第七話 戦闘
ルーミア「そらと。怖いでしょ。だから離れて。」
そらと「嫌だ。離れない。」
ルーミア「いいから、離して(大声)」
ルーミアは能力を使って僕を離すと、外に走っていった。僕は追いかけようと思ったが、闇の能力で視界を防がれてしまい、次に見えるようになったときはルーミアを見失っていた。
そらと「ルーミアはどこいった。早く探さないと」
僕は能力を使って
そらと「{人がどこにいるか探せる力}がほしい。」
右手の甲に文様が浮かび上がり願いがかなったことがわかった。
僕は急いで能力を発動し
そらと「[ルーミアの居場所]」
と探した。
どうやらルーミアは山の奥の方に走っているようだ。
そらと「{身体能力が向上する力}がほしい。」
と願った。右手の甲に文様が浮かび上がったことを確認し、僕は能力を発動しルーミアがいる方に走りだした。
僕は両方とも能力を発動させながら走っているため、どっちに向かえばいいかわかる。
一分後
ルーミアは山の頂上らへんで止まっている。
僕は嫌な予感がし走る力を強めた。
更に一分後
僕はもう少しでルーミアがいるところにつく。
そのとき【ドゴン!】とルーミアがいる地点で爆発音が聞こえた。そして着いたときにはルーミアは倒れていた。そして目の前には妖気をまとった何かが佇んでいる。
僕はルーミアの方に行き、ルーミアの無事を確認すると何かに話しかけた。
そらと「ルーミアになにした。(怒声) あとお前は誰だ。」
???「我の名前はリッチだ。」
リッチ「我の領域に侵入してきたから倒した。ただそれだけよ。お前は別にいいから今ここから離れればお前だけは助けてやる。」
あいつは何を言っている。たったそれだけのことでルーミアをこんな目に合わせやがって
僕はお前を
そらと「殺す(殺意)。[誰にも負けない力]がほしい。」
僕の右手の甲に文様が浮かび上がった。そして僕の体から力が湧き上がってきた。
リッチ「お前何か雰囲気が変わったな。まぁいい。せっかくお前に情けをかけてやったというのに、まぁお前も死ね。[ダークボール]。」
リッチは僕に向かって闇の球を放ってきた。しかし僕には効かない。
リッチ「な、何故お前は無事でいられる。」
そらと「そんなの効かないよ。今度はこっちから行くよ。[剣]がほしい。」
僕は剣を作り出し、リッチに攻撃を仕掛けた。
リッチ「何だその剣は!く、負けるものか[ダークウォール]。」
リッチは闇の壁を作り出した。
そらと「無駄だ。」
そう言って僕はダークウォールを斬った。
リッチ「この技は使いたくなかったが仕方ない。[デスビーム]。」
そう言ってなにか禍々しいビームを放ってきた。僕はそのビームも斬ろうと思ったが何故か切れずに僕は吹き飛ばされた。
僕は頭から血を流しながら
そらと「どういうことだ。」
何故僕は食らった?
リッチ「この技は概念のものだ。この技は絶対に防ぐことができない。」
そらと「そうか。」
なるほどな。
そらと「でももう僕には効かないよ。」
リッチ「何を言っている。頭がおかしくなったか。まぁ死ね。[デスビーム]」
そういってリッチは同じビームを放ってきた。そのビームを僕は何もせずに待っている。そしてそのビームは僕に届く前に消え去った。
リッチ「ど、どういうことだ?まぐれかもしれん。もう一発。[デスビーム]」
しかし、ビームは僕の前で消える。
リッチ「何故だ?」
そらと「僕は{守る力}を使ってお前の攻撃から自分を守ったんだよ。」
そらと「だからお前の攻撃はもう効かない。だから諦めろ。」
僕は剣を持って走り、斬ると見せかけて下から殴った。リッチは遠くまで吹き飛んでいった。
リッチ「くそっ。どうすればいい。」
そのとき
ルーミア「何故そらとがいるのだ?あのリッチは強いから逃げるのだ!」
とルーミアの意識が戻った。