表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
J-Guns!  作者: オタリックス
タジキスタンへ
11/38

一ヶ月、待機

特殊作戦群とデルタフォースの連絡からはや一ヶ月。なんの進展もなくカブール国際空港で過ごしていた。

イスラム連邦から開放し、通常の任務としてカブール市内の治安維持活動が舞い込んでいる。

そのために基地をバグラム空軍基地からカブール国際空港に変更したのだ。

「で?いまだに居場所を掴めてないのかよCIAは?」

「CIAとISA(情報支援活動隊)かな?他にもいるみたいだけどなかなか見つからないってすごいよね」

「そう言えばロシアでもテロがあったみたい。最初はチェチェンゲリラによるものとしていたのだけれどイスラム連邦の声明と、チェチェン独立派の声明によりイスラム連邦によるものとして断定したんだって」

「で、ロシアどんな風に動いているんだ?」

「もちろん、多国籍軍の一つとして行動することになったんだって」

『あー、聞こえますか隊長?』

無線機から呼び出しが。

「よく聞こえる。どうした」

『なぜかアフガンの隣国タジキスタンの首都、ドゥシャンベがイスラム連邦に占領されたみたいです。で、肝心なタジキスタン政府はクリャブに首都機能を移動したみたいです』

イスラム連邦は様々な国を攻撃してまわっているようだ。

「クリャブって確かロシアの第201軍事基地があるはずよ。それでそこに移動したのね」

「で、司令部はなんて?」

『タジキスタンのクロブ空港に移動しろと。交代の為に送った一個大隊をカブールの治安維持に回すみたいです』

「そうか、ありがとう」

『では、後で司令部まで来てください』

ここで無線が切れた。

「さっあ瑞生、司令部に行こうぜ」


「隊長、こんにちは」

敬礼をしてくる。

「こんにちは。で、クロブ空港はどうなっている?」

答礼をする。

「それなら…数日前に多国籍軍とロシアの工兵からクロブ空港の拡張と基地設営が終了したとの連絡が入りました。すでに米軍の一部の部隊もむこうの基地に移動しています。大体1日あれば独戦群二個大隊の輸送を終えることができるはずです」

「そうか…よし、今週中に移動しよう。浜松基地の輸送隊に連絡してくれ。軽装甲機動車も持っていきたいからな」

「ただ…戦車などは陸路で運ぶため、すこし時間がかかりますが…」

「独戦群第一輸送隊以外の他の輸送隊にも輸送機を出すように連絡してくれ」

「了解しました!」


5日後…

独立作戦群第一輸送隊のC-2二個小隊10機は第一、第二大隊の輸送を完了した。

「隊長、タジキスタンにようこそ!」

施設科の隊員が駆け寄ってきた。

「どっかで聞いたような気がするな…なんかのゲームの上官が言っていたような…」

クロブ空港は元の3倍の大きさに広がり、滑走路は拡張されていた。

「なかなか広いな」

「だな」

司令部に移動する。

「独立作戦群第一大隊一班、到着しました!」

「御苦労様です。突然ですが新たな作戦が立案されました」

作戦要項が書かれた紙を渡される

「どんな作戦だ?」

「はい、ここから自動車で150㎞、2時間15分ほどにあるヌレークダムに工兵を送る作戦みたいです。なんでもタジキスタンの電力のほとんどを賄っているダムも1980年の完成以来、老朽化が進んでいるので、その改修のためのようです」

「ヘリでは行けないの?」

「それが…一応多国籍軍の勢力下なのですが、時たま対空機銃などが設置されたテクニカルが来るようです。それも普通のトラックのように偽装して。作戦決行は明後日です」

「ちょっと待ってくれ。それだと軽装甲機動車が必要数届かないぞ」

「それなら米軍がハンヴィーを出してくれるようです。尚、カナダ、イギリス、フランスのほとんどが明々後日以降到着の予定なので、作戦には参加できません」

「まあ、やるしかない。この作戦要項によると第一小隊が出撃になるみたいだな。連絡を頼む」

「わかりました、連絡をします」

タジキスタンでの最初の作戦は車列を護衛することになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ