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J-Guns!  作者: オタリックス
突然の訪問者
19/38

誰が為に銃を取る

基地に到着、柊が寝ている担架を持ち上げて運び込む。

「次の戦傷者か。どこをどうしたんだ?」

「肩を撃たれた。XStatをつかって応急処置をした。弾は貫通していない」

「よし、わかった。すぐに手術だ。処置室に運び込んでくれ、こっちだ」

医官に連れられて処置室に入り手術台に載せる。

「これより手術を行う。君達は外で待っていないさい」

処置室から半ば追い出される形で外にでる。

「さてと、報告だ。司令部に行かな、うおっ!」

子どもが目の前を駆け抜けて行く。

「ストーップ!」

それを米兵が追いかけて行く。

「なんだ?民間人も確保しているのか?」

「恐らくな」


「以上で報告を終わります」

戦闘の様子を報告する。

「御苦労さん。死者も数十人でている…早く戦闘が終息すればいいのだが…」

「質問があります。基地内で子どもを見ました。民間人の避難、保護もしているのでしょうか」

「その通りだ。それがどうかしたか?」

「民間人を建物の中で確認、会話をしました」

「なに、民間人と接触したのか」

「はい、女性と子どもがいました」

「ううむ…それは保護をしなくてはならないな。すまないが保護をしてきてくれないか?もちろんヘリをつかって」

「わかりました、すぐに出撃します」

司令部から出る。

「本当にするわけ?」

涼香が聞いてくる。

「不満か?ここで待機しててもいいんだぞ?」

「バカ言わないで。もちろん行くわ」

「よし、30分後ここに集合。補給のため解散!」


集合場所に着く。すでに雅人、涼香、宮崎と片木が待っていた。

「さあ、作戦を確認しよう。作戦内容は民間人の保護救出。場所はさっき逃げ込んだ建物内。内訳は女性一人と子どもが三人だったよな」

「ああ」

「敵がいたら被害が出ないように排除しろ。いいな?」

ここにいる全員が頷く。そしてヘリポートに移動し、ヘリに乗り込む。

「どこまで行けばいい?」

「えっと、場所は…ここだ」

ヘリパイに地図を見せる。

「了解だ!離陸する!」

「着いたらラペリングにて降下する。その後、合図したら乗り込めるようにしてくれ。民間人を乗せるからな」

「それも了解だ!本機のコールサインはデフター1-2だ」

情報を伝え、座席に座る。

「そういえば瑞生、M870を担いでどうした?」

今回の作戦に使うためM110の代わりにM870を借りてきた。ハンドガンも室内戦闘用にM&P9を持ってきた。

「借りたやつが使いやすかったんだよ」

『あとすこしで到着する!』

「よーし!戦闘準備、弾丸を装填しろ!」

M&P9にマガジンを入れ、スライドを引く。ACRにもマガジンを入れ、ハンドルを引く。M870はフォアエンドを引き一発を薬室に入れ、チューブに六発入れる。

『到着だ!』

ロープを下に落とし、降下する。全員が降下したのを確認するとデフター1-2は飛び去っていった。

「行くぞ」

雅人の肩を合図として叩き、建物内に侵入する。

「近接戦闘だ。気を付けろ」

階段を下る。そしてさっき会った階に到着する。

「×■◎▲~!」

「◎▲×!◎▲×!」

怒鳴り声が聴こえる。

「さっきの人達の他に誰かいるな…」

鏡を使い、中の様子を探る。

「人民開放軍だ… しゃがんでいるのが一人と銃を構えてる奴が一人。二人だけだ」

「突入して救出するしかないぞ」

「突入準備、しゃがんでいる奴はできるだけ確保しろ」

チューブマガジンから一発抜き、スラッグ弾に取り替えてフォアエンドを引いて薬室の弾をスラッグ弾にする。

「3数えたら突入。1、2、3、突入!」

ドン!ガシャン、ドン!

スラッグ弾を一発、駆け寄ってダブルオーを立っていた奴に撃ち込む。

「ドントムーブ!ドントムーブ!(動くな!動くな!)」

敵兵を倒し、顔を潰さないていどに踏みつける。後ろてに回し、ハンドカフで拘束する。

「デフター1-2、聴こえるか?女性一、子ども三と捕虜一名確保」

上空のヘリに連絡をする。

『了解した。搭載オーバーになってしまうため、別のヘリを手配する。オーバー』

「ヘリがくるが搭載オーバーになるそうだ。二つに分けよう」

「そうね、もちろん瑞生と落合はその民間人と一緒に乗って。私、宮崎と片木は後のヘリを乗り込むわ」

『こちらデフター1-2、まもなく到着する。屋上にて待機せよ』

『こちらデフター2-3、二機目のヘリだ』

「了解した。これより屋上に向かう。雅人、翻訳機でついてこいとやってくれ」

「わかった。ここからでます。ついてきてください」

『◎×◎×▲~』

女性が頷く。


バラララララ

「こっちだこっち!」

手招きをし、ヘリに乗り込む。転落防止のためサイドドアを閉める。

「こちらデフター1-2、これより基地に帰還する」

「この後どうするんだ?」

「引き渡して、強襲隊のミーティングだな」

「ミサイル!対空ミサイルだ!」

ドスン!

機体が揺さぶられる。

「機体の近くで爆発、燃料系統に異常」

「まだ行けるな!?」

「もちろんだ、絶対に基地まで届けてやるからな!」

10分後…

「ディスイズデフター1-2、アイアスクザランディングクリアランス(こちらデフター1-2、着陸許可を求める)」

無事に基地にたどり着くことができた。

『デフター1-2、ユアーヘリコプターイズリーキングザフューエル(デフター1-2、その機体から燃料が漏れている)』

「さっきのミサイルか…」

「救出作戦はこの親子を引き渡すまでだ。あの車輌だな」

ヘリが着陸、すぐに車輌が近寄ってくる。

「今回救出したのがその親子だな!」

「そうです!よろしくお願いいたします!」

「まかせておけ!」

車輌に親子が乗り込み走り出す。

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