下っ端街道
俺達はクラスアップの為にギルドへやってきた。
「ほれ、あちらの受付で申請ができるぞ」
レッドさんが指さした場所は、通常のギルドの受付より少し離れたとこにそれはあった。
「あそこの受付で自分がクラスアップできる職を説明してもらえる」
「クラスアップの先は決まっているんですか?」
「基本的はそうじゃ、だが中には特殊なものも存在する、たとえば 勇者、国王、村長などもそうじゃ クラスアップはその人の生きざまによって特殊になることがあるからの」
「ふむふむ」
「まあ テイマーからのクラスアップならハイテイマーやテイマーナイトなどが一般だが・・・・お主だからの~」
「は~」
「まあ 行けばわかるじゃろ」
俺は受付に行くと
「すみません クラスアップお願いしたいですが」
「はい おめでとうございます、リサチーをお借りできますでしょうか」
「はい」
受付の人はリサチーを受け取ると魔道機にセットした
「ええと あなたがクラスアップ可能なのは ハイテイマー テイマーの上位で魔力に長けた職、テイマーナイト 近接攻撃を強化したテイマーです・・・・・?」
あれ受付さんが固まった
「え ああ ん? ちょっとみんな見て」
受付さんが他の職員さんを呼んで相談している。
え ウソ
何これ
この人どういった経緯で
え? あはは
最後笑っていたような
職員さんが戻ってきた
「えっとですね 私ども初めて見たのですが、先ほどに加えて 魔物使われ師 という選択がありまして 詳細はわからないのですが主導権が魔物にあるような職みたいなのですが」
「え!」
なにその下っ端全開の職業
「スキル自体は魔物にMP分けたり、魔物サポート魔法など非常に使い勝手はやそうですよ」
不思議な笑みを浮かべてる職員さん
若干バカにしてません?泣くよ
「普通にハイテイマーに・・・」
「え もったいない!レアですよ」
たしかにレアですけどね
「でも 使われ師ってね~」
「いえいえ めったに見れないネ・・・じゃない特殊職業ですよ」
今 ネタって言おうとしなかった?泣くよ いえ 泣きます
それから職員さんの熱心な勧めが続いたが
「普通にハイテイマーで!」
「そうですか・・・・では こちらの選択を押して下さい」
俺が押そうとした時
「なにやってるのよ 早くしないさい」
ファンさんが肩を叩く
そして お約束の選択ずれる
「あ」
「ナイス!」
職員さんがファンさんを褒めたたえる
「おめでとう ございます!!魔物使われ師の誕生です」
「っぶ!なんじゃそれ」
レッドさんが吹いた
「あははっはは お腹痛い あんたにぴったり!」
ファンさん笑いすぎ
ふふふふ
うけるわ!
遠くで職員さんの笑い声が・・・・
「成長しましたら是非報告を!」
うううう 良い笑顔の職員さんが憎い
泣きます!
職業 テイマー→魔物使われ師
獲得スキル HP供給 MP供給 魔物支援魔法 ハイパワー(攻撃力上昇)ハイディフェンス(防御上昇9
まあ・・・・スキルは悪くないけど~!
ううううう・・・・・・




