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J-Guns!  作者: オタリックス
悪にはそれ相応の罰を
31/38

防人よ

「自国の旗を守るのが恥ずかしいなら、他を探せばよい。」 ― 不詳

「いいのか、飛び降りると俺は死ぬぞ!」

柵に手をかけた格好でこちらを向く。

「バカ言うな。お前にはやってもらうことがまだあるんだからな!」

「うるさい、無能政府の犬に捕まるぐらいなら飛び降りてやる!だから近づくな!」

無線のスイッチを入れ、状況を知らせる。

「こちら第一一強襲隊、機動隊聞こえるか」

『こちら機動隊、聞こえる』

「こちら第一一強襲隊、TMを屋上にて発見。飛び降りをしようと転落防止柵に手をかけている状態だ。そこの盾、どいてくれ」

腰のダンプポーチから黄色いテイザーガンを取り出す。

「なんだそれは、そんなにおもちゃなんか怖くないぞ!」

TMはテイザーガンをおもちゃだと勘違いしている。そんなTMに向かってテイザーガンを構える。

「今すぐ柵から離れろ、離れないと痛い目に合うぞ!」

盾の間を通ってTMに近づく。

「うるさい、こっちに来るな!」

怒鳴り声を上げて抵抗をしている。

テイザーガンの安全装置を解除する。

「最後の警告だ、今すぐ柵から離れろ!」

チュイーン

一段階テイザーガンの引き金を引き、電圧を高める。

「こっちに来るな、来るな!」

パン!チチチチチチチ

「あっ、ああああああ!」

引き金を引ききると、テイザーガンから飛び出した針がTMに刺さり、高電圧の電気が流れる。

「確保、確保ー!」

一斉にTMを取り押さえる。

『TMの逮捕を確認、護送車に乗せろ』

後ろ手に手錠を掛けられたTMがこちらを向き、叫ぶ。

「先の大戦でアジアを侵略して迷惑をかけた癖に、まだ侵略をしようとする政府を変えようとしただけだぞ、憲法違反の犬め!」

よくわからない言葉を発しながら護送車に連れていかれていった。

「こちら第一一強襲隊、機動隊聞こえるか」

ヘッドセットのマイクに向かって連絡をする。

『こちら機動隊、どうした』

「これより強襲隊は残存している抵抗者を確保する、以上」

まだ銃声が辺りに響いている。

「第一一強襲隊01、02、03は騎銃を使用、残りの04、05、06はテイザーガンを使用してできるだけ抵抗者を確保すること」

「第一二強襲隊01、02、03は騎銃、04、05、06はテイザーガンだ」

屋上から階下に移動するために階段を降りる。

降りた先に一人の男性が立っていた。こちらに気がついたようでこちらを振り向く。

「動くな!」

銃を向けると両手を挙げ、降参のポーズをとった。

すかさず手信号で後続に拘束することを伝える。

「壁に手をつけろ」

そのまま身体検査をし、両腕を後ろに回して拘束する。

「他にも仲間はいるか?」

「いる、まだ数人いる」

そのとき、近くの扉から一人飛び出てきた。

「ウオオオ!」

パン!チチチチチチチ

すぐさま涼香が反応し、テイザーガンを発射する。

「ウガァァァァ!」

電気で倒れたところをすぐに拘束する。

「こちら第一一強襲隊、屋上から降りてすぐのところで二名を拘束、繰り返す、二名拘束」

『了解、応援を送る』

盾を持った機動隊員がすぐに来た。

「拘束者二名、うち一人はテイザーガンを使用」

「了解、拘束を確認。捜索を続けてください」

機動隊員と拘束した二人はすぐに階下に消えた。

手信号でこの階の捜索を続けることを伝える。涼香がテイザーガンのカートリッジを取り替えたのを確認し、捜索を再開する。

カチャリ…ダダダダダン!

突然廊下の突き当たりのドアが少し空き、自動小銃のめくら撃ちをくらう。

パパパン!パパパン!

三点制限点射でドアを撃つ。

「ウグッ…」

89式騎銃から発射された弾頭はいとも簡単にドアを貫通し、後ろに隠れていた者を倒す。

「フラッシュバン!」

ドアに取りつき、中にフラッシュバンを投げ入れる。

バン!キイーン

ドアを開けて中に入る。

持ち変えたテイザーガンを構え、針を撃ち出す。

パン!チチチチチチチ

「アアアア!」

痛みに悶えている間に拘束をする。

「拘束よし」

拘束の確認をしたところに無線で連絡が入る。

『こちら機動隊、防衛省から強襲隊撤退命令が出た。かわりに機動隊を送る』

『こちら第一二強襲隊、了解した。捜索を終了し、機動隊と交代する』

「こちら第一一強襲隊、了解した。機動隊と交代する。強襲隊全員につぐ、交代後、現場より撤退する」

交代の機動隊と入れ替わり、地上階へ移動。停車していた軽装甲機動車に乗り込み、現場から離れる。

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