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生活モニュメント[9]

最後の時間まで

作者: 袋小路 めいろ

この世界の

大半の人達が

世界は真っ白に

なればいいなんて

思っているけれど

僕はそれは違うと

思ってしまうんだ



綺麗な黒があって

真に白があって

それが絡み合って

世界は美しいんだ

人の世界は美しいんだ

ただ君が

どちら側を選ぶか

どちらに立つか

ただ それだけなんだ



悲しいと心が叫んで

絶望と手を繋いでも

僕等は生きていくんだ

この身体の最後の時間まで

楽しいと心が叫んで

希望と足並み揃えても

僕等は生きていくんだ

自分という意識の

最後の時間まで



救えない命が

世界を恨みながら

消えていくけど

全うした命が

世界に託しながら

消えていくけど

誰かによって

続いていく



幸せの為に不幸になって

うなされる毎日

歩く足は重いけれど

不幸だから幸せになれる

当たり前な毎日で

たまに軽くなる

歩みのおかげで



悲しいと心が叫んで

絶望と手を繋いでも

僕等は生きていくんだ

この身体の最後の時間まで

楽しいと心が叫んで

希望と足並み揃えても

僕等は生きていくんだ

自分という意識の

最後の時間まで



大切なモノは

簡単だけれど

誰より重い

軽いモノは

大切にされない

僕等はその軽さに

疑問符をつけなければ

何も見つけられない

僕はあなたの事が

誰よりも重い

だから幸せなのです



悲しいと心が叫んで

絶望と手を繋いでも

僕等は生きていくんだ

この身体の最後の時間まで

楽しいと心が叫んで

希望と足並み揃えても

僕等は生きていくんだ

自分という意識の

最後の時間まで



あなたの重さと

生きていけるなら

僕は幸せですと

言い続けられる

最後の時間まで



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