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プロローグ

今よりもほんの少し昔、とある王国のとある村に、ルーチェという名の少女がおりました。


柔らかいストロベリーブロンドの髪と、大きな緑の瞳、ぷっくりとした唇は綺麗なピンク色。

とても愛らしい少女でした。


困っている人を見れば助けようとし、頼み事をされればすすんで手伝う。

そんな心優しい少女でした。


たくさんの友達と、親切な大人達、そして優しくも厳しい母親にかこまれて育った、

太陽のように明るい少女でした。


父親はおらず貧しいけれど、幸せに暮らしていました。


ある日、知らない男の人がルーチェと母親の元にやって来ました。

母親は、その人に帰って欲しいと言いました。

するとその人は、いつかルーチェを迎えにくると言って、帰って行きました。


その日から、ルーチェは変わってしまいました。


困っている人を見ても無視するようになりました。

頼み事をされても嫌だと言うようになりました。

心優しい少女は、思いやりのない少女になってしまいました。


たくさんの友達も、親切な大人達も、少女の元から離れて行きました。

優しくも厳しい母親がいくら注意しても、

私は未来の王妃なの。何をしても許されるの。

そう言うようになりました。

太陽のように明るい少女は、とても身勝手な少女になってしまいました。


愛らしいのは外見だけになってしまいました。


やがて、母親が病気で寝たきりになってしまいました。

けれどこの村には医者がおらず、町から医者を呼ぶ為のお金もありませんでした。

毎日近所の大人達が、看病をしにやって来ました。

けれどルーチェは、自分の母親の看病を手伝おうともしませんでした。


母親の病気は一向に良くならず、

とうとう死んでしまいました。


それからは、母親の看病をしていた大人の内の1人が、面倒を見てくれました。

けれどルーチェは、我が儘ばかり言ってその人を困らせていました。


ある日、ルーチェの元にいつかの男の人がやって来ました。

その人は、自分は貴族で、ルーチェの叔父だと言いました。

ルーチェは男の人ーー叔父の養女として、村を出ることになりました。


心優しかったはずの少女は、我が儘で、とても身勝手な、お嬢様になりました。

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