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君の為なら  作者: ヨシ海
9/11

神、撃退。

『フフフ、フーッハハハハ!この程度か!人間!』


2人がこの世界の主、神と戦い初めてからさほどの時間もたってはいない。

だが、2人は絶望しかけていた。


「ミレイ、立てるか?」


「うん...けど、結構キツイかも...」


いくら攻撃しても神には当たらず、向こうの攻撃は確実に当ててくる。

ものの数分で2人はボロボロの状態まで追い込まれていた。


『終いにしてやる...フン!』


神の剣が2人を薙ぎ払う。


ミレイと広は、倒れてしまった。


「広ーーー!!!」


「おい!ミレイ!しっかりしろよぉー!!」


レナーシャと千夏は2人に向かって叫ぶ。

だが、その声は2人に届かない。


「なぁ、ミレイ...ここで終わりなのか?」


「終わりたくないけど...力が入らないよ...」


もはや立つことさえままならない様子の2人。

だが、その時ミレイの背にかけてある弓が光り出す。


「え?なんで光って...」


かすかにきこ聞こえる歌声。

歌声の方を見るとレナーシャが歌っていた。


「レナーシャ...?」


「ミレイ!その弓を使え!そいつなら奴を殺れるはずだ!」


ミレイは弓を構える。


「ミレイ、俺が奴を引きつける。その隙にやるんだ!」


そう言って広は叫びながら神へと突っ込んでいった。


「っ!当たれぇ!!!!」


ミレイから放たれる矢は光を放ち、神へと飛んでいく。

近付いて行くにつれて勢いを増していく矢は神を貫いた。


『何故だ...!何故ここまでの力が!!』


「ミレイ!もう一撃打ってやれ!」


「分かった!広、離れて!」


ミレイがもう一度矢を放つ。

広がスレスレで避け、矢は神に直撃した。


「やったか!?」


『お、おのれぇ!!!』


神が怒りの一撃を近くにいた広に放とうとした時。


「広!今ならあなたの剣は効くはずよ!やって!」


千夏が叫び、広は渾身のVの字切りを神におみまいした。


「手応え、あり!」


『馬鹿な...この儂が...』


神はチリのように消えていったのだった。

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