表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/71

神様、ようやく最愛のパートナーと再会する!?

『この娘は(わたくしのパートナーではない)違う......』

そう自分に言い聞かせ続けていたーー


ルキフェルの堕天、アダムの逃亡もろもろ、抜本的解決を図るべく、専用の魂魄を育てたわたくしは、かなり僻地のとある惑星に転生してもらった。

その魂魄は既に6歳で学校帰りにひとり見晴らし良い場所に座り、海を眺め

『なんで自分、生きているんだろう??』

希死念慮を抱くほど過酷な状況下にあった。


現実世界では

・賃貸契約が2年毎の【更新】

・母親の下着盗難

など、様々な事情によって転居して貰っていた。

小学校の転校先次第では漠然とした【希死念慮】を忘れ、年齢相応の子供らしい笑顔あふれる元気な頃もあった。


『桜の花びらや地面に落ちたキンモクセイを避けて歩くか、普通......??』

水鏡で転生中の彼女を確認し、疑問を抱く。

とある惑星は転生にあたって、ほとんどの魂魄が完全に前世の記憶を【焼失】させられる。

それらを承諾せねば、絶対に母親の胎内に受胎→出生させない!!

当時、惑星に籠城、徹底抗戦し続けていた悪霊側の条件だった。


わたくしは、転生依頼した魂魄及び現実世界で無事に生存中であるか?

1日に1回以上は必ず水鏡で様子を視ることを日課にしていた。


働き過ぎて心身を壊し、いよいよ自殺企図まで症状が悪化!

当時、彼女の常時守護を依頼していた魂魄から、慌てて『彼女死ぬかもwwwwww』

要は本当に自殺してしまう危険性が非常に高い!!

連絡を受けて、即座に踏みとどまるように!

もう首にロープつけて、あとは手放せば良い段階だった!


まだ、その惑星では幽霊状態でしか干渉を許されていない状態だった。

『意味ないから!意味ないから!!!!』

たった一度きりならば【挑戦させてやっても良い!】

※現実世界では彼女が死んだら、永遠にその惑星解放は叶わせない!

他の魂魄、転生者は絶対に認めない!!

そういう条件も立て籠り残存していた悪霊達が、わたくしに突き付けていた。


ともあれ、ものすごい力でなぜか?手がロープを握りしめて手放さない!

死にたい彼女と、まだ死んでもらっては困るわたくしとの【力合戦】だった。

同時に彼女の実母に『嫌な予感』という形で間接的に干渉し、彼女の元を急がせた。


数分ほど、ロープ握って『絶対、手放させない!!』

くぬくぬくぬっ!!!!!


必死に介入して、思い留まらせるーー

どうやら無事に?意味がない。

死ねそうにない......諦めてくれたらしかった。


首に巻いたロープをほどき、とぼとぼと寝室のベッドに戻っていく。

と、みせかけて発作的に再発する可能性を疑い、わたくしは彼女の実母が自宅にかけつけるまで、念のためその場に留まり続けたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ