昨夜はお楽しみでしたね(ニッコリ)
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今回の作品は夜桜様が書いてくれた作品です。
マイページを貼っておきます。
「さて世界征服をする事にしたはいいけど、何をすればいいんだろうか」
「アッ、イヤ、そこはらめぇ///」
魔王ネルは自前の触手をサクラ(男ver)に絡めながらそう愚痴っている。
ぬるぬるぬる。
サクラさんは恍惚の表情です。
「魔王様ーって、これは失礼、取り込み中でしたかな」
そんな時に魔王の寝室に入場して来たのは赤い髪に赤い瞳を持つ少年。赤死馬のラサース君です。仮にも魔王の寝室へノックも無く堂々と入って来るのは流石の魔王軍クオリティですね。
「まぁいいや、魔王様私はちょっと外行って来ますねー。魔王様が世界征服するとか言ってるんで取り敢えず人間達の住んでる領域行ってきますわ」
「ん、行ってらー。そりゃ、ここがええのか?ここがええのか?」
「アッ、そこ!そこぉ///!」
魔王様は触手を武器に戦う触手戦士、触手粘液大悪魔なので仕方ありません。触手粘液大悪魔とはこの魔界と呼ばれる領域で最も古くから存在する栄えある種なので決して卑猥ではありません。ネル様の使い方が悪いのです。
「はーい♪と、思ったんですけど私もなんか興奮して来たので参戦しますぞ♪出発は明日の朝でいいや」
そう言ってラサース君は駆け出しました。ここで忘れちゃ行けないのがラサース君の種族。赤死馬は瞬発力が驚異的に高い種族です。そんな彼が勢い良く魔王様目掛けて飛んで行ったのです、さてどうなるか。
「え、ちょ、待っ……ギャーーーーっ!!」
ドカーン!
およそ人が出せる音ではありませんが、ラサース君は人型を取っているものの、本来の姿はめちゃくちゃ禍々しい5メートル近い巨大馬です。車より巨大な物体が縮地よろしく飛びかかって来たら例え魔王様でもただでは済みません。
「もう!いいとこだったのに!」
原初鏡影のサクラさん(君?)は即座に姿を変えて最硬度アダマンタイトの体になり、それをやり過ごしましたが、今の今までサクラさんの体を貪ってた魔王様には防御手段がありません。見事吹き飛んで行きました。
「魔王様、しっかりしてください」
サクラさんは自身の姿を巨大な穴に変形させて魔王様を受け止めます。ホールインワン!
「\アッー♂/」
その際しっかりと感じているサクラさんは流石としか言えませんね。
原初鏡影のサクラさんは普通の鏡影と違い、姿を人型だけでなく先ほどの穴と言った無形の物までと自由自在に変えられます。まさに万能!
「ハァハァ、そう言えば魔王様といたすのはかなり久しぶりですな」
ラサース君が迫って来ます。見た目15歳のラサース君人間形態が目を血走らせてハァハァ迫って来るのは中々恐怖を感じます。ですがネル様はそんな変態共を従える変態魔王です。近付いて来るラサース君に一切物怖じしません。
「いや、ちょ、これは流石に……」
物怖じしないったらしないんです。
「だから待っt……」
しないんです!
「何をぶつぶつ言ってるんですか魔王様?それより早くこの迸る熱いパトスを納めてください」
「えっ、うそ、まだ心の準備が……\アッーーー!/」
拝見、ラサース君のお父様お母様へ。
ラサース君の息子さんはとても大きくなりました。
「あらあら、魔王様ったらあんな喜んで。まだ満足してないし、仕方ないから私は女性型にでもなってレオ君でも食べて来ようかしら」
そして響き渡る嬌声と肉を叩きつけるような生々しい音。そんな中サクラさんは目が飛び出る程美しい女性の姿になって一人不敵な笑みを浮かべて魔王の寝室を後にする。
翌朝、参謀長であるレオ君の部屋からは何かを搾り取られたような姿となった参謀長レオと、何故かツヤツヤな美女が。
ネル様の部屋からはボロボロになった魔王様と何処か満足気にしているラサース君が発見されたとさ。
***
「では行って来ますぞ、魔王様 (ツヤツヤ)」
「うん、行ってらっしゃい……(げっそり)」
「魔王様、部下の出陣ですよ?もっと明るくしてください(ツヤツヤ)」
「魔王様、サクラさんの相手をもっと頑張ってください……(げっそり)」
同日昼。ツヤツヤしたラサース君を同じくツヤツヤしたサクラさんとげっそりしたネル様&レオ君が見送った。他にもスオウさんやグルさん、ナニワさんと言った魔王軍四天王の面々がも一緒に見送っている。彼らの顔は一様に魔王様達の様子を見てああ、なるほどと納得気な顔になる。いや、スオウさんだけはゲラゲラ笑っている。相変わらずのドSっぷり。
「あの、僕もいるけど……」
あ、いたんですねエックスさん。
「ふんふん……ほぉ!つまりこうすればいいのか!」
マグラさん、貴方は何をしに来てるんでしょうか。せめて最低限隠す努力くらいしてくださいそのエ○本。
そしてこんなカオスな面々に見送られたラサース君は、その姿を本来の赤死馬に変えて一瞬のうちに彼等の視界から消え去った。
「あっ、あいつゴム忘れてる」
「「「「「あっ……」」」」」
誰かがそう呟き、一斉に世界が凍り付く。
赤死馬のラサース。
魔王軍随一の素早さを誇る。その性格は残虐で、捕まえられて来た他種族を調教する事に悦びを得る。しかし、その反面、取り敢えず生きの良いのがいると襲ってしまう万年発情馬。魔族と人族では生態が違うので万年発情馬の彼には彼サイズのゴムが必須なのだ。
「ま、いっか大丈夫だろ、ラサースだし」
「「「「「せやな!」」」」」
こうして魔王軍の1日は過ぎて行く。さてさて、これから彼等はどうなるのやら(笑)
「ひゃっはー!魔王軍独立拷問部隊ラサース参る!って、うおわぁ!?何か踏んだ!?これ地龍の糞じゃん!でっけぇ!」
本当に心配です……(-。-;
え?私が書いてないのになんで私が投稿してるんだって?
い、いやタイトルとかつけてますよ。それに前書き後書きも。私はしつこい前書き後書きの人ですから(震え声)
だから細かいことを気にしてはいけない。いいね?