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戦闘力はスカウターが壊れるほど。53万?雑魚ですね

今回のお話も勿論夜桜様が(震え声)


いつも頼りっぱなしで

本当に凄い方です。


それと黒夜叉様が変態魔王軍の世界征服から

新しく転生者として、クロ君を使った作品を書き上げたのでご紹介。

http://ncode.syosetu.com/n3544de/


...あれ?それってクロくんこれから転生者としてこっちでも扱うのか?

す、スピンオフみたいなものですから(白目)

「作戦はこれがいいんじゃないのかい?」


「んー、それよりここをこうした方がいいと思うですの!」


「ならここをこう変えて更にこうすれば中々いいんじゃないでしょうか?」


何時もの魔王城。しかし今日は何処か真面目な雰囲気になっています。みんな大好き作戦参謀のレオ君、ミュウちゃん、ヴァミリーさん達の所為です。


「おおっ!これはいいんじゃないか?魔王様にいきなり今度人間領域に攻め込むから作戦考えてと言われた時は驚いたけど、これなら上手くいきそうだ!」


「ですのですのー!」


参謀補佐のMr.抜かりの無い男ヴァミリーさんと超絶美幼女ミュウちゃんは声を揃えてはしゃぎます。(ヴァミリーさん)とはしゃぐ(ミュウちゃん)のような絵面で大変和みます。そしてそれを傍から慈愛の目で見つめる参謀長の不死賢者(エルダー・リッチ)の|お父さん(レオ君)。微笑ましい家族の団欒です。だがこの魔王城で平和な和みなどありません。


バーン!!


豪快な音を立てて扉が開かれました。


「ちょ、レオいる!?」


入って来たのはみんなご存知魔王ネル様です。服が乱れているところを見るとネル様はどなたかとお楽しみだったようですね。


「はいはい、どうしました魔王様?」


だがこんなのは日常茶飯事。レオ君の対応は非常に冷静です。


「スオウがマジで龍に八つ裂きにされて帰って来た!」


なんという事でしょう。あのドSにして毒舌なスオウさんが八つ裂きにされてしまったそうです。


「あの馬鹿、高位龍の所へ突撃しやがったんだと!」


山の主とは魔王城の背後に聳える数万メートル級の霊山です。住んでいる種族はほぼ「竜/龍」系統で、その中でも更に高位の上位種と言う化け物達です。魔王軍でも彼等を相手にタイマンで勝てるのはネル様と四天王の四人とサクラさんだけですので、半端ないですね。


流石は四天王。幻腐食鬼(ファントムグール)不死鳥帝(エンペラーフェニックス)猪帝王(ブルオークキング)無音薄影(サイレンシャドウ)もどれもこれもかつて世界に災害を齎したとされる種ですね。特に無音薄影は人々の存在自体をを希薄にさせてしまうなど非常に恐ろしい種です。エックスさんも強いんですよ。影薄いけど。


流石は魔王様。こんなのでもネル様は一応魔王様なのですね。

触手粘液大悪魔(テンタクル・スライム)は四天王の種族が起こした災害を遥かに超える天災を起こしたと伝わる伝説中の伝説の魔物ですが、実はその天災を起こした触手粘液大悪魔は魔王様本人だったりします。その時何があったかはまたいつか語るとして、取り敢えず言うとネル様は本当に凄いのです。アホだけど。アホだけど。←大事な事なので二回言いました。


サクラさん?彼女はタイマンどころか多対一でも余裕で勝ちます。鏡影(ドッペルゲンガー)とは一体なんなのでしょうね。どの文献を漁っても鏡影種は直接的戦闘能力はほぼ皆無である書かれています。それは原初鏡影(オリジン・ゲンガー)でも同じなはずなのですが、サクラさんは何故か途轍もなく強いです。


「スオウさんがですか。何やってるですかねあの人は」


レオ君は溜め息を吐きました。よく、溜め息を吐くと幸せが逃げると言いますが、この魔王城にいると静かであることですら幸せな事なので幸せの価値は非常に低いです。


「取り敢えず治してやってくれ!」


「分かりました。ヴァミリー、ミュウ、お前達も手伝いなさい」


「了解した」


「はーい♪」


レオ君達は早足になるネル様に着いて行き、スオウさんがいる場所へと向かって行った。


***


「あ”あ”ボロボロなんじゃー!」


魔王城の救護室。基本的に魔王様が運ばれるこの場所には、今は一人の青年がいた。燃える炎のようなオレンジがかった髪に、全てを見通していそうな黄金の双眸を持つこの青年こそ、魔王軍四天王が一人不死鳥帝のスオウさんです。彼は昨日、ネル様を散々と辛かった後に「竜/龍」種と遊んで来ると言って霊山へと向かっていったのですが、どうやらそこでうっかり高位龍の住処へと近付いてしまい、撃墜されたそうです。

因みにさっきから竜やら龍とか言ってますが、強さを比べると、最高位竜<<<低位龍なので、その二つ上の高位龍と出会ってしまったスオウさんはどんまいとしか言えませんね。一応彼も低位の龍種に匹敵する強さを持つ不死鳥種の高位種ですが、高位不死鳥種/低位龍種<<中位龍種<<高位龍種なので同じ高位種でも龍種には勝てません。壁四つの差は大きいです。


「おやおや、これは手酷く殺られて。ですが治すのは容易ですな」


レオ君は纏っていたローブの中から神秘的な形状をした白杖を取り出しました。禍々しいアンデッドの癖に何神々しい杖を持ってるだよ!?っとツッコミたいですが、それはイメージの問題であって、性能は良いのです。


「『白女神の癒し(ゴッデス・ヒール)』」


レオ君が唱えると心地の良い光がスオウさんを優しく包み込み、みるみるうちに傷を塞いで行く。魔王軍一の回復魔法の使い手の回復魔法は実に強力ですね。こんな回復魔法を使える人が何故アンデッドなのでしょうか。


「これで大丈夫ですね。スオウさん、今後はもう少し考えて行動してくださいね。ヴァミリー、ミュウ、後は頼みますよ」


「うぅ、面目無い……」


レオ君が優しく微笑みながら言うと、あのスオウさんが珍しく素直に非を認めました。恐るべし優しいお父さんオーラ!


「じゃあ運ぶぞー」


「ですのー♪」


ヴァミリーさんとミュウちゃんはスオウさんを連れて外へと出て行きました。


ここで少しさっきの魔法の説明をしておきましょう。

白女神の癒し(ゴッデス・ヒール)は、最高位回復魔法の一つであり、細胞を超活性させ、傷を塞ぐと言うものです。この原理は他の回復魔法でも同じなのですが、白女神の癒しは死んでさえいなければどんな状態でも回復させられるという非常に強力なものです。何故アンデッドの癖にそんな高位の回復魔法を!?お前ら普通は回復魔法が弱点だろっ!ってツッコミも無しでお願いします。出来るから出来るんです。

しかしこの強力な魔法には一つの大きな欠点がありしました。それは……


「うわぁぁぁ!?なんだこれっ!?」


おやおや、丁度スオウさんの悲鳴が聞こえて来ましたね。少し覗いて見ましょう。


「落ち着けスオウ殿!これはレオの魔法の弊害だ!すぐ戻すから落ち着け……ってこら!室内で火を吹くな!」


「お兄ちゃんの回復魔法は凄いけど、代わりにこんなになってしまうですのー」


そこには火を撒き散らしなが暴れる毛ダルマがいました。あれがスオウさんです。


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「もううるさいですの!『硬直の月眼(ルナティックアイ)』」


「落ち着けって!『魔狼の遠吠え(ハウリングウルフ)』」


暴れ回るスオウさんをミュウちゃんとヴァミリーさんが拘束系特技で押さえます。ドSのスオウさんは受けに回ると一瞬でパニックになるみたいですね。

二人は動きの止まったスオウさんに近付くと、何処に持っていたのか、バリカンやらハサミやらを取り出して動けないでいるスオウさんの毛を切って行きます。このペースなら30分もしないで元のスオウさんに戻れそうですね。ではレオ君の方へと戻りましょう。


「いやー助かったよレオ。まさかあいつが本当に龍種に襲われるとは思わなかったよ」


「いえいえ、こんな事で良いのなら幾らでもお助けしますよ」


どうやらこの二人はスオウさんの悲鳴に一切の関心を寄せずに話しているみたいですね。白女神の癒しの弊害を知ってるレオ君はともかく、ネル様までとは薄情ですね。まぁ傷だらけの状態で帰って来たスオウさんを助けて欲しいと直接言いに来たのだから


「して魔王様、サクラさんはどちらへ?何時もは貴方の側にいるじゃないですか」


レオ君は辺りを見回して、普段なら絶対いるだろう人物の存在を探すが、その姿は何処にも無い。


「あー、サクラなー。あいつ、スオウがボロボロになった理由を聞いた後で何処か行った」


ネル様がそう答えたまさにその直後!


ズトーーーーン!!


何か巨大な物体がぶつかる音が鳴り響いた。


「な、なんだぁ!?」


慌てて外に出ると、そこには見上げるばかりの巨大な龍がいた。大きさは多分200メートルはあるだろうか。


「や、山に住む最高位龍種の一体、銀河龍帝王(ギャラクシー・ドラゴンキング)!?なんでここに!?」


深淵のような漆黒の鱗に夜空の星々を彷彿させる輝きを放つ巨大な龍は、鋭い目線を出て来たネル様と物音と巨影に気付いて集まってきた魔王軍達へと送る。


(まさかスオウを追ってきたのか!?)


視線が交わりあった瞬間、ネルの背中に薄ら寒いものが走った。


(これは、久々に本気でやるか?)


魔王ネルは普段は抑えている巨大な魔力解放し、臨戦態勢を取る。そしていざ仕掛けようとしたその瞬間ーー


「ごめんなさーい!!」


銀河龍帝王は大気を震わせる大声で叫び、ネル様達へと頭を下げました。


「「「「「えっ?」」」」」


銀河龍帝王の唐突な謝罪に魔王軍の面々は言葉を失くす。


「いや、ほんとマジすんません。うちの息子がお宅のお仲間を撃墜させてしまいまして、親として謝罪します。だからあの、この人何とかしてください」


口早に言う銀河龍帝王の頭の上には何やら影のようなものがあった。そしてその影がぐにゃりと歪むと、なんとそこにはいつもの見慣れたサクラさんの姿が!


「まったく、躾がなってないですね!約束通り貴方の息子さんは我々がお預かりしますからね!」


「はい、はい、そりゃ勿論。馬鹿な息子ですがよろしくお願いいたします」


サクラさんはぴょんと銀河龍帝王の上←(高度約200メートル)から飛び降りると、ネル様達の横へと華麗に降り立った。片手に20メートルくらいの小柄な龍を掴んで……って、はい?


「魔王様、サクラただいま戻りました。これ|お土産(戦利品)です」


「痛い痛い!」


龍君は必死に暴れているが、明らかな体格差があるはずのサクラさんの手から抜け出せません。サクラさんは気にせず話します。


「この子がスオウさんを落としたのでお仕置きとして魔王軍で引き取る事にしました」


「「「「「はぁ!?」」」」」


みんなの心は一つになりました。当然ですね。


「ほら名前を名乗りなさい」


「痛い痛いって!分かったから!俺の名前はカイハだ!」


「はい、銀河龍帝王の息子のカイハ君です。これからみんなで面倒見てあげましょうね」


サクラさんはそう言って笑顔を浮かべます。


「と、取り敢えず解散……(震え声)」


「「「「「うぃっす……」」」」」


今日の魔王城は平和ではありませんでした (笑)

ゴーストライター?

サボり?

もう寝る君のライフは0よ!!


私が書いたのが少ないというかまだ無い理由として

書いてくれてる人というか今回の変態魔王軍に参加してる人は実はかなりいるのです。 (7人はいるんじゃ。書いてなくても纏め表みたいな支援をしてくれる人もいます)


そこで私は投稿する&グループのまとめ役(置物的存在。夜桜様のハイスペック振りがやばいのです)


なので私はそれぞれから送られてくるキャラ紹介を

魔王様と絡ませる閑話のような形で書いてます。

ですが...閑話って最初から入れていいのでしょうか?しかもまだ最初しか登場していないキャラなどの過去編など。。。

ちゃんと2話は作成したのですよ。。。本当ですよ。。。

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