敵襲
あるサイトの質問に答えたら突然異世界に飛ばされたミレイ。
レナーシャに救われるも、レナント国王に自分は勇者と言われ戸惑うミレイだった。
その時、やら街で異変が!
――城下町――
「何があったんだ!?」
「外壁を破って魔物が攻めてきたんだ!
ったく、見張ってた兵は何をしてたんだ!!」
「とにかく、避難してな!魔物は私が何とかしてやらぁ!!」
街人を避難させ、レナーシャは外壁へと向かう。
そこには、魔物と戦っているブッタがいた。
ブッタは斧を使う戦士で力持ちなのだがどうやら魔物に刃が通らないらしい。
「ブッタ!テメェなに苦戦してやがる!!さっさとトドメさしな!」
「レナーシャか!?コイツには俺の斧の刃が通らねぇんだ!何か策はねぇか!?」
役にたたねぇブタだな!と吐きながら周囲を見渡すレナーシャ。
するとそこにミレイがフラつきながらもやって来た。
「お、おぃ!何やってんだよ!そんな身体でこっちこられても邪魔になるだけ...」
最後まで言いかけて、レナーシャは固まった。
さっきまでのミレイと顔付きが違う。
魔物を見るなり人が変わった様な顔付きをしていた。
「おい!そいつ大丈夫なのか!?」
「わからねぇ...けど、なんかヤベェ気を感じる...!!ブッタ!避けろ!」
「しまっ!!」
間一髪だった。
魔物の攻撃はブッタには当たらなかった。
ミレイの『手』によって防がれたのだ。
「な!?手で受け止めやがった...」
「レ、レナーシャ...アイツ何者なんだよ...」
「ジィさんが勇者とは言ってたけど...」
2人がそんな事を話してる間にも
ミレイは、2撃3撃と攻撃を受け流す。
「お前を倒せば...少しは役にたてるのかな...」
ミレイはボソッと呟くと、魔物の両腕を振り上げ、顔面に蹴りを入れた。
魔物が仰け反り、後ろに下がった隙に、落ちてあったブッタの斧で追い打ちをかける。
「お、俺でも重く感じる斧をあんなに軽々と...」
「す、スゲー...アイツ、本物だ!!」
感心してる間に、ミレイは魔物を撃退していた。
「スゲーじゃねぇか!お前、つえーんだな!!ってお前、その目どうした?」
「え?」
「片目、色が赤くなってるぞ?」
ミレイの目は普段黒色なのだが、何故か左目だけが真っ赤に染まっていた。
「う、うぅぅぅ」
「おぃ!大丈夫か!?おぃ!ミレイ!!!」
ミレイは左目を抑えながらうめき声をあげ、倒れた。
――
『思ったより覚醒するのが早いな...予定ならまだ先の筈だったのだが...』
意識を失ったミレイの頭の中に声が響く。
(誰だ!アンタは俺の何を知っている!)
『誰だと?お前をこの世界に連れてきてやった者を忘れたのか?まさか目的すらも忘れたとは言うまい?』
(わからないんだ...俺が何者なのか...どうしてここに居るのかさえ...)
『哀れな男よ...何を犠牲にしてもとは言ったが記憶まで犠牲にしてしまうとは...』
声がだんだん離れていく。
(待て!教えてくれ!俺は一体何者なんだー!!)
『時が来れば今知らずとも分かる』
「待てー!!!」
「うわっ!?びっくりしたー...急に起きんなよな...」
ミレイの意識が戻り、看病していたレナーシャが大丈夫かと問い詰めてくる。
レナーシャに大丈夫だと言った後、ミレイは街を見るために部屋の外に出た。
そこは、魔物の襲撃により、前とは打って変わった風景が広がっていた。




