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幸せの基準

 僕は毎日幸せを噛み締めている。ごはんを食べ喜び、遊んで笑い、運動をして楽しむ。変哲のない毎日に幸せを感じている。お母さんも僕が笑っているのを見て笑う。母も幸せを感じているのだと思う。

 ただお姉ちゃんは笑わない。なにをしても笑わない。ご飯を食べても、ゲームをしても。それ以来僕はお姉ちゃんの幸せとは何か考えるようになった。でもどんなに時間がたってもお姉ちゃんは笑わない。

 ある日ぼくのおじいちゃんが亡くなった。僕は泣いた。お母さんも泣いていた。お母さんが泣くところは初めて見た。僕はいっぱい泣いた。その時お姉ちゃんの顔を見たらお姉ちゃんは笑っていた。


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