クラスチェンジ
おかっぱの神様はきまぐれ~
ぽか!
「何をぼ~っとしておる!」
俺は肩から生えたその神様を見て目の前が真っ暗になった
ぐほ!
何かを口に入れられ目を覚ます、スポーツドリンクに苺を混ぜたような味がした。
「やっと目を覚ましたようね、あとで回復液代はもらうからね」
「ピー」
どうやら戦闘後に気を失っていたようだ。
「ありがと助かったよ、今飲んだのはなに?」
「回復液よ、そんなことも知らないの?」
「あ、うん」
「これよ」
そういうと、薄赤い液体が入った小瓶を見せてきた。
「これは少しだけど体力と魔力を回復してくれるは」
「なるほど、助かったよ」
「お金はもらうからね!」
「はい…それにしても変な夢をみたよ、肩から神様が生える夢でね」
ファンテジーさんの視線が俺の肩へ
「なんじゃ!夢のがよかったのか」
「でたー!」
バキ!
「なにが出たじゃ!人をお化けみたいに」
「いえあのその…」
「儂はいつでも出てこれるわけじゃないからの!これでも忙しいんじゃ!」
「そうなんですか…」
「うむ、お前の答えが出るまでお前を観察する」
「はあ…」
「あ、ちなみにお助けとかは基本無しじゃ!質問されても答えん!神武一体も当然無しじゃ!」
「神武一体?」
「ほれ、急に強くなったじゃろ前回」
「はい」
「あれじゃ、前回は契約を結んだ初回特典みたいなもんじゃ」
「はあ…」
「でわ、儂はそろそろ帰るぞ!」
「はい」
「あ 飯の時はくるからの!」
夢であって欲しかった…
「まあ、あれね…神様の加護なんだし… 頑張って!」
ファンテジーさんなんか投げやり!
さて落ち込んでいてもしょうがないので、ステータスチェック!
今回の戦闘でLevelがあがった
俺は
Level10→15
HP200
MP360
オリジナル流派開眼
杖打術Level3
一点集中
覇扇
追加:臥龍烈風
杖を振った先から龍を象った風が放たれる
職業テイマーLevel4
意思疎通Level2
追加:ブースト
従属の魔物のスキルを強化
スキル:同情 悪運 弱者共感 並行管理 観察Level2 偽善者 化神使い(初心)
追加 神武一体 謎の神加護
臥龍烈風とブーストか、まあいい感に成長したな
リリーは
ホワイトラック
リリー
レベル18→20max
HP 200
MP 300
スキル幸運の象徴
状態 順属
ソングマジック
歌に魔力を流し使う魔法
Level3
癒しのメロディー
惑わしのメロディー
忘却の唄
戦いの歌う
追加:破壊の歌
超音波にて敵にダメージ
条件解放により
クラスチェンジ可能
「クラスチェンジ?」
「なになに?この子クラスチェンジできる?」
「そうみたいです」
「へ~只でさえ珍しい子なのに、ねね!やっぱりこの子くれない?」
「嫌です」
「ピー!」リリーも嫌と鳴く。
「でもどうやってクラスチェンジするのか・・・」
「通常のレベルアップであれば対象に命じるだけのはずだけど」
「ふむ、リリー クラスチェンジできるかい?」
リリーは少し考えた様子だったが
「ピー!」
と かしこまりました!という感じで鳴くと
眩い光がリリーを包む
「おお!なんかすごい」
「私も初めて見る」
やがて光が集まり一点にあつまり、
そこには白と薄い青の毛並みにが混じる美しく、そしてレッサーパンダが立ったようなかわいいモンスターがそこにいた。
「お前はリリーだよな?」
「ピー!」
ファンテジーさんも
「この可愛さは反則だわ」
と、抱きしめたくて近寄っていくが、
リリーは悪寒を感じたのか逃げ回る始末
ステータスは
スカイラック
リリー
レベル1
HP 100
MP150
スキル幸運の象徴 →進化 幸運の守り神
状態 順属
ソングマジック
歌に魔力を流し使う魔法
Level3
癒しのメロディー
惑わしのメロディー
忘却の唄
戦いの歌
破壊の歌
レベルはさがったけど基礎値が上がったのか、スキルもパワーアップしてるし戦いはきつかったけど得るものも大きかったな。
災い転じて福と成す!
「さて、そろそろ暗くなるから街へ急ぎましょう、ここからなら近いから」
ファンテジーさんの案内で一路街を目指す