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～オーバーシア～監視者と救世主(1)
死は…時に残酷だ。
監視者は
救世主として
生まれ変わるはずだった。
目覚めて
みたが
何かが違う。
背中は曲がり
腐臭がする
失敗作だった。
なのに少女は
投与後も
少女のまま。
腕輪が赤で
発症しても
そのままの美しい容姿だった。
監視者は
少女を憎み
地下へと導いた。
半年前のように
少女を導いたが
一人の男がついてきた。
男は少女を
守るため
命をはっていた。
監視者は
男を突き放し
動けなくした。
そして
少女を掴み
力を込めて
身体の
骨が砕けるまで
握り締めた
少女は
『ぐぅ..ぁあ!』
と呻いたが
10秒後には…
そんな声も
聞こえなく
なっていた。
<続く>
少女は死んだ…
息の根を止めた
監視者。
監視者は晴れて…
救世主に…なれ…
は…が…
