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J-Guns!  作者: オタリックス
大海原の木の葉と銃弾
33/38

ちょっと船を調べさせて

「明日から実技だ、休息をしっかり取るように」

講師が教壇から降りながら言う。

「はー、終わった」

皆机に突っ伏す。

「実技ってなにするんだっけ」

宮崎が突っ伏しながら言う。

「座学でやったことの実践。護衛艦と民間船舶でやるらしいぞ」

護衛艦いかづちに搭載された特別機動船を使い、臨検の実技訓練をする。その後、水中スクーターを使用した水中浸透と、船上での近接戦闘を実際の民間船舶を使って訓練をすることになっていた。

「もうすぐ飯だな…」

そう言いながら片木がむくりと立ち上がって部屋から出ていった。

「とりあえず明日に備えよう」


翌日

いかづちの左舷中央から特別機動船が海面に下ろされる。

「これより臨検訓練を開始する」

スロートマイクを押さえながら連絡する。この訓練はいかづちを民間船舶に見立てて臨検の訓練をする予定になっていた。

『了解』

短く返答が来る。

特別機動船は操縦手の操作の通り水面を滑る。

「目標船舶に接近、装備を確認」

ホルスターに入れていた9㎜拳銃に弾倉を入れ、スライドを引き弾薬を装填。デコックしてホルスターに戻す。

「接舷します!」

「了解!」

いかづちが縄ばしごをこちらに下ろす。それを掴み、いかづちに乗り込む。ホルスターから9㎜拳銃を抜き、周囲を警戒する。

「艦橋に移動する」

艦橋に進入、中にいる乗組員全員にボディチェックする。

「異常なし」

最後のボディチェックが終わる。

「こちら第一一強襲隊、乗組員全員のチェックを終了。異常なし」

『了解した、撤収せよ』

艦橋から特別機動船に移乗、いかづちから離れて訓練が終了した。

クレーンで特別機動船を引き揚げ、東山の班と交代する。海面に下ろされた特別機動船が水上を滑って離れていくを見ながら無線機の周波数を訓練で使用する周波数に変更した。

『これより臨検訓練を開始する』

やがて、こちらに向かってくる特別機動船が見えた。

『前方を航行中の船舶に告ぐ。こちらは…』

「横付けしたら縄ばしごを下ろせ」

特別機動船が横付けし、東山の班が縄ばしごを昇ってくる。

「こちら第一二強襲隊、対象の船舶に移乗」

そのまま艦橋に走り去った。

数分後、縄ばしごを降りていかづちから離れていき、訓練は終了。こちらに戻ってきた。

その後、様々なシチュエーションを想定しながら訓練は続けられた。

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