不意討ち
「よし…やれ」
カチリ
C4とFFVの起爆コントローラーを操作する。
ドドン!ガガガン!
「撃てー!」
パパパパパパン!
「司令部、こちら第一一強襲隊。第一二強襲隊とともに車列攻撃を開始した」
『了解した。まもなく救出が開始される』
暗視装置付き双眼鏡を覗く。
「先頭の装甲車輌、後続の輸送車五台の破壊を確認。残存車輌三台確認、そのうち二台が輸送車。東山!」
『こちら第一二強襲隊01、残存車輌のうち装甲車輌は撃破する。01式誘導弾発射!』
パシュン、シュパー!
すこし離れているところから必殺の誘導弾が放たれる。
ダーン!
『命中、命中。続いて次弾発射』
『こちらエスケーパ01、作戦区域上空にて旋回中』
「了解した。旋回を維持しろ」
タタタタタン!
敵が盛んに発砲してきている。
「第一一強襲隊に命令。発砲してくる敵兵を射殺せよ」
班員に短く伝える。ACRを構える。ACRには熱線映像装置付きスコープを取り付けている。
「教科書通りに伏せてるな」
タン!
隣の敵兵にも撃つ。
「二名排除」
ダーン!
『すべての車輌を撃破。残敵掃討に移る』
「了解、これより第一一強襲隊はヘリ着陸地点の掃討を開始する」
無線機にそう伝える。
『こちら第一一強襲隊02、近くにパトロール中の車輌がいた模様。こちらに接近中』
落合から新たな敵接近が知らされる。
「了解、300メートル以内に接近したら攻撃せよ」
スコープを覗いて車輌を見る。
「ハンヴィー?いや、猛士か」
米軍のハンヴィーに酷似した車輌。中国版ハンヴィーがこちらに向かってきている。
タタタタ!
『発砲してきた!』
ルーフ上の銃座に登載されている機関銃が火を吹く。
「クソ、エスケーパ01!上空から俺達を攻撃している車輌が見えるか?」
『確認した。敵味方識別を容易にするためにIRストロボをつけてくれ』
「了解、強襲隊全員に命令!IRストロボをつけろ!」
IRストロボをつける。
『あー、確認した。これより支援する』
ズビィィィィ!
光の線が猛士に当たり、爆発四散する。
「おぉう…ミニガンによる射撃か」
『半径200メートル以内に敵の姿無し。着陸する』
オスプレイが着陸、そして俺達を乗せて飛び立つ。
「作戦完了、お疲れ」
「東山もな」
『こちら司令部。捕虜救出も成功した』
「了解した。これより強襲隊は帰還する」




