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君の為なら  作者: ヨシ海
1/11

ゼネディア王国

『貴方は、自分がもっとも助けたい人が居るとして

その人の為に、全てを捨てる決断を迫られた時

家族、友人、そして自分自身。

それらを捨てる覚悟がありますか?...』


暗い部屋の中、その文が書かれてあるパソコンの画面を見つめる男がいた。


「ある...俺には、助けたい人が居るんだ!」


カーソルをYESの方に持っていきクリックする。


『では、画面をじっと見つめてて下さい。

けして目をそらさないで。...』


「ん...」


見つめていると画面が歪みだし、男は画面の中へと

す吸い込まれていった。


『貴方には、ミレイと言う名を与えましょう。

今から向かう先に貴方の望む世界があらんことを...』


(ミレイ...俺の新しい名前...この世界で俺は彼女を助けられるのか...?)


彼の疑問に答える声はなく、ただ落ちていく感覚があるだけ...彼の意識は、眠るように飛んでいった。


――ゼネディア王国――


その世界で言うところの4大ヶ国の1つである

ゼネディア...そこは自然溢れる国だった。

彼、ミレイの冒険はここから始まる。


「はぁ...今日も狩りか、なんで女の私までやらないといけねぇんだか...」


そう愚痴をこぼしながらレナーシャは、矢をブンブン振りながら森を歩いてた。

レナーシャは、女でありながら、この王国一の猟師である。


「だいたいよ!ブッタの野郎が私が捕まえた二ギフ(現実でいう鹿)逃がすからいけねぇんだ!!」


愚痴をこぼす毎に機嫌が悪くなっていくレナーシャ。

イライラして矢を思いっきり上に投げようと上を向いた時、その動作がピタリと止まった。


「ん?なんだありゃ?」


上空から何かが降ってくる。

それがだんだんと近付くにつれてそれが人だということがわかった瞬間、レナーシャは焦ったように

木に登り弓を構えた。


「なんで空から人が落ちてくんだよ!っ!」


狙いを定めて矢を放つ。

狙い通り、矢は落ちてきた人の服に刺さり、反対側の木に突き刺さる。


「誰だ?コイツ、見ねぇ顔だが...」


下から男の顔を見上げるも街の人間で無いことはわかった。


「面倒くせぇけど...ここに置いていく訳にはいかねぇしな...」


レナーシャは、文句を言いつつも男を街に連れて帰ることにした。


――


「うぅ...」


レナーシャにおぶって連れて帰ってもらったミレイは、レナーシャのベットの上で眠っていた。


「おい、大丈夫か?」


「き、君は?」


「アンタが空から落ちてきたのを助けた命の恩人って所かな?」


レナーシャは、フフンと威張りながら言った。


「空から?ここは一体...」


「まぁ寝てろって。時期に国王も来るだろうから。その時に話を聞けばいいさ。」


「あ、あぁ、わかった...」


しばらくすると、外がざわつき始める。

どうやら国王がやってきたらしい。


「おい、国王さんが来たぞ」


ミレイは、ゆっくりと身体を起こし、扉の方へ目をやった。

そこには、小柄なお爺さんが杖をついて立っていた。


「おぉ、そなたがレナーシャが言っていた少年か。空から降ってきたと聞いておるが...何者なのじゃ?」


「俺は...確か、パソコンの前で...何かの質問に答えて...」


「パソ...コン?なんだそりゃ...」


「もしや、そなた異界の人間なのかえ?」


「異界...ですか?確かに、前に居た所とは違って見えますが...」


「なるほどのぉ...これは神のお告げかもしれんのぉ...」


「おぃ、ジィさん!異界ってどういう事なんだよ!!この世界以外にも、他の世界ってのがあるのか?」


「そういう事になるのぉ...しかし、古来からある書には『異界から勇者現れし時、この王国に災い訪れる。勇者、それを撃退せり』と書かれてある。これが本当ならもうすぐこのゼネディアに災いが起こると言う事じゃのぉ...」


「ま、マジかよ...でもよぉコイツがその勇者ってなら災いってのもコイツが倒すって事だろ?」


「ちょ、ちょっと待ってくれ!俺が勇者?災いから救う?何の話をしてるんだ?」


カンカンカンカン!!


急に外から鐘の音と共に人の叫び声が聞こえ始めた。


「お、おぃ、いくら何でも早すぎやしねぇか!?」


「空から落ちし者よ、そなたの力、このゼネディア王国に貸しては頂けぬか?」


「力を貸すって言ったって俺は普通の...っ!」


「お、おぃ大丈夫かよ...っくそ!今日はとことんついてねぇな!!」


そう言ってレナーシャは弓を持って外に駆け出して行った。

小説サイトでの書き込みは、初めてですので

おかしな事があると思いますが

暖かい目で見守ってあげてください“〇| ̄|_

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