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父 

主人公の家族構成(年齢順)

父(52)、母(50)、姉(22)、兄(20)、主人公(18)、妹(16)

父を一言で表現するなら、厳格だ。

背筋を曲げるな、箸は美しく持て、男児は丸刈りが基本、母を手伝え、食事中はテレビをつけるな、ゲームをするな、自分の持ち物は自分で整理整頓しろ、字は汚くても丁寧に書け、その日あったことは毎日報告しろ。

挙げたらきりがないほど、やらねばならないことややってはいけないことが多かった。

しかし、厳格な言葉の多くは人間として備えておくべき能力や心構えを教えるものだった。


父を二言で表すなら、厳格、そして優しい人だ。

僕ら子供がやりたいと言ったことに対して、必ず反対しない。

最初に考え方や知識を僕らに与え、再度考えさせる。

僕が医者を諦めた時のように。



優しさというのは、寛容さと同義ではないと僕は思う。

人が失敗したときに「いいよいいよ」と許したり、人がふざけていても滅多なことでは怒らないことではない。

ましてや食べ物を分けてあげることでもない。

寛容さを見せることで自分の評価云々ではないのだ。


真の優しさというのは相手の人間的成長を促すものだ。

例えば、先生は僕に優しく、「学年2位で満足するな、1位を目指せ」と言う。

父は僕に優しく、「目標と覚悟がないなら大学なんて行くのやめなさい」と言う。

ヤマちゃんは僕に優しく、「私、数学で98点だったよ!テルはどうだった?」とそこから僕に発破をかけてくる。

厳しさの裏返しが優しさとも言える。



とにかく、父は厳しく、優しい。

幼いときの誕生日にプレゼントで戦隊モノのプラモデルを買ってくれなかったときは、「もっとチャラい父が良かった」と思ったものだが、高校生にもなれば「今の父で良かった」と思える。

あの父じゃなかったら、僕は僕じゃなく、もっと恥ずかしい人間だったろう、と心から思う。

アークナイツというゲームのメンテナンス待機中で暇なので、主人公と家族の話を書きました。しばらく(5人分)家族の話が続きます。


※アークナイツをしていることは父には内緒です。

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