空騎士
じめじめが続いて嫌な季節ですね~
俺は敵から少し離れたとこに転送されそこからバイクモードのプロトに乗り敵の近くまで移動していた。
「高井君 ドッキングに関してはプロトが自動で行ってくれるのでその指示に従ってくれ」
「了解しました。」
「プロト!今回も宜しく頼むよ、期待してるぜ!」
「期待ですか?感情的なものは良くわかりませんが、メモリー等の増設によりAI機能が向上していますので、それを使い最善を尽くします。」
ふむ、機能が向上してるのか…
確かにちょっと言葉が流調になってる気もする
俺達は敵から1キロ弱のとこまで近づき様子を確認した。
敵の数はどんどん増えており状態は悪化している。
「高井君 今回の相手は空の敵だ、幸いなことに今回準備できた支援機は対空用すぐにドッキングして撃退してくれ」
「了解しました。」
「プロト ドッキングを頼む」
「了解、まずは通常のアーマード化になって下さい」
「わかった」
赤いボタンを押し
「アクセス許可をお願いします。」
そういうと開発室にいる職員さんが
「プロト1 高井よりアクセスの承認が来ています」
すると轟指令が
「アクセス承認を許可する」
俺はアーマード化し黒騎士モードになると
「プロト アーマード化したぞ」
「次に支援機の転送を」
「長官 支援機を出して下さい」
「うむ 了解した」
指令はオペレーターに向かい
「支援機はすぐ出せるな?」
「はい プロト コード:スカイ 行けます」
「よし 転送」
それからすぐに
「コード:スカイのシグナル確認」
「あれが支援機か」
頭上にテレビでみたことあるようなかっこいい黒いステルス機のような、形だけみると黒いエイのような機体が飛んできた。
「私がタイミングを指示するので、そのタイミングに合わせて跳躍してください」
「わかった」
「ドッキングスタンバイ・・・・」
目の前のバイザーに数字が点灯する
「5」
「4」
「3」
「2」
「1」
「GO」
俺は跳躍すると背後に支援機が来ているのが見えた。次の瞬間支援機の一部伸びて俺を捕まえるような形となった。
その掴まれた部分頭部 胸 腰 足の部分がそのまま追加パーツとして付着されのこったパーツがそのまま背中に張り付く様な形となった。
見た目も頭のバイザーが深くなり頭部のフォルムも空気抵抗を考えなだらかな形に、胸の装甲はやや厚くなり頭部と同じく空気抵抗を最小限にするなだらかな形に、足と腰にブースターの様なモノが追加され、背中には翼のようなものが付いた。
「システム再起動 システムオールグリーン プロト タイプ スカイ起動」
その瞬間まるで重力を感じなくなったような感覚になった。
「飛んでいるのか?」
「タイプスカイは飛行が可能です、ただ通常モードより燃費は悪いので、早急に敵の撃破を」
「了解だ、サクッと倒しましか!空騎士モードの初陣だ!」
「いえタイプスカイです」
俺たちはマイケルのところまで移動した。
「あいつか」
マイケルの攻撃を物ともせずそのモンスターはブレス攻撃をしていた。
「プロト武器は」
「ランスを転送します。」
そういうと手に中世の騎士が使うようなランスが現れた。
「よし、行くぜ!」
俺は勢いに任せて突撃した。
ズカン
モンスターは体制を崩しよろけている
「誰だ!」
マイケルが叫ぶ
「…」
俺は何も答えなかった。
マイケルは俺を見ると
「その鎧、姿か若干ことなるがこの前の騎士なのか?」
「…」
俺は何も答えずそのまま空へ
「長いは無用だ、プロトなにか技はないか?」
「烈空が使用可能です、フル加速で敵を貫く技です」
「よし やるぞ」
「了解しました、パワーを最大限に上げます。」
そうプロトが言うと各ブーストが唸りだし、ランスも形状が細くなり回転し始めた。
「パワー80……90…100」
「準備完了」
「よし!いけー烈空!」
その言葉の後に各ブーストが噴射を開始、とんでもないスピードで相手に向かい突撃!
そしてスピンしたランスが相手を貫いた。
勝負は一瞬で終わった。
「そこの君!少し話が」
マイケルがしたで叫んでいる
「プロトこの場を離脱するぞ」
俺はプロトにそういうとその場を離脱し、表へと戻った。




