表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/74

襲撃

リメイクをつくっているのですが、このタイミングでこの話をリメイクして良いモノか悩みました

ムジンのことを考えながら ぼ~っとしていると

「ほら行くわよ」

ファンさんが声をかけてきた。


「行くってどこへ?」

「もう何を聞いているのよ!レッドさんの発案で被害にあった村の手伝いに行くって話をしたでしょう」

「ごめん聞いてなかった」

「ほんとにもうしっかりしてよ」


呆れ顔のファンさん、リリーとクロは俺の両肩に乗ってぴょんぴょん飛び跳ねている。

「わかった わかった」

俺はリリー達に促されトリップハウスを後にした。



それからマジックバンに乗り20分位走り町の近くまでやってきた。

「酷いありさまじゃ」

リーフさんが言う通り町は木々が倒され、あらゆるモノが壊れていた。


酷い…


俺がつぶやくと


ほんとね…


ファンさんも頷いて何かに祈るような仕草をしている。



それから間もなくして村に着いた。


家々は所々崩れたりしている。

人々は家の片付けをしていたり、野営の病院の手伝いなど復興に向け作業をしている。


俺たちは手持ちの食料を使い炊きだしをする事にした。


「少しでもみんなの力になればよいの〜」

レッドさんが率先して料理をつくり雑炊のようなものを作り配給を始めた。


「こちらで配給をします、宜しければ食べて下さいね」

俺も精一杯手伝いをした。


食料が不足していたようで、みんなから感謝されたが…


「冒険者の諸君 ご苦労、我はこの地の領主の息子ガラナじゃ」

「はあ、これはどうも」


俺は急なことで 対応に困ってしまった。

「ふん、それでじゃ お主ら食料を我に献上せよ」

「はあ?」

「なに心配するな、金なら」


俺はあまりの身勝手さに呆れていると


「お前さんにやる食料はないぞ」


レッドさんが穏やかな口調で言った。


「なんだと!金は払うと言ってるだろ」

「ふむ、お主この状況がわかっておらんのか?金なぞ今はなんの役にもたたんぞ」

「うるさい!世は領主の息子だぞ」

「だまらっしゃい、惨劇の前には誰もが平等じゃ」

「うるさい!黙れ」


ファンさんが

「そんなに領主の息子がすごいなら!食料位自分で確保してみなさいよ!」

「くっ! ああ いいだろ、行くぞ」

そういうと部下を連れ森の方へ、行ってしまった。




それから配給が終わり片付けをしていると


「わー!助けろー」

森の方からガラナが逃げてきた…

モンスターを引き連れて!


モンスターたちの襲撃により町の人は逃げまどい辺りは騒然とした。


「やれやれ・・・なんとも嘆かわしい」

レッドさんは額に手を当てながらモンスターへ歩み出した


俺達も分散し戦闘態勢に入っているようだった


モンスターは少なくとも20匹 イノシシ型やオオカミ型それぞれが群れを成している。

俺も急いで杖を持ち戦闘に参加した。


リーフさんの目の前にモンスターの先頭を走るガラナが通り過ぎようとしたとき。

「またんか!」

首根っこを掴みガラナを止め そのままモンスターの目の前に投げた。


「ひ~!」

「戯けが、自分の起こした問題から逃げるでない!」


ガラナは蹲りもう何も聞こえてない様子だった。


「はあ、なさけない」


レッドさんは大きなため息をつくと


「ファイナサークル!」


群れを成すモンスターを一気に囲いドーム状の檻を作った。

「今じゃ!」


その言葉に他の老人’Sが凄まじい攻撃を浴びせる。

「これは、俺の出番はないな」


誰もがそう思った時


バサ!


上空から巨大な鳥が襲撃してきた、その衝撃で建物が崩れその下には逃げ遅れた子供がいた、俺は何とかしようと走るが間に合わない


もうダメか

「みー!」

突如クロが光だし泡の様な球体が建物の崩れた瓦礫を包んだ


「おお」


周りから歓声が沸いた、なんとその泡が瓦礫を包みプカプカ浮いてるではないか

「クロあれはお前がやったのか」

「みー!」


そうか、クロの重力魔法 ゼロが発動したことによって瓦礫を浮かせたのか


「みー!みー!」


クロがその瓦礫を鳥の頭上に移動させてそのまま頭上に落とした。


「おおお」


再び沸く観衆


「みー!」


クロは声高々に鳴いた


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ