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20. 「誕生!! 魔法少女」

2026年1月1日連載スタートしました。

毎日朝8:00投稿予定しております。

 翌朝、ミカが目を覚ますと、ナミはすでに起きていて、とっくに着替えも済ませていた。


「ミカ。おはよう。」

「うにゃ? ……おはよう。」

 ナミは朝から元気いっぱいで、一方ミカの方はまだ少し寝ぼけている様子だった。


 ミカは朝になって改めて部屋を見渡してみた。

(……やっぱり、夢じゃなかったんだ。)


 二人は台所に降りて朝食をすませると、ナミの部屋に戻って作戦会議を実施した。そして午前は、昨日みたいにナミの部屋で『伝説の五色の魔法子猫』に関する情報を収集して、午後からは、ミカはまだ地球の街を見たことがない、それに『伝説の五色の魔法子猫』の手掛かりが見つかる可能性も決して0ではないというわけで、まずは手始めに地元の宝石市内をとりあえずぶらぶら歩き回ってみようということになった。


 さっそくミカはナミのノートパソコンで、ナミはスマホを使って、とにかくなんでもいいから五色の魔法子猫の情報がないか一生懸命調べ始めた。


 ミカはノートパソコンのキーボードを尻尾でパンパンと叩きながら、と同時にパソコンのモニターの横に例の透明のスクリーンを映し出すと、器用に二台を尻尾と多分魔法も使って操作していた。ミカの透明のスクリーンの方は、ノートパソコンからデータかなにかをインストールしているようで、スクリーン上に表示された複数の目盛りがどんどんいっぱいになってきている。


「――うん、うまくいった。」

 ミカは、とりあえず最初の作業が無事に終了したので、スクリーンに向かってほっと一息つくと、ナミに声を掛けた。


「このWeb上にある情報は全部自分のコンピュータに同期したので、もうこのパソコンは必要ないよ。」

「へぇー、そうなの。」

 ナミは、こういうことにいちいち驚いていてもキリがないと思ったので、これからは普通に対応することにした。


「うん。それにこのパソコンを使うとすごく効率が悪いので、私のコンピュータで調べてみるね。」


 ミカは、ナミにも見えるようにスクリーンを拡大し、言語を地球の日本語に設定し直すと、ナミもスクリーンに表示された内容がわかるようになった。


「よし。……それじゃ、さっそく五色の魔法子猫のこと調べてみるね。」


 ミカがスクリーンをパチパチすると、様々なカテゴリー別に調査結果がスクリーン上に表示された。


 情報→ 五色の魔法子猫 2,056,943

 情報の重複を調整した結果→ 五色の魔法子猫 312


「うん。……まあ、こんなもんかな。」

 そしてそれをTRUE(本当)とFALSE(ウソ)で選別して再度振り分けてみた。


 情報→ 五色の魔法子猫→ TRUE 0 FALSE 312


「……うーん。そっか……。だったら魔法子猫にしてみたらどうかな?」


 情報→ 魔法子猫 5,219,645

 情報の重複を調整した結果→ 魔法子猫 6,257


 そしてそれをTRUEとFALSEで選別して再度振り分けてみた。


 情報→ 魔法子猫 TRUE 0 FALSE 6,257


「うーん……。とりあえず地球のサーバー上のデータをすべて集約して調べてみたけど、魔法子猫に関する情報は、残念だけど民間伝承とか小説や絵本なんかの作り話しかないみたいだね。」

「……なるほど。」

「ある程度厳しい数値が出るとは予想してたけど……こうやって数値として明確に示されると、やっぱり……かなりショックだね。」

 ミカはスクリーンを見ながら深くため息をついた。


「うん……そうだね。」

 二人はしばらくの間、無情な結果を伝えるスクリーンを見つめたまま黙り込んだ。


「――あっ、そうだ! ミカ。だったらついでに5色の魔法少女のことも調べてみようよ。」

「……そうだね。じゃあ一応そちらの方も調べてみようか。」


 情報→ 5色の魔法少女 32,158,521

 情報の重複を調整した結果→ 5色の魔法少女 516,884


「うん。地球は人類が支配している惑星だけあって、五色の魔法子猫より5色の魔法少女の情報の方が圧倒的に多いね。」

「えっ? いや、多分アニメの影響だと思うけどな……」


 ミカはそれをTRUEとFALSEで選別して再度振り分けてみた。


 情報→ 5色の魔法少女 TRUE 29 FALSE 516,854 UND 1


「えっ!? なにこれ!?」

 ナミは予想もしてなかった数値が出てきたことにビックリした。


「えっ? あれ? 五色の魔法子猫はいないけど、5色の魔法少女はいるってこと?」

 ミカも、まさか5色の魔法少女でヒットするとは思ってなかったので、あたふたしながらナミに確認した。


「いや……そんな……5色の魔法少女が本当にいるなんて、そんな話聞いたことない。」

「ちょ、ちょっと……その29件がなんなのか見てみるね。」


 ミカはスクリーンに映っているTRUE29と表示されている大きなスクリーンを尻尾でパチンとタッチした。


 するとスクリーンには、アニメ『5色の魔法少女』シリーズの第1シリーズ『RO-Qの魔法少女マジカルダンク』から第29シリーズ『音色の魔法少女マジカルクイン』までの29作品が、1番から順番にきれいに並んで表示されていた。

ご読了ありがとうございました。続きが気になった方は、

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