神様、ようやく最愛のパートナーと再会する!?
『この娘は(わたくしのパートナーではない)違う......』
そう自分に言い聞かせ続けていたーー
ルキフェルの堕天、アダムの逃亡もろもろ、抜本的解決を図るべく、専用の魂魄を育てたわたくしは、かなり僻地のとある惑星に転生してもらった。
その魂魄は既に6歳で学校帰りにひとり見晴らし良い場所に座り、海を眺め
『なんで自分、生きているんだろう??』
希死念慮を抱くほど過酷な状況下にあった。
現実世界では
・賃貸契約が2年毎の【更新】
・母親の下着盗難
など、様々な事情によって転居して貰っていた。
小学校の転校先次第では漠然とした【希死念慮】を忘れ、年齢相応の子供らしい笑顔あふれる元気な頃もあった。
『桜の花びらや地面に落ちたキンモクセイを避けて歩くか、普通......??』
水鏡で転生中の彼女を確認し、疑問を抱く。
とある惑星は転生にあたって、ほとんどの魂魄が完全に前世の記憶を【焼失】させられる。
それらを承諾せねば、絶対に母親の胎内に受胎→出生させない!!
当時、惑星に籠城、徹底抗戦し続けていた悪霊側の条件だった。
わたくしは、転生依頼した魂魄及び現実世界で無事に生存中であるか?
1日に1回以上は必ず水鏡で様子を視ることを日課にしていた。
働き過ぎて心身を壊し、いよいよ自殺企図まで症状が悪化!
当時、彼女の常時守護を依頼していた魂魄から、慌てて『彼女死ぬかもwwwwww』
要は本当に自殺してしまう危険性が非常に高い!!
連絡を受けて、即座に踏みとどまるように!
もう首にロープつけて、あとは手放せば良い段階だった!
まだ、その惑星では幽霊状態でしか干渉を許されていない状態だった。
『意味ないから!意味ないから!!!!』
たった一度きりならば【挑戦させてやっても良い!】
※現実世界では彼女が死んだら、永遠にその惑星解放は叶わせない!
他の魂魄、転生者は絶対に認めない!!
そういう条件も立て籠り残存していた悪霊達が、わたくしに突き付けていた。
ともあれ、ものすごい力でなぜか?手がロープを握りしめて手放さない!
死にたい彼女と、まだ死んでもらっては困るわたくしとの【力合戦】だった。
同時に彼女の実母に『嫌な予感』という形で間接的に干渉し、彼女の元を急がせた。
数分ほど、ロープ握って『絶対、手放させない!!』
くぬくぬくぬっ!!!!!
必死に介入して、思い留まらせるーー
どうやら無事に?意味がない。
死ねそうにない......諦めてくれたらしかった。
首に巻いたロープをほどき、とぼとぼと寝室のベッドに戻っていく。
と、みせかけて発作的に再発する可能性を疑い、わたくしは彼女の実母が自宅にかけつけるまで、念のためその場に留まり続けたのだった。




