神、撃退。
『フフフ、フーッハハハハ!この程度か!人間!』
2人がこの世界の主、神と戦い初めてからさほどの時間もたってはいない。
だが、2人は絶望しかけていた。
「ミレイ、立てるか?」
「うん...けど、結構キツイかも...」
いくら攻撃しても神には当たらず、向こうの攻撃は確実に当ててくる。
ものの数分で2人はボロボロの状態まで追い込まれていた。
『終いにしてやる...フン!』
神の剣が2人を薙ぎ払う。
ミレイと広は、倒れてしまった。
「広ーーー!!!」
「おい!ミレイ!しっかりしろよぉー!!」
レナーシャと千夏は2人に向かって叫ぶ。
だが、その声は2人に届かない。
「なぁ、ミレイ...ここで終わりなのか?」
「終わりたくないけど...力が入らないよ...」
もはや立つことさえままならない様子の2人。
だが、その時ミレイの背にかけてある弓が光り出す。
「え?なんで光って...」
かすかにきこ聞こえる歌声。
歌声の方を見るとレナーシャが歌っていた。
「レナーシャ...?」
「ミレイ!その弓を使え!そいつなら奴を殺れるはずだ!」
ミレイは弓を構える。
「ミレイ、俺が奴を引きつける。その隙にやるんだ!」
そう言って広は叫びながら神へと突っ込んでいった。
「っ!当たれぇ!!!!」
ミレイから放たれる矢は光を放ち、神へと飛んでいく。
近付いて行くにつれて勢いを増していく矢は神を貫いた。
『何故だ...!何故ここまでの力が!!』
「ミレイ!もう一撃打ってやれ!」
「分かった!広、離れて!」
ミレイがもう一度矢を放つ。
広がスレスレで避け、矢は神に直撃した。
「やったか!?」
『お、おのれぇ!!!』
神が怒りの一撃を近くにいた広に放とうとした時。
「広!今ならあなたの剣は効くはずよ!やって!」
千夏が叫び、広は渾身のVの字切りを神におみまいした。
「手応え、あり!」
『馬鹿な...この儂が...』
神はチリのように消えていったのだった。




