ファンさんの死8
俺は表の世界に戻った
その日はもう明け方近くなっていたので仮眠程度しか寝れなかった
翌日
そうだ…
忘れていた宮本に正体ばれたかも知れないんだった…
俺はビクビクしながら学校に着くと
「先生!」
キター
「お!おはよう宮本~今日も早いな~」
じーーーー
止めてそんなに見ると穴が開く!
「先生、わたし何時も通り何ですけど」
「そうなんだ~宮本は早いんだな~」
「先生!誤魔化すならもっと堂々としてなきゃ」
「え!いやその何のことかな」
じーーーー
「まあ、良いです!この事は当面胸に閉まって置きましょう」
「助かる」
ギラ!
「その言動もダメ!ほんと黒騎士の時はあんなにかっこよかった…」
「?」
バッチン!
急に叩かれた
「なんでもないです!言っときますけど時が来たらいろいろと話してもらいますからね!」
そういうと笑顔で走って行ってしまった。
その日は昨日の疲れもあり準備室でぼけ~っとしていた
そしていつのまにか寝ていた…
コンコン!
ビック!
誰か来たようだ、俺は慌てて涎を吹き
「はい、どうぞ」
ガラガラ
そこに入ってきたのは涼風先生だった
「ちょっと良いかしら?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「こちらの生活にも慣れてきたようね、生徒たちからの評価もこのところ急に良くなったようだし」
「はあ、まあなんとか頑張ってます」
「そう、それは良かった」
少し間が開いた
「今日はどういった御用時で?」
「あ、ええ明日なんだけど高井先生は午後からは轟司令のとこに行って欲しいの」
「何かあるんですか?」
「ええ、裏の村で特別強い力を持った存在が確認されたの」
「はい」
「詳しい位置が明日にはわかるとおもうから、その討伐に際してあなたはサポートとして待機してもらうことになるそうよ」
「そうですか」
「最近彼らも力をつけてきているから、その実力テストも兼ねているようですし、新しく開発した兵器も投入するらしいの」
「わかりました」
涼風先生は遠くを見るような顔になり
「早く全てが終わると良いのだけどね」
そう呟いた
その日はその後なにもなかったのでそのまま家に帰った
「さてと、飯でも食って裏いくかね~」
何時もの通り飯を済ませて裏にいこうとしていると
ピピピ
俺の携帯じゃない…
司令からの呼び出しでもない…
すると…
異星人と交流した携帯が鳴っている…
「まじか…」
あれ以来なにも鳴らなかった携帯が今なってる
ゴクン
息をのむとはこういうことを言うのだろうか…
俺は恐る恐る携帯を取ると
「聞こえますか?」
突如声が聞こえた
「はい!」
俺が返事をすると
「よかった 繋がりましたね、もうじきそちらに着けると思います、多分明日の…時間までは指定できませんが」
「なんと!」
「突然ですみません、こちらもいろいろありまして」
「そうなんですか」
「ええ、でもこれからは私たちも加わりますから!」
「私たち?何人くらい」
異星人が大量に攻めてくるのか!
「それが…道中いろいろありまして…現地に着けたのは私ともう一人のだけで…すみません」
「いえいえ!」
とりあえず大侵略的なことにはならずに済みそうだ
「とりあえず、明日あなたの居る場所に地球に着いたら行きますので!」
「え?」
「あ、大丈夫ですよ 位置は分かりますから」
俺監視されてる?
「そろそろワープですので、では明日お会いできるのを楽しみにしています」
ブチ
マジデカ!
明日いろんなことが変わりそう…怖いな…
結局その日はあまりのショックに裏には行かずそのまま寝た…




