ミレイの決意
「あら、ミレイさん何か忘れ...レナーシャ!?どうしたの!?」
メリヒスト王国に急いで戻ったミレイは丁度いいタイミングでスビッツを見つけ、レナーシャを助けてくれとお願いする。
「早くこっちへ!...酷い、こんな傷...」
「スビッツさん!レナーシャは...レナーシャは助かりますか!?」
「やれるだけの事はしてみるわ!ミレイさんは外で待ってて!」
スビッツにそう言われると、ミレイは部屋の外に出ていき、扉の前で疼くまっていた。
「何なんだあの男...僕と同じ顔をして...それに、あの女の子は」
思い出そうとするミレイに頭痛が襲いかかる。
「くそっ...何がどう...なってるんだ...」
ミレイはあまりの痛さに倒れてしまう。
意識が薄れていき、あの夢の中へ引き込まれていった。
――
『ミレイ...ミレイよ聞こえるか。お前の運命の歯車が動き出した。記憶を取り戻しあの男を倒すのだ。
』
あの時と同じ声がミレイに話しかける。
「あんたは、僕に何をさせようとしてるんだ!!アイツは誰なんだ!それにあの女の子は!」
『やはり、会ってもなお記憶は戻らなんだか...いいだろう。直接思い出させてくれるわ!』
ミレイの頭の中に、現実での出来事の記憶が流れ込む。
ミレイは記憶を、取り戻したのだった。
『思い出したか。自分のやらなければならない事を』
「あぁ...思い出したよ...だけど!」
夢の中でミレイの周りに光が集まり出す。
「僕は、ここに残りたい!!」
『何!?だがどうするのだ、千夏を助けたいのではなかったのか?』
「助けたいさ...けどレナーシャと出会って...色々な人と出会って...ここに残りたいと思う様になったんだ!」
輝きが徐々に増していく。
「それに、千夏を助けるのは...『僕』じゃない。」
『貴様!何を言っている!』
「見ていればいいさ。きっと上手くいくからさ!」
そう言ってミレイは光に包まれ消えていった。
『そう好きにはさせんぞ...小僧め...』
――
「ミ...さん!ミレイさん!大丈夫!?」
ミレイが目を覚ますと目の前にスビッツが泣きそうな顔でミレイの顔を覗いていた。
「スビッツさん...は!レナーシャは!?」
「無事よ...よかった...終わって出てみればミレイさん倒れてるから...」
「ごめんなさい...でも、よかった!ありがとう!スビッツさん!!」
泣きながらミレイがお礼を言う。
よかったわねとスビッツがミレイを抱きしめた。




