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魔王と呼ばれたプロゲーマー、ストリーマーとなり復活する  作者: 中野楓


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8/8

突発コラボ

G&Aの集まりから数日、今日は昼の部として雑談配信をしている。そんな中で一通のメッセージが飛んできた。

「ちょっと待って。珍しい人からメッセージ届いたわ」

≪MIZU≫やほー、暇だからなんかやろうぜー

≪8to≫配信なう

≪MIZU≫知ってるし、声とか乗せても大丈夫

≪8to≫じゃあ、アリーナでもやる?

≪MIZU≫いいよー


「なんか一人来るみたいだから、アリーナやることになった。」


≪ちなみに誰?≫

≪突然のコラボ≫


「うーん、まあ、来たら言うわ。そろそろ通話にも来るから。ちなみに配信とかしてるやつではないけど、そこそこ有名ではある。」


≪へー≫

≪誰だろう?≫

≪リアルのほうの知り合いかな?≫


・・・・・・・・・・・・・


配信の背景は変えないままアリーナを起動して瑞樹を待っていると、通話に先に入ってきたので話題を切り替える。


「どうもー。お疲れー」

「ハイハイ、お疲れー。珍しいじゃん、ゲーム誘ってくるなんて。」

「てか、俺の紹介しなくていいのか?」

「そういやまだだったな。じゃあ、自己紹介してくれ。名前は本名でも何でもいいから。てか、配信見てるのな。」

「あー。じゃあ本名でいいか。8toの兄の瑞樹でーす。一応企業の社長してまーす。」

「軽すぎだろ。」


≪兄?≫

≪そう来たか≫


「実の兄で、一応今の俺の上司?まあ、そんなところだな。元々俺とG&Aでランク回したりしてたから腕は確かだな。」

「正確には上司ではないがな。俺的には早くこっちに来てほしいんだけどさこいつさ、先に始めた俺よりもうまくなったんだよな。」

「まあ、そっちが親の後次ぐことになったのもあるだろ。」


≪元は親の会社なんだ?≫

≪つまりさみっとの親会社と≫


「じゃあ、ランク回すか。ランクいくつ?」

「え?マスターまでは上げてるから。流石に忙しくてハイエストは目指してないけどな。」

「時間があればハイエストいけそうなんだ。」

「維持は無理だな。行くだけならいけるかな。」


≪ホントにうまいんだな≫

≪さすがは魔王の兄≫

≪兄弟そろって化け物か≫


「まあ、レインとかと会うまでは2人でやってたしな。」

「そうだったな。その時って名前なんだったっけ?」

「俺は8toで、瑞樹は何だっけ?ローマ字でMIZUとかだっけ?」

「2人で最高ランクはさすがにつらかったな。」


≪しれっと最高ランクなんだよ≫

≪あれ、最高ランクってこんなにポンポンいるもんだっけ?≫

≪さも当然のように言うなwwwww≫

≪その名前見たことあるわ≫

≪何回か当たったけど、めっちゃうまかった気がする≫


「おっ、割と覚えてる奴いるんだな。」

「だな。俺やってた期間なんて短いのに。」

「そんだけ目立ってたんだろ。一応最高ランクだったんだから。」

「いや、お前以上には目立ってないから大丈夫。それだけは言える。」

「いや、その当時ってそこまで名前売れてなかっただろ。一緒にやってたのプロになる前だし。」

≪いや、プロになる前から有名ではあった≫

≪G&Aやってるやつの中では知ってるやつ多かっただろ≫

≪なんか強いデュオいるってのは有名だったな。あれこの二人だったのか。≫

≪なんか素性知ると納得だわ≫


「まあ、雑談はこの辺にしてランク回すぞ」

「おー。キャリーよろ」

「いや、働けよ。ランクだぞ。キルの1つや2つ軽く取ってくれ。」

「へいへい。わかりやした。」


≪いや、最高ランクでそんな軽くキルしろって≫

≪8toさん鬼畜じゃね≫

≪そこは信頼の証じゃね≫


 そこからは2人でランクを回した。お互い動きの癖なんかは理解してるのでそこをカバーしながら安置の収縮に合わせて移動して、キルを取りながらポイントを稼いでいく。


「あ、1人そっち行ったな」

「ほんとだ。なんか来てんな」

「じゃあそっちよろしく。俺は別で勝てるやついるから、そっち相手してる」

「OK。先終わったらカバー行く」


 そう会話しながら、こちらに迫ってくる敵を目視で確認して、グレを使いながら距離をつめると、グレでアーマーを削れた。この機会を逃さないよう武器を持ち替えて至近距離で1人目をダウンさせる。残りの2人も詰めてくるが、球を上手くかわしながら倒すことができた。


「こっち終わった。カバーいる?」

「いや、こっちの終わったから大丈夫かな」


その後も接敵したら倒してを繰り返して無事にチャンピオンをとることができた。


「オッケー、お疲れ~」

「お疲れ。相変わらずエイム良すぎだろ」

「いや、そっちも十分エイムいいだろ。最高ランクでも安定してキルできてるんだから。まだ腕そんなに落ちてないな」

「いや、魔王にはかないませんって」

「身内にそう呼ばれるのが一番きついって知ってるだろ。なんだ?俺に社長って呼ばれたいのか?」

「やめてくれ。お前からだといじられてるようにしか感じないから。」

「てか、そろそろ時間ヤバいんじゃないか?会議始まるぞ?」

「あっ、ホントだ。じゃあ、また時間あったら遊ぼうな。」

「ういー。そうなったら適当に連絡してくれよー」

俺がそういった後、瑞樹は通話を抜けていった。


「じゃあ、結構やったし昼の配信はここまでにするな。夜も20時頃からのなんかやると思うから暇だったら見に来てください。それじゃあ、おわりまーす。」

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