表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

2.5話 蝙蝠さんの性癖は1にエルフ2にエルフ3.4もエルフで5にエルフ

今回のお話は

黒夜叉69様が執筆されたお話です。

マイページを貼っておきます♪

http://mypage.syosetu.com/767123/




書ける人は自分の特徴的な話を書いてくれるので、これからもいろんな人が書いて行きます!!作者陣が楽しい作品になってますね(笑)

なお、本筋を夜桜様が書いてくれてますので

1度そちらで編集があったあとに

最後に私が誤字脱字チェック(節穴)

などしてます。






バサ バサ バサ


魔王城より少し離れた薄暗い森の中一人の男が家路にと急いでいた・・・


「魔王様達は今頃はお楽しみ中だろうからおれも早く帰って楽しみますかw」


男はそう言うと羽を大きく羽ばたかせスピードを上げた!


見た目は人種のそれとあまり変わらないが腕は蝙蝠の羽・口には鋭い牙が生えている。

しかしその姿はあくまで擬態で実際は黄金にも見える黄色の体毛に覆われる強欲吸血蝙蝠グリードヴァンピィである。


しばらくして男の家が見えてきた。


「お帰りなさいませ!クロクさま!」


家に着くなりそう声を掛けてきたのはなんともその家には不釣り合いなほど上品な執事風の老人だった!


「おい!何度も言うがここではクロだ!今はあくまで魔王軍の一兵卒クロだ。気を付けてくれ・・」


ときつめに注意し外を伺う・・・


「誰も・・・いないな・・・何処に何者かが潜んでいるかわからないんだ!素性がバレるような発言は気を付けてくれ・・・」


「承知致しました!クロ・・様。」


「・・・わざと・・か?まあいい!客は来なかったか?」


「はい!いつもの奴隷商と定期便のみでございます。」


「おお!新しいのが来たか!見に行く!」


男は嬉々として地下へと降りていった。


地下は家とは比べ物にならないほど広くまるで昼と見間違うほど明るい!

そこには無数の部屋があり家具などは贅を尽くした物ばかりだ・・・

しかし各部屋には外から鍵が掛かり中からは開かないようになっている・・まるで豪華な牢のように・・・


ギィィ


「ひっ!」


部屋の扉を開けると数人のエルフがびくっと身を竦ませ怯えた顔でこちらをみてくる。


「やあ!皆さんこんばんわ!俺はクロと申します!怯えることはありません!」


クロはさも当たり前のようなトーンでエルフ達に語り掛ける。


「貴方たちは奴隷として私に売られましたが私は貴方達を奴隷として扱う気はありません!家族として受け入れまーす!」


エルフ達はしばらくキョトーンとしていたが次第にざわめき出し一人が問いかけてきた。


「それは私たちが貴方の妾になるということですか?」


「いいえ!私は貴方達に性的な事を一切強要しませんし衣食住の保証もします!文字通り「家族」です!」


エルフ達は男の話を聞き困惑しながらもどこか安堵したような表情を浮かべた。


「ならば私たちを開放して頂けませんか?」


気の強そうなエルフがクロに向かってそう言ってきた。


「申し訳ないがそれはできません。」

クロはそう答えると話を続けた。


「今貴方達は魔王軍の領地内います!そんな所に開放すれば捕まり何をされるかわかりません!うちには他にも「家族」となった方々がいます。

万が一その方々の事がバレたらどうなるかはわかりますね?」


エルフ達はしばらく考えていたが他の者にまで迷惑が掛るならと渋々納得していった。


話が終わりに差し掛かった頃


コンコン


「クロ様 お話は終わりましたでしょうか?」


扉が開きメイド服を着たダークエルフが入ってきた。


ざわざわ


一瞬エルフ達が殺気立った!


しまった!エルフとダークエルフは伝統的に仲が悪かった!


「皆さん!一つ言い忘れました!うちでは種族による差別は禁止しています!因みにこれを破った者は・・・」


ここで擬態を解いて見せる・・・


「ひっ!」

また悲鳴が上がる・・・毎回悲鳴上げられて実は傷ついてるんだけどなぁ


「わかりましたね?」


エルフ達は首を上下に振り深く頷いた。


「では皆さんこのストラの話をしっかり聞いて仲良く暮らしてください!」


そしてクロは部屋を出る間際に


「あ!そうそう もう一つ言い忘れてました・・私の名前はクロと申します!ちなみに魔王軍第三部隊に所属してますww」


そう言い終わるとニコニコしながら部屋を後にした。


地下から戻ると執事風の老人・・アスクが話しかけてきた。


「偽善のお時間はおわりましたか?」


「ああ!あれでもう逆らわないだろう。なんたって「家族」になったんだから、な」


クロはニヤリと歪に笑う。今まで行っていた一見人助けにも見える行動は全て策の一つとして毎回行われることだった。

奴隷達に助けて貰ったという「恩」を芽生えさせ

逃げ出せば皆に迷惑をかけるという「責任」を植え付け

みんなで生活をさせ「情」で家族という鎖で縛る


これはクロの常套手段だった。

なぜこんな面倒な事をするのかと聞かれたことがある。

クロはその答えとして

「身体だけ手に入れてもつまらんだろ?心を手に入れればおのずと身体も手に入る・・強欲とはそいつの全てを手に入れてこそ満たされるw」

こう言い切った!


そしてクロは自分の欲には忠実だ!

今も魔王軍にいる理由も魔王軍にいればエルフや他のまだ見ぬ種族を手に入れやすいからだ。

実際配属先は自分から配属を希望し他種族捕獲部隊に所属し気に入った種族がいれば捕獲数を誤魔化し自分の家に「家族」として囲っている。

魔王や四天王達はこの事にもちろん気付いているが「まぁしょうがないだろww」と黙認しているw


そしてクロは今日も魔王の無茶ぶりにも笑って答える。

なぜならクロは強欲だから

強欲ゆえに欲を満たしてくれる相手には忠実に従う。


魔王が・・クロの欲を満たせなくなるその日まで・・・

私も書いてますよ^^;

ただ、私は纏め作業が多くなりそうなので閑話を書いてます。一応、1話は執筆終わりました(;´・ω・)


閑話なのでみんなの話が詰まったときに投稿かなー?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ