一人よりみんな!
レッドさんが
「雨が止んできたの~」
しばらくすると雨は止んだ
「暗くなる前に街道に戻ってトリップハウスにもどらんとな」
レッドさんが出発の準備に取り掛かる
その様子みてミミックがまた絵を送ってきた
解釈するに
『短い間ですがお話しできて楽しかったです』
とのこと
「ねえ 高井 この子連れていけない?」
ファンさんが俺にテイムするように促す
俺も正直このミミックに興味があったので
俺はミミックに
「一緒に来ないかい?」
というと
ミミックはビクッっとして
少し考えてまた絵を送ってきた
解釈
『 いえいえ 私の様なモノが一緒にいってもご迷惑お掛けしますし、自分で言うのもあれですがモンスターとしてミミックとして適正もなく一人前にもなれないので・・・』
遠慮しているようだ
「こんな所で一人でいたら寂しいよ?ダンジョンで追い出されたりいろいろあったかもしれないけど、私たちなら大丈夫だから 外にでれば新たな可能性も見えると思うわ」
ファンさんがミミックを説得する。
ミミックがまた考えこんで蓋を閉じてグラグラしている。
そうするとファンさんが
「あのね、私も仲間から追い出された経験があるの・・・外の世界に出て全てが良い方に変わるわけじゃないし、一人でいるより大変なこともあった。でもね見えなかった可能性とか必要とされてる場所、自分の居たい場所が少しずつ見えてきたの、だからあなたにも経験して欲しい」
ファンさんの声が若干震えてる…
自分と照らし合わせているのかもしれない…
それからほどなくしてミミックは 絵を送ってきた。
『こんな私で良ければご一緒させて下さい』
新たなメンバーが増えました。
 




