表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/74

ホワイトラック

頑張って修正中です!

「ぜはぜは・・・やばい体力も落ちてるわ・・・」

 少し走っただけなのにもうバテバテである。

 

 なんとかあいつらを追っ払う手段はないかな

 

 ええっと今手持でなんかないかな~

 そうだ あれなら

 

 俺は走りながら

 全ての再生を司る 巨人よ今こそ現れるとき!

  創生 リサイクラー

 

 俺がそう叫ぶと

 

 ズシン!

 

 俺たちの前にリサイクラーが現れた

 

 ガキたちの様子は・・・・

「ゴーレムがでたぞ!」

「なんでこんな所にゴーレムが」

 

 ゴーレム?こちらでの強敵と間違えてくれたかな

 魔法を使っていったガキは杖を投げつけてそのまま逃走

 他のガキも逃げて行った・・・

 

 助かった・・・俺はリサイクラーを消すとよろける体を先程ガキが投げ捨てた杖を使って支えながら木陰へ移動そのままぶっ倒れた

 

「ふ~つかれた~化身呼び出しただけどこの疲労感はやばいな」

 

 ペロペロ

 

 倒れこんでいる俺の頭の近くに何かが俺の顔を舐めている

 そこには先程抱えていたホワイトラックが居た

 

「きゅ~?」

 大丈夫と言ってるかのように心配そうにこちらを覗き込んでいる

 

「ああ 大丈夫だ よかったな助かって」

 俺がそう声を掛けると

 

(スキル発動 弱者共感、職業:スキルテイム)

 

 ホワイトラック

  レベル1 雌

  HP 1

  MP 0

  スキル幸運の象徴

  状態 順属

 

 ええ!

 テイムできないんじゃないのこいつ⁉

 しかもHP1って…危なすぎだよ……

 

 ホワイトラックを見るとウルウルの目でこちらを見ている。


  まあ…しょうがないか

  そうだ名前を決めよ

  何がいいかな 雌みたいだしリリー!

  そういうと


  「みゅー!」

  リリーは嬉しそうにないた。

 

 それと同時に

 ステータス画面の俺のレベルがあがった

 備考欄に 初めてのテイム「クリア」 魔物救出「クリア」

 なるほど戦闘だけじゃなくてこういった経験でもレベルがあがるのか

 

 ステータスを確認すると

 高井 レベル2

 HP50

 MP100

 スキル同情 悪運 弱者共感 並行管理 観察

 NEW偽善者 化神使い(初心)を獲得

 

 偽善者か…また意味不明な不名誉なスキルが…

 

 こうして始めての仲間と旅がはじまった

 

 

 

 

 

 それから俺は考えるのも馬鹿らしくなり倒れてそのまま寝てしまった。

 

「きゅきゅきゅ!」

 俺の頭の上でなにかが跳ねている感触がする

 

「りりー?もう朝か」

「きゅー!」

 

 リリーが耳をかじった

 

「痛!」

 

 俺が飛び起きると

 

「きゅー!きゅー!」

 

 リリーが茂みに向かって鳴いている

 

 ガサガサ

 その茂みからなにかが動く音・・・・

 

 バサッ

 

 突如あらわれたのはイノシシの頭に3本の角が生えたような生き物であった。

 

「ヤバい…目があった…」

  モンスターもこちらに気づき威嚇を始めている。

 

「逃げるぞ!」

  「きゅー!」

 

 俺はリリーをそっと抱えて猛ダッシュで逃げた

 

 しかし

 

 イノシシモンスターも逃げる俺を全力で追いかけてくる

  「ダメだ追いつかれる」

 

  このままじゃ、俺もまずいがリリーが…。

 

「くそ!かかってこい!」

 

 俺は杖をにぎり、木を背にしてモンスターに向きあった。

 

  「魔法なんて使えないが、素手よりましだ」

 

 あの手のタイプは今まで色んなゲームやってきた経験上、動きは複雑では無いはず

 

 俺はそう考え

「リリー俺の頭に捕まれ」

 

 その時リリーが少し光って見えたがそんなこときにしている余裕などなかった。

 

 

 モンスターが近づいてくる。

 

 まだだ、もっと引きつけて…

 

 

 

 汗が頬を流れてく

 

 今だ!

 

 完璧に突進を避けたつもりだった…

 

 しかしモンスターは木に身体の側面を当たるよう身をよじり、すぐつぎの突進の構えをとっている。

 

「クソ! ゲーム通りにはいかないのかよ」

  恐怖でパニックになっているとモンスターが突進してきた

 

 もうダメか…

 

 

 

 アレ?

 

 痛みも衝撃もない

  恐る恐る目を開けると、先ほどの木への衝撃で落ちたと思われるツタに絡まっている

 

「うぉぉ!」

  モンスターの足を木の杖でなぎ払い、杖で連弾した。

 

 ダメージは少ないが効いているようにみえる

  「いけるか⁈」

  しかし、次の瞬間ツタがきれた!

  モンスターがこちらに突進してきた様に見えたので、必死に避けた。

 

 モンスターは折り返し突進してくると思ったが…

  そのまま森に消えて行った…

  「助かった?」

  全身の力が抜けた…

  「リリーは」

  「きゅー!」

  頭の上でしっかり生きていた。

 

 

 ステータスを確認するとHPが10をきっていた

  「気づかない内にダメージを戦闘中に受けていたのか、よく無事だったなリリー」

 

 ふとリリーのステータスを見ると リリーのスキルの幸運の象徴が赤く光っていることに気づいた、どうやらスキルが発動していたらしい、あのラッキーはこのおかげだったか。

 

「お前もしっかり戦ってたんだな」

 

 頭を撫でてやると

 

「きゅきゅー!」

  嬉しそうに鳴いた。

 

 俺は街道沿いの木陰に腰を下ろし休憩した

 ステータスを確認すると戦闘したおかげでレベルも上がっているようだ

 

 Level2→5

  HP80

  MP130

  追加スキル

  オリジナル流派開眼

  杖打術

  職業テイマーLevel2

  意思疎通

  スキル:同情 悪運 弱者共感 並行管理 観察Level2 偽善者 化神使い(初心)を獲得

 

 観察Levelが上がったおかげでスキル内容が確認できるようになったが…

 

 テイマースキルLevel2

  意思疎通:順族状態の配下との意思疎通に対する補正

  同情:対人補正

  悪運:条件を満たした時に運が良くなる

  弱者共感:自分と同等以下の存在に対して好感度補正(大)

  平行管理:思考を同時に管理可能

  化神使い(初心)化神操作補正

  偽善者:条件を満たした時に修得経験上昇

  オリジナル流派

  他に存在しない固有スキル

  杖打術

  杖を魔法補助としてではなく、打撃として活用

  スキルLevel1

  MP変換

  MPを攻撃力に変換

  一点集中

  杖の先端に魔力を集中し高いダメージを与える

 

 オリジナル流派ってのが使えそうかなー

 

 続けて

  ホワイトラック

 リリー

  レベル1 →8

 HP 30

 MP 60

 スキル幸運の象徴 ソングマジック

 状態 順属

 

 Level1の頃からすれば大きな成長だな

 魔法みたいなものまで覚えて、何より一撃で死ななくなったのが大きい。

 

  ソングマジック

  歌に魔力を流し使う魔法

  Level1

  癒しのメロディー

  発動中体力永続回復

  惑わしのメロディー

  相手を惑わし操る

 

 回復魔法とは助かる。

  HPが減ってることもある、試してみるか

 

「リリー癒しのメロディーお願いできる?」

  「きゅー!」

  かしこまりました、と言わんばかりに元気良く鳴いた。

  「ピ〜ピー♪ピ〜ピー♪」

  ハミングのような歌は優しく、包まれるような音色を聴いていると身体が癒されていくのがわかる。

  俺のHPが回復するのを確認すると、再び町に向かい歩きだした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ