逃げるが勝
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それからどれくらいだっただろうか職員さんは奥に入ったきり出てこなかった。
「あなた一体何を狩ったの?」
ファンさんが俺に聞いてきた。
「何って えっと、俺あの場に忘れものがあってちょっと立ち寄ったら、急に動きだしてだして、それでもう一度倒したんだよ」
俺が倒したからウソではないな
「え?あのゴーレムは確かに倒したはずよ、リサーチで回収したじゃない」
「でも確かに…」
「あんたが空のリサチー渡したから困ってるんじゃないの!」
冷ややかな視線を送ってくる。
そんな話をしていると職員さんが戻ってきた。
「お待たせしました」
職員さんは慌てた様子で戻ってきた
「すみません、空だったんですよね すみません!」
俺が謝ると。
「何を謝ってるのです?高井様あなた倒されたモンスターなのですが、ランクA級の憑依タイプモンスターの亜種だとわかりましたが、大変申し訳ないのですが詳しくは分からず只今 調査中でして、とりあえずAランクモンスターの討伐時の資金をお渡しして、後日わかり次第 追加の報償をお渡しする形で宜しいでしょうか?」
周りがざわつき出した。
「あんた…なんて恐ろしいバケモノと1人戦ったのよ」
ファンさんがそういうと更に周りがざわめき出す。
おい 聞いたか、1人でAクラスのしかも憑依タイプを倒したらしいぞ、しかも亜種とか
Aクラスの賞金だとよ、
あの優男がまさか
ごつい冒険者らしき人がこちらを睨んで話してる
俺は場のプレッシャーに押されながらファンさんに
「Aクラスの敵ってそんなに凄いの?」
「ハア?そんなことも知らないの!」
ほんとにバカね!っと言わんばかりの顔で睨まれた
「ランクはSからEまであってSは伝説みたいなモノだからほとんど遭遇はできないから、実質Aは最強クラスよ、しかも憑依タイプはモノや生物に寄生するからもっともやっかいな上に、亜種なんて想像つかないわ!どうやったら倒せるのかしら」
チートです‼
と 心で叫びながら
「あのー」
職員さんが困ってオロオロしている
「あ すみません!それで構いません」
そういうと職員さんは ほっとしたように リサチーをレジのようなモノの上に乗せ作業を始めた。
周りを見るとヤバそうな感じの男達が集まってきてる。
俺は小声で
「ファンさんヤバそうだよね」
「ええ 多分、いや絶対狙われてるわ」
「職員さんからお金もらったらダッシュで逃げて、町の出口で落ち合いましょう」
「ほんとあんたといるとトラブルに困らないは」
作業が終わったらしく職員さんが
「高井様こちらになります。なお検証結果についてはわかり次第ご報告致します。なお結果はどの町でも受け入れますので」
「わかりました」
俺が手続を終えると
「よお にいちゃん大金入ったんだろ」
大柄な男がやってきた
「リリー俺たちを隠してくれ」
「ルー♪」
俺たちをリリーの歌が包み姿が消えた。
「汚ねーぞ」
男達の罵倒を横目に俺たちはダッシュでにげた
逃げるが勝!