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J-Guns!  作者: オタリックス
悪にはそれ相応の罰を
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悪は滅びる

議事堂占拠事件から数日

市ヶ谷の防衛省で事件の経過、治安出動の規定に沿っていたか、違法性は無かったかなどを何度も説明していた。

「東山、お疲れさん。何度も説明するとは思わなかったな…」

「そうだな、ああでもしないと国民が納得するような発表ができないんだろう」

ちょうど市ヶ谷駐屯地に連絡に来ていた、独立作戦群第一飛行隊のV-22Jオスプレイに搭乗、浜松基地に今戻ってきたところだった。自分や東山以外の強襲隊は一足先に基地に帰っていった。

原隊復帰を伝えると、休暇が与えられた。しかし、書類をいくつか渡されたためにほとんど休むことが出来なかった。

その書類の中に事件でつかった特殊小銃についてのものもあった。これには"特に問題は無し。これからこの小銃の必要性は高まっていくだろう"としておいた。

翌日には書類を提出、訓練へ戻っていった。

特殊小銃は89式騎銃という名ですぐに制式化された。ベースは折曲銃床の89式小銃。

主な変更点は五点。

・銃身を短縮

・銃身の短縮による発火炎(マズルフラッシュ)抑制の為、大型の消炎器(フラッシュサプレッサー)および消音器を取り付け

・左方切替レバーの装着

・被筒にピカティニー規格のレイルを装着

・二脚、着剣ラグの廃止


二日後

独立作戦群第一班は第一一強襲隊として長野県のある街に来ていた。

その街には先日の議事堂占拠事件を指揮したとされるTMと秘匿名で呼ばれる人物が潜伏しているとの証言により、警察が強制捜査をすることとなった。武器を使用した抵抗が予想されるため、万が一の場合には強襲隊が武器を使用して抵抗を排除する。

二つの強襲隊は松本駐屯地から借りた軽装甲機動車の車内でバラクラバを被って待機していた。

「特殊小銃がすぐに制式化されて驚いたな」

「新小銃が決まるまでの繋ぎなんだろうな、この89式騎銃は」

『自衛隊の隊員聞こえますか』

無線がはいる。

「聞こえます、どうしましたか」

『あと五分で強制捜査を開始します。機動隊が防弾盾で突入しますが銃器による抵抗があった場合は要請を出しますのですぐに来てください』

「わかりました、待機を続けます」

問題の建物から少し離れている場所で待機をしている。

『時間だ、強制捜査を開始する。機動隊第一小隊前へ』

強制捜査が始まった

「各自装備のチェック、いつ要請がきてもいいようにな」

『こちら第一小隊、怪しげな行動をする人物がいる。警戒を続け…撃ってきた!』

ガガガガン!

「やつらお盛んだなぁ。AK47自動小銃だ」

銃座に座る宮崎が双眼鏡で様子を見ている。

「機動隊が負けじと放水で対抗してら」

『自衛隊員、今すぐ来てくれ!』

「了解、すぐに行く」

すぐさま軽装甲機動車のシフトをドライブに入れて機動隊のバス近くに向かい、停車する。

「機動隊の障害となるものを排除しろ、散開!」

軽装甲機動車から降り、89式騎銃の銃床を展開、弾倉を装着、槓桿を引いて弾薬を装填する。

『発砲者確認、中央建物二階の窓』

早速抵抗している者が見つかる。

「撃て!」

パパン!

『一人排除』

ガガガガン!

『こちら第一二強襲隊03、反撃を受けている』

『こちら第一二強襲隊01、反撃をしているやつはドラム缶の後ろだ』

バスの影から見ると銃を撃っている人影がちょうどドラム缶の裏に隠れるところだった。

「こちら第一一強襲隊01、確認した。排除する」

パパパン!

三点制限点射でドラム缶を撃つ。

ビシッ!

弾頭がドラム缶に命中、バラバラになるのがわかった。

『コンクリートだ、コンクリートがドラム缶に入っている!』

ドラム缶が防弾のバリケードになっていた。

『こちら機動隊だ。ドラム缶の裏に隠れているんだな?』

『そうだ。ドラム缶の中にはコンクリートが入れられていると思われる』

『了解した、待機せよ』

突然停車していた機動隊の特型遊撃車がドラム缶目掛けて発進した。

ブォォォン!ガッシャン!

特型遊撃車はドラム缶をなぎ倒しながら敷地へ入っていき、車体を建物に対して横に停車した。

『ドラム缶排除、繰り返すドラム缶排除!』

「あの車まで進め!行け行け!」

もう一台特型遊撃車が同じように敷地へ入っていき、強襲隊が隠れられる場所を増やしてくれた。

ドラム缶の裏に隠れていた人を遊撃車まで行く途中で拾い上げ、公務執行妨害とその他諸々で現行犯逮捕をする。

『前方に敵影無し、移動する』

建物に近づくと後ろから機動隊が敷地内へと移動し、遊撃車の影で待機している。

建物へと入るためにドア前に移動、背中に回していたM870にブリーチング弾を装填する。

「行くぞ!」

バン!ガシャン!バン!ガッシャン

蝶番に二発放ち、ドアを蹴る。ドアは倒れ、次々と強襲隊の面々が突入する。その列の最後尾についていきながらビーンバッグ弾をM870に装填する。

機動隊も後ろについて建物へ進入する。

「動くな!」

中にいる人に向かって叫ぶ。

「ウオォォォ!」

こちらに銃を持って向かってきた。

バン!ガッシャン

「ぐあぁぁ…」

「捕まえろ!」

ビーンバッグ弾が命中、痛みによりうずくまったところを拘束した。

『こちら第一二強襲隊、屋上にてTMを発見!』

「了解、すぐに向かう」

屋上へ向かうとTMが、第一二強襲隊と機動隊と対峙していた。

「動くな!」

機動隊が盾を構えながらじりじりと進む。

こちらが進むと同じように後ろに退くTM。

「クソ、お前らみたいな無能政府の犬に捕まってたまるか!」

そう言うとTMは屋上の端に向かい、柵に手をかける。

「来るな、それ以上来たら飛び降りるぞ!」

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