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2話 不治の病、【その名はロリコン】



 ―――夕食後・時刻は夜21時―――



「お嬢様、私はもう入浴を済ませたので今日はおひとりで入って下さいませ」

「えっ…………」


 はぅっ♡ お嬢様の仕草が、一つ一つ本当可愛いわね♡ そんな大きく目を見開いて……私と一緒に入りたいのね♪


「んん……1人は嫌じゃ」

「あらあら♡ お嬢様は甘えん坊さんですね♪」


 私の太腿にがっちりとしがみついて離れる気は無さそうですね。お嬢様にはお母様が必要だけど、そのお母様はもう……ならば、私がお嬢様のメイド兼お母様になれたら良いなぁ。例え、魔族や人間族を全て敵に回したとしても、私はこの命が許される限り、お嬢様の傍で寄り添うと決めています。


「何で先に入ったのじゃ……ぐずっ。妾と一緒に入るのじゃ!」

「分かりました。では、もう一度私も入るとしましょう」

「本当か!?」


 涙目になっていたお嬢様は、私が一緒にお風呂に入ると言った直後、大輪の花が咲いたかのように笑顔になりました。まる私の穢れた心が浄化されるかのようです♪


「うむ……あ、あれも用意するのじゃ」

「シャンプーハットですね。了解致しました。()()()()()()()()。目に泡が染みますよね〜()()()()()()()()

「何故3回も言う必要があるのじゃ!?」

「お嬢様、私はシャンプーハット良いと思いますよ? 素敵で……ぷっ」

「あぁ!? レーゼ、今笑いおったな!? ほほう〜風呂場でそのデカ乳揉んでやるのだ!」

「お嬢様、はしたないですよ?」


 はぁ……♡ 本当にお嬢様は愛らしい。私の胸の奥がキュンキュンと、ときめいてしまいそう♡ いえ、これはもしかしたら……私の中にある母性が覚醒し始めているのかもしれませんね。


「レーゼ早く行くのじゃ!」

「はい♪」

「ほれ、おてて繋ぐのじゃ! レーゼが転ばないように妾が手を握るのじゃ……はわわ!?」


 私の深層意識が、お嬢様を抱っこしなさいと訴えて来たので、思わずお嬢様を抱っこしてしまいました♪ お嬢様も恥ずかしがってはおりますが、満更でも無いご様子。このままお風呂場へと向かってしまいましょう♪






 ―――魔王城3階・お風呂場にて―――





「はい、お嬢様着きましたよ」

「うむ! ご苦労なのじゃ!」

「では脱ぎ脱ぎしましょうね」

「うむ!」


 私も服を脱いで、再び湯あみ支度をしています。つい先程入ったばかりですが、お嬢様に求められてしまったら断れる筈がありません。


「お嬢様、脱いだ服はちゃんと籠に……あらあら、パンツが床に」

「おお……レーゼのあそこは、もじゃもじゃなのじゃ! おっ〇いも大きいのぉ〜ミルク出そうじゃ!」

「お嬢様!? そんな大きな声で言わないで下さい!」

「ふんだ! 妖怪乳デカお化け〜レーゼは行き遅れ〜♪」

「ほほう?」


 やれやれ……お嬢様たら。後でしっかりと分からせ……教育しないとですね。元気なのは良い事ですが、魔王様の娘として、最低限の言葉遣いや礼節を身に付けて貰わなければ、お嬢様が将来恥を書くことになります。


「お嬢様、お風呂に入る前に頭と身体を洗いますよ?」

「てきとーに頼む!」

「それはなりません。レディとして、その発言は些か見逃せませんね」


 お嬢様はガサツな一面もあるので、お風呂に1人で入れば、きっと髪やお身体を洗うのも適当になってしまう事でしょう。


「私の膝の上にお座り下さいませ」

「うむ!」

「まずは髪の毛から洗いますからね〜」

「あれ? 妾のシャンプーハットは?」

「あ、すみません。忘れてました♪」

「なぬ!? ぜ、絶対わざとなのじゃ!」

「いえいえ、そんな事はありませんよ」


 少し強引ですが、こうでもしないとシャンプーハットを卒業する事は出来ません。私も大変心苦しくはありますが、これもお嬢様の為です。例えお嬢様に嫌われようともお嬢様の為に私は鬼でも修羅にでもなります。


「あう……」

「大丈夫です。しっかりと目を閉じれば問題ありませんから……はぁ……はぁ。力を抜いて下さいませ」

「ぐすんっ……や、優しくするのじゃ」


 うへへ……♡ それにしてもお嬢様の髪はお世辞抜きで美しい……これも私がしっかりとお手入れして差し上げた努力の賜物です♪ お嬢様を例えるならまだ原石の状態のダイヤだ。磨けば磨く程にその美しさは、より一層輝く事でしょう♪


「お嬢様、まだそんなに強く目を閉じる必要ありません。シャンプーからしますね♪」

「おめめ……痛いの嫌じゃ」

「はぅ♡ じゅるり……大丈夫ですからね〜うふふ♡」


 あらあら、珍しくお嬢様が大人しいですね。いつもは暴れるのに今日は借りて来た猫のように大人しい。そんな産まれたての子鹿みたいにプルプルと震えさせちゃって……じゅるり。私を誘って居るのでしょうか? 今はお風呂場で湯気で隠れて分かりませんが、私のあそこはもう見事な程に濡れております♡ あと少しの刺激があれば魔王城の庭にある噴水にも負けない程の物が出て来ちゃいそうです♡


 私、盗賊達や様々な殿方に強引に犯されてからは、もう身体が常に刺激を求めるようになってしまって居るのです。不埒かもしれないけど、あの太くて硬いあれが忘れられません。だけど、私の脳内では今激しく議論を行っている所です。今の私はお嬢様に性癖を歪められたせいで、小さな女の子や可愛いショタを見ると無性に興奮する体質になってしまったのです。この欲望を押さえる事は非常に難しい。


「んむ? レーゼ、どうしたのじゃ?」

「何でも御座いません」

「ふむ?」


 いつも1人でお風呂に入る時や1人で居る際は、最低3回は自慰行為をしているのですが、最近回数が増えて来て困っている所なのです。


「レーゼの胸モミモミしてやるのじゃ……ふわぁ、レーゼの胸の先が凄く硬いのじゃ」

「お嬢様やめ……」

「ほほう〜さてはここが弱点なのじゃな?」


 あぁ!! もう無理! お嬢様には主として、しっかりと責任を取って貰いますからね!


「レーゼ!? どうしたのじゃ! んぴゃ!?」

「お嬢様がイケナイのですよ? 私の心を弄ぶお嬢様にはこうです」

「んん!? れ、レーゼがご乱心なのじゃ!」


 あぁ……堪らないわねぇ♡ チュッ♡ お嬢様のまだ発展途中の小さなお胸。ぷるんとした唇も堪らないです♡ 白くて綺麗な赤ちゃん肌は、もう至宝!


「お、落ち着くのじゃ! んみゃあああ!?」

「お嬢様、素直に私に甘えても良いのですよ?」

「わ、妾は甘えん坊じゃ……無いもん」


 お、これはもう一押しで行けそうですね。口ではそう言いますが、お嬢様は私の身体にピタッと抱き着いていますね♡


「よしよし〜頬っぺたムニムニ♡」

「あわわ!? 無礼者!」

「じゃあ、やめます?」

「ふぇ?」


 お嬢様の【ふぇ】は、まさに国宝級。お嬢様はいつも私の心を掻き乱して来ます。


「ん」

「あらあら♡」

「こ、この事は皆には内緒なのじゃ……あ、あと。夜は一緒に妾と……お寝んねするのじゃ」

「はい♪」


 思えば、毎晩お嬢様のベッドで一緒に寝ているので、ここ半年くらい自分の部屋のベッドで寝ていません。まあ、これも私が怖いお話しをしてから、お嬢様は怖がってしまい夜は私がいつも寝かし付けて居るのです。深夜にトイレに行く際もお嬢様に付き添い、部屋に戻れば私の腕の中でまたスヤスヤと……本当、この生活が堪らないです♡


「お嬢様、オムツの準備はしておきますか?」

「い、いらないわ! 妾はお漏らしはしない!」

「ええ〜ホントですか? こないだ、お嬢様のシーツ洗濯する時に見事な世界地図が広がってましたけど」

「あ、あれは……寝汗じゃ!」

「え? 今、冬ですよ?」

「…………」


 メイドのレーゼは頬に手を当てて、うっとりと恍惚な表情を浮かべていた。傍から見るとその光景は、意地悪な姉が純粋な妹に意地悪してからかっているかのように。


「お嬢様、大丈夫ですよ? 私はお漏らし等気にしません。例えお嬢様の聖水が私の服に掛かっても気にしません。むしろ、お漏らしして貰っても大丈夫ですよ?」

「お、お漏らしお漏らしうるさいのじゃ! レーゼのいじわる! 妾に何の恨みがあるのじゃ!」

「え、好きな人や可愛い者に意地悪したくなるのは自然の摂理です」

「好きな人……レーゼは妾の事が好きなのか?」

「勿論で御座います。愛しておりますよ」

「そ、そうか……そうなんだ。えへへ♡」


 ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!!!!!!

 お嬢様は私を殺す気ですか!? 尊い……尊しゅぎる♡ あぁ……マジでヨダレものだわ♡ 天に召されてしまう。

 何だか意地悪したくなって来たわ♡


「お嬢様、実は私……」

「な、何じゃ? いきなり雰囲気が重くなったぞ?」

「ここで打ち明けるのも何ですが、不治の病【ロリコン】に掛かってしまったのです」

「ファッ!? ろ、ロリコン。何と言う恐ろしそうな名前をした病なのじゃ……大丈夫なのか?」

「私に残された余命は……80年。しくしく」

「う、嘘じゃろ……不治の病【ロリコン】。パパに言って即座にエリクサーを用意させようぞ!」

「え?」

「何、心配はいらぬ。金の事なら気にするでない」

「お嬢様……ち、ちが」

「よし、今から妾がパパに直談判してくるのじゃ!」


 スカーレットは慌てた様子で、魔王である父の元へと全速力で向かうのであった。裸で浴室を飛び出して全速力で走って行ったのである。


「ええ……マジか」


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