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衝突

GW突入!でも仕事;;

 気づくと北原は中に入ってきた。

 

「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「なにかな?」

 

 なんだろうこの威圧的な態度は

 

「この前の戦闘で変な黒いやつが乱入してきた話、なにか情報に進展があったか聞いてないか?」

  「黒いやつ?知らないな」

 

  情報もなにも俺だけど!

 

  「ふん、やっぱり下っ端に聞いてもダメか」

 

 カチンときました! が大人なので抑えますけどね!

 

  「えらいカリカリしてるが何かあったのか」

 

  「ああ、まあな 途中で入ってきやがって俺の獲物を!」

  「まぁでも助けてくれたんだろ?」

  「はあ?なんでそんなわけあるか!」

 

  やばいな 余計なこと言ったかな。

 

  「なんとなく話の流れが…」

 

 北原の怒りに拍車が掛り

  「俺は頼んでなんかないんだよ!あいつのせいで俺が弱いみたいじゃないか!」

  「別に弱いなんて誰も持ってないじゃないのか」

  「いや 周りのヤツらはそんな風には思ってない!」

 

 

 なんか説得できることがないかと思って思いついたのは

 

  「まあ 俺も就活の時の経験から学んだことだけど自分の価値なんて自分で思ったものと違うもんだぞ、それに気づくのに何年かかったか」

 

 俺は学生生活の素晴らしかったこと、自分の強みを面接で語ったが、正直受けは良くなかった。

  何が魅力なのか、強みなのかなんて自己満足の上に成り立ったものなのど通用しなかった、その時、仲間内では良くてもフィールドが変われば見方も変わる。

  新たなステージに行くということは、否が応でも自分の立ち位置や価値すら変化に対応し自分の位置を再設定しなければ、自分を見失うことを俺は痛いほど学んだ。

 

「うっせー!就活なんかと一緒にすんな!」

 

「じゃあ お前の強さは誰が決めるんだ?お前が強いと思えたら世界一にでも慣れるのか?」

  「はあ うっせーんだよ!」

  北原はそのまま出て行ってしまった。

 

 

 俺は後味が悪い感じを受けながら、そのまま机に項垂れ寝てしまった。

 

 

 ピーピー

 

「?」

  夢から強引に戻された。

  携帯が鳴っている。

  「なんだろう?」

  「はい、もしもし」

  「高井君 ちょっとまずいことになってな」

  「長官ですか?何があったのですか」

  「実は北原君が先ほどから無理な戦いを続けていて、かなり危険な状態で戻るように言ってるんだが聞かないんだ」

  「はあ」

  「今君は学校にいるのかな?」

  「はい、社会科準備室に」

  「よし、では自分の机で寝ている感じになってくれそのまま意識だけ飛ばして裏に飛んでもらう」

  「はあ、大丈夫ですか?」

  「涼風君にも連絡しておく」

  「わかりました」

  まったくあいつは何でそんな無茶を

 

 俺は黒騎士として再び裏へと向かった


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