神様、火災の危険性を周知させる!
【火の用心!】
書かれたティーシャツを着て、植えたハーブ達に向かって水やりをする。
そうして、乾燥する季節ーー
火事や放火の危険性、初期段階の対応や避難方法など子供向けに分かりやすく開催した行事のやり取りを思い出すのだった。
「火災によって亡くなった死亡者数や、寝タバコが原因ーー
ガソリンなど可燃性の液体の保管方法の間違い、など様々な原因によって家屋全焼!の憂き目に遭う」
パネル展示や、火傷しない程度に調整された火を親子や会場に来た人々に、実際に触ってもらって【火の怖さ】を知って貰う!そういう趣旨だ。
当然、面白くないのが【放火が趣味!】【生き甲斐】にしている人々ーー
徒党を組んで、会場周辺をデモ行進するのだった。
「火の勢いに気をつければ、怖くない!」
「必要以上に恐怖を煽っている!」
「焚き火は自然に優しい!!」
などなど......
『こいつら、なんていうか......もう、わたくしのやることなすこと全てが許せないんじゃないか??』
若干、疑心暗鬼を抱き、デモ隊達の言い分を聞く。
その頃ーー事前に警察官から情報を得ていた人物の資金関係者達を洗い出していた。
デモ隊を動員させたのは、産業廃棄物処理業者だった。
要はCO2排出、煙=法的基準値を遵守せず違法に焼却処理していた。
やましい心当たりあるからこそ、子供向けの純粋な啓発活動、行事を台無し!廃止させるべく、大仰なデモ行進を発案、届け出たのだ。
背後関係の資料をぬるい眼差しで目を通す。
『......
いかに法律を守らずに荒稼ぎ出来るか?
そっちに意義を見いだしてるのか?
コイツラ......??』
単純に道徳概念や現行の法律を遵守して健全に営業、事業展開すれば済む話では??
胸中で密かに疑問を抱く。
全うな人物とやり取りしたい......思わず、吐息を漏らすのだった。




