1話 疑問と招待 俗に言うプロローグ
今日もファンタジーRPGを手に取りゲームをする。
最近、学校から帰るとずっとこういったゲームをやっている。
「▽~~村へようこそ!ゆっくりしていってね!」
「▽~~村へようこそ!ゆっくりしていってね!」
何度話しかけても全く言葉が変わらない村の娘。
「▽~~はポーションを手に入れた!」
家の中に勝手に入っても、タンスの中身を盗っても、全く反応しない民家のおばさん。
「▽行け!魔王を倒してくるのだ!」
まともな防具一つ買うこともできないだけの金を渡され、強制的に旅立たせる王様。
この世界は一体どう見えているんだと思いつつ、進めていく。
「▽この私を倒しても第二――」
このゲームでも魔王を倒し、クリアした。
正直な所、多少理不尽であっても、この程度なら主人公補正があれば、
俺でも出来るだろう。なんていったって、倒されても、主人公なら死なないのだから。
「ファンタジーって楽だし面白そうだなあ・・・」
不意に出た言葉。周りには誰もいないし、ただの独り言。・・・のはずだったが。
「本当にそう思う?」
・・・え?
「ファンタジーはそんなに甘くないよ?」
どこから声が聞こえているんだ?
辺りを見渡すが、声の主は見当たらない。
「こっちだよ!こっちこっち!」
・・・ゲームの中から!?
「君が本当にファンタジーが簡単だと思っているなら、本当のファンタジーに連れて行ってあげるよ!」
「連れて行く・・・ってどうやって?」
「ゲームの中の私に話しかけて!」
言われるがまま、ゲーム画面の中の妖精らしき人物に話しかける。
「▽それでは、ゲームの中の仮初の世界じゃなくて」
「本当の、夢と希望のファンタジーへ!」
「ようこそ!」
ゲーム画面が光ったかと思うと、俺の意識は白く染まっていった・・・
文章も稚拙で突発的に書いたので酷いと思いますが、
見ていただけたらうれしいです。
本を殆ど読まないのにいきなり小説ってどういうことなの・・・