第六話 告白
僕が、もう一度起きたときにはもう朝になっていた。
僕は体を起こした。その時、
ルーミア「そらと頭は大丈夫なのだ?」
とルーミアから言われた。
僕はもうそこまで痛くないので
そらと「もう大丈夫だよ。ごめんね、心配かけて」
ルーミア「なんでそらとが謝るのだ?私が悪いから顔を上げてくれないか?」
そらと「わかったよルーミア。」
ルーミア「そらとに聞いてほしいことがあるのだ。」
なんだろう?
そらと「何?」
そう尋ねた。
そらと「ルーミア何やってるの?早くやめて!」
僕はルーミアの次の行動に驚いた。なぜならルーミアが突然僕の前で土下座をしたからだ。
ルーミア「やめないのだ。私の不注意のせいでそらとが怪我をしてしまったからだ。」
どうやらルーミアは僕が思っているよりもことを重く捉えているようである。
とはいえ早くやめさせないと
そらと「もういいから。やめてルーミア!」
こういってもルーミアは辞めなかった。仕方ないので僕はルーミアの顔を上げた。その目は涙で赤く腫れていた。
ルーミア「なにをするのだ!そらと。まだやらないと」
ルーミアは僕の手を振りほどこうとしている。
そらと「チュッ」
僕は突然ルーミアの唇にキスをした。ルーミアは驚いて振りほどくことをやめた。そして顔が赤くなった。
ルーミア「え、そ、そらと何をするのだ!」
そらと「ルーミアの元気がないから、元気付けようと思ってね。僕にキスされるの嫌だった?」
僕ながら何を言っているのだろう。絶対嫌だろうに。
ルーミア「全然嫌じゃないのだ。嬉しいのだ。でも、なんでこんなことをしたのだ?」(アセアセ””)
何故僕がこんなことをしているのかは決まっている。それは
そらと「僕がルーミアのことが好きだからだよ!(大声)僕はルーミアのことが好きだ。出会って一日目だけれどルーミアの恥ずかしそうな顔や思いやり、話し方すべてが好きだ。」
そして僕は一息ついていった。
そらと「ルーミア必ず幸せにするから、僕の恋人になってくださいませんか?」
ルーミア「ひっぐ、えっぐ」
ルーミアは何故か泣いている。
そらと「どうしたの?」
ルーミア「嬉しいのだ。だって私もそらとのことが好きなのだ。」
え、そうだったの!でも両思いだったってことは返事は、
ルーミア「でも、付き合えないのだ。」
そらと「なんで?」
ルーミア「だって私は人食い妖怪で今まで何人も食べてきたからなのだ。このことは言いたくなかったけれどそんな事言われたらちゃんと伝えないといけないと思ったのだ。ほら私のことが怖いでしょ。だから早く私から離れて!」
そらと「ルーミア!」
僕はルーミアを抱きしめた。