腐女子さんには、彼氏が出来ました。
奈々目線でのスタートです。
「お、これはかなり可愛く描けた。。!!」
赤城奈々は勉強中の落書きにそんな一言を漏らしたのであった。
彼女のノートに描かれていたのは、
紛れもなく、『受け』の男子であった。
しかも、その男子のモデルはクラスメイト。
私、赤城奈々(中学一年生)は、紛れもない、世間でいう『腐女子』なのであった。
◆◆◆◆◆
そんな私だけども、学校の昼休みに、男子からの呼び出しがあった。
まあ立花っていうそれなりに仲の良い男子だ。
それで立花の所に言ったら、立花はこの一言を口にした。
「好きです。付き合ってください。」
「。。。は?」
。。意味がわからん。
ポカーンとしていた中、その後なんとか正気を取り戻したんだかしてないんだか、
とりあえずこれははめられてるんだ、結局違いましたのオチだ、
こんなクソオタがモテるわけない、それに、
「立花、お前は神田大樹と付き合えば良いと思うよ。良いカプだと思うよ」
あ、あれ、なんか本音口にしちゃった。
そう思った途端、目の前から飛んできたのは豪速球のアッパーであった。
「ごふぅぅぅっっっ!?何すんだ!!何?お前今私のこと好きっつっただろが!!好きな女子にこんなアッパーカットなんてして良いとでもおもってんのかバーカ!!」
「真面目に告白した奴にそういうバカな返事する女子が居るか。次腹パンいくか?」
「何言ってんだ!私は大真面目に立花が神田と付き合って神立とか可愛いだろうなって思っただけだぐはぁっっ!!もう腹パン?!ひっどくね!?」
「酷くねぇ。んでな、」
立花は咳払いをして赤面しながら言った。
「。。赤城、俺と付き合ってくれるか。。?」
「。。ツンデレや。。可愛い。」
「はっ。。!?可愛くねーし!!」
「いやそれが可愛いんだってー!いいよー!可愛いから付き合ってやるようー!」
「えっ本当に。。!?ってちょっ、抱きしめんな、苦しっ、ってか恥ずかしいし!!」
こうして、腐女子さんには、彼氏が出来ました。
正に次回から本気出すって感じです。
もう次回から作者の妄想がだだもれです。
でも大丈夫、別に私重症じゃないからそんなに刺激的な描写は出てきません。




