夏風の貴婦人の五倍は軽く生きている事は知っていたが、赤の貴婦人は、


どうしても、あの女が好きになれなかった。


「だってさー」


ぼやく赤の貴婦人。


だが夏風の貴婦人は背を向けると、


「・・・・あいつを・・・・困らせたくないのよ」


呟いて控え室へと歩き始める。


赤の貴婦人は一瞬、息が詰まるかと思った。


一等我慢していたのは・・・・夏風の貴婦人だったのだ。


翡翠の貴公子の為に、普段の豪快な性格さえも抑え付けていたのだ・・・・。


何故そんな簡単な事に気付かなかったのだろう。


赤の貴婦人は後ろから夏風の貴婦人の腕にしがみ付いた。


「・・・・ごめん」


ごめんなさい・・・・。


言い乍ら、夏風の貴婦人の腕に額を押し付ける。


そんな赤毛を夏風の貴婦人は、よしよしと撫でる。


其の温もりに赤の貴婦人は、ぼそりと言った。


「・・・・あ・・・・今、凄くキスしたいかも・・・・」


「んー??」


夏風の貴婦人は、にぃ、と笑うと、


「よしよし、部屋でな」


赤の貴婦人を連れて控え室に入る。


一体、水の貴婦人は、いつまでゼルシェン大陸に居るのか・・・・。


太陽の館とあかの館の住人、そして金の貴公子にとっては、実に気になるところであった。









水の貴婦人が来てからと云うもの、金の貴公子はかつてない程の詰まらなさを感じていた。


冬の足影と共に凍て付く様な空気が肌を刺し、暖炉の傍で凌ぐ日々。


寒かろうと翡翠の貴公子と共にゆっくり二人で過ごせるのなら、それはそれで嬉しいと思っていた。


だが。


そんな金の貴公子のささやかな楽しみは水の貴婦人の帰還と共に、脆くも崩れ去ったのだ。


臨時会議を済ませて帰って来てからと云うもの、


翡翠の貴公子と水の貴婦人は文字通りべったりであった。


日中、執務室に篭っている主の下へ遊びに行くのが金の貴公子の日課だったが、此の日、


翡翠の貴公子の執務室へ行ってみると、背の高い女が机に腰を掛け、シャンパンを傾けていた。


言うまでもなく水の貴婦人である。


水の貴婦人は金の貴公子の姿を見ると、


「あら??」


にこりと笑った。


「どうぞ。入ったら??」


冷やりとする湖の様な瞳で手招きする。


が。


「結構だ」


金の貴公子は直ぐに扉を閉めると、大股で廊下を歩いた。


「詰まらない・・・・」


なんて詰まらないんだ。


何処か遊びに行こうにも、今日も恐ろしい冷え込みだ。


今に雪も降って来るかも知れない。


とてもではないが翼で飛んで行けそうにない。


「何が、入ったら?? だっ!!」


あの部屋は主の部屋だっつーの!!


金の貴公子は無性に腹が立って仕方がなかった。


四年振りの再会で嬉しいのは判るが、あの二人のべたべた度は何なのだ??


しかも其のべたべた度は日増しに増してきている。


「ちっ」


金の貴公子は舌打ちすると、自室へと戻った。


彼は、どうしても、水の貴婦人の事が好きになれなかった。









食事時も、金の貴公子は水の貴婦人の存在が鬱陶しくて堪らなかった。


此処、数日、水の貴婦人が持ち帰ったと云う異国料理が日に一食は必ず出ていた。


味は確かに風変わり乍ら旨かったが、水の貴婦人が持って来た物かと思うと、


金の貴公子はまるで食欲が湧かなかった。


普段なら食卓で翡翠の貴公子と団欒をしているのだが、三人で食卓を囲む様になってから、


金の貴公子はまるで喋ろうとしなかった。


はっきり言って詰まらなかった。


「御馳走様」


金の貴公子は食べ物を残してナイフとフォークを置くと、席を立ち上がった。


其れを見た水の貴婦人が声を掛けてくる。


「あら?? もういいの??」


御口に合わなかったかしら??


にこりと微笑んでくる水の貴婦人を、金の貴公子は軽く一瞥する。


「ああ。どうも味覚が違う様だ」


「あら、残念だわ」


水の貴婦人は蒼い目を細め、「それにしても」と続ける。


「貴方、四六時中、不機嫌そうね。長寿の同族とは思えない程、中身は幼稚なのかしら??」


くすくすと笑い乍ら、


「ねっ」


翡翠の貴公子に微笑み掛ける。


翡翠の貴公子は黙って食事を続けている。


金の貴公子は、ふん!! と鼻息荒く食堂を出た。


すると、いつになく執事が声を掛けて来た。


「何か御口直しの物を、御部屋に御持ち致しましょうか??」


執事の目から見ても、水の貴婦人の金の貴公子に対するイジメは目に余るものだった。


あれでは金の貴公子の居場所が無いと云うものである・・・・。


だが金の貴公子は首を振ると、


「俺、もう寝るよ」


一人背を向けて階段を上がって行った。









水の貴婦人が来て十日が過ぎても翡翠の館のじとりとした雰囲気は、依然続いていた。


いや、そればかりか、金の貴公子の居辛さはピークに達していた。


翡翠の貴公子と水の貴婦人は四六時中べたべたと一緒に居た。


そして何より金の貴公子が一番驚いたのは、あの生真面目な翡翠の貴公子が、此処、数日、


まるで机上の書類に目を通す事もなく、


あろう事か仕事を放り出して水の貴婦人と過ごしていると云う事であった。


翡翠の貴公子の目は水の貴婦人の姿ばかりを追っていた。


其の姿は余りにも、金の貴公子の知る今迄の翡翠の貴公子ではなかった。


確かに・・・・四年振りに恋人が戻って来たら、こう云うものなのかも知れない。


自分も、もし翡翠の貴公子と四年も離れ離れになって、やっと再会したとしたら、


きっと四六時中、傍に居たいと思うだろう・・・・。


そんな事を考えつつ此の日の夜も、金の貴公子は一人寂しく毛布に潜り込んだ。


「うう・・・・寒い」


今夜は一段と冷え込む。


金の貴公子は頭まで毛布に潜り込むと、まどろみの中へと意識を落とした。









翌朝。


金の貴公子が目を覚ますと、冷たい空気が鼻を突いた。


「さ、寒いぃぃ」


金の貴公子がサイドテーブルに置かれているガウンを手繰り寄せていると、


メイドが暖炉を点けに入って来た。


「おはようございます!!」


メイドが笑顔で言ってくると、金の貴公子は肩をすぼめ乍ら、


「おはよう」


とガウンを着込む。


「なんて寒さだ・・・・」


金の貴公子がぶるぶると震えていると、メイドが笑った。


「窓の外、見てみて下さいな」


「え??」


「いいですから、いいですから!!」


メイドに急かされて金の貴公子は寝台から下りると、開けられたカーテンから外を覗いた。


其れを見た金の貴公子は声を上げた。


「わお・・・・」


一面が銀世界だ。


館の庭も道も森も遠くの山も、全てが白一色に塗り替えられている。


「凄いじゃん!!」


其れを見た金の貴公子は、思わず部屋を跳び出していた。


此の感動を、何より翡翠の貴公子に言いたかった。


其の胸の高鳴りが、金の貴公子の思考を狂わせてしまった。


彼は此の瞬間、忘れてしまったのだ。


水の貴婦人が此の館に居ると云う事を。


「主っ!!」


満面の笑みで金の貴公子が翡翠の貴公子の寝室の扉を開けると、


其処に居る筈で在る翡翠の貴公子の代わりに・・・・水の貴婦人が居た。


金の貴公子の声に目を覚ました水の貴婦人は、寝台でゆっくりと上体を起こす。


そして蒼い瞳で笑い乍ら、


「あら、おはよう。金の貴公子さん」


裸の身体を隠そうともせずに金の貴公子を見る。


其の隣に翡翠の貴公子の裸の肩が見える。


まだ眠っている様だ。


金の貴公子は一瞬、硬直したが・・・・


「どうも御邪魔しました」


寝室の扉を閉めて出て行く。


水の貴婦人は口の両端を吊り上げた。


「ほんと・・・・苛め甲斐が在って楽しい事・・・・金の鳥さん。


貴方の事を翡翠の貴公子は、助けてくれたりなんかしないわよ」


くすりと笑う。


だって翡翠の貴公子が此の世で最も愛しているのは、私なのだから。


閉じた儘の長い翡翠の睫毛にキスをする。


「さぁ。もう起きてもいいわよ・・・・私の翡翠の貴公子」


水の貴婦人は隣で懇々と眠り続ける翡翠の貴公子の唇に口付けた。









一方、金の貴公子は激しいショックに襲われていた。


其れは、かつてない衝撃だった。


金の貴公子は自室の暖炉の前に座り込むと、膝を抱える。


「・・・・・」


何も言葉が出て来なかった。


以前にも何度か翡翠の貴公子と夏風の貴婦人が共に寝ているところへ、


不覚にも知らずに入ってしまった事は在ったが、其の時は此れ程のショックではなかった。


翡翠の貴公子と夏風の貴婦人は愛し合っていると思っていたし、それでそう云う関係になるのは、


当然だと思っていた。


だが・・・・。


何故、今、こんなにも、胸が抉れる様に痛むのか・・・・。


主を・・・・奪られた。


そんな気がしてならなかった。


あの二人が恋人同士なら其れこそ当たり前の筈なのに、何故こんなにも胸が痛むのか・・・・。


金の貴公子は足を抱えた儘、顔を埋めた。


此の日、金の貴公子は部屋に篭り、食堂へ顔を出さなかった。


そして其の儘、彼は夜まで姿を現さなかった。

この御話は、まだ続きます。


誰も太刀打ち出来ない水の貴婦人に、金の貴公子は、どうするのか?


続きを、御楽しみに☆


少しでも楽しんで戴けましたら、コメント下さると励みになります☆

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