歴史が動く
「ど、どうするの?」
「走れ!」
GM6を抱えて走り出す。
『こちら作戦司令部だ。まもなく89式装甲戦闘車改が到着する。コールサインはハッチャンだ』
「了解!」
クオォォォォン
「えっ?C-2…」
『こちらキャリー1だ。ハッチャンを投下する』
腹の中の89式装甲戦闘車改を降ろすため、低空飛行を開始した。
バサバサ!ズザザザザァァァァ
後部ランプからパラシュートが開きパレットが引っ張り出される。パレットの上には89式装甲戦闘車が…
『こちらハッチャン1だ。すぐに後部ドアを開き中に入れ』
後部ドアに駆け寄り、開く。
ドドドン!
「きゃっ…」
「柊!」
敵の25㎜機関砲弾が柊の足元をえぐった。すぐに柊を引っ張り上げてドアを閉める。
「いいぞ、出せ!」
『こちら雅人だ。作戦司令部よりMRAPの放棄を命じられた』
『ハッチャン了解。そちらに移動する』
雅人たちを拾い、基地に帰還した。その後、柊を部屋に寝かせて報告をしていたときだった。
「大変なことになったな…中国が即時撤退しろと言ってきた。撤退しないのならば敵と見なすとな」
「で、多国籍軍はどうするのですか?」
「治安維持のために我々は必要だとして拒否した」
「そうしたら攻撃を受けたという訳ですか…」
『独立作戦群第一大隊の諸君、我々は中国からの攻撃を受けた。さらにこのタジキスタンを蹂躙するという愚挙にでた。頭のいい諸君ならばわかると思うが多国籍軍はこれよりタジキスタンから中国人民開放軍を退ける!』
手違いにより設定などのデータを消去してしまいました。
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