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脱出の方法

この国を出るには、貴族街と下町との間に設けられた結界を超えなくてはならない。


貴族しか通れず、


でも貴族も通るのに許可証を必要とする厄介なもの…


貴族が有する魔力と平民が有する魔力には微妙な差があってそこで判断してるんだとか。


30年前、貴族令嬢の駆け落ちが問題になり、設けられた結界からはほとんど女性は出られないといった代物。


ぶっちゃけ男性は頑張れば出られる。


騎士団の遠征などで外に出る機会も多いため緩めに作られているのだ。


その分女性は地方への輿入れ以外ほとんど出る機会はないため、


手続きがややこしく、複雑になっている上に護衛というなの監視を伴ってしか外に出られない。


つくづくめんどくさい。


結界度とぶっ壊しちゃおうかしら。


それはそれで平民が一揆などを起こしたときに貴族街に攻め入れられるからめんどくさいんだけど…


「どーしよっかなぁ」


考えるのもめんどくさい


誰かパパっやてガットやってくんないかなぁ


「…学園入学まで待つしかない、か…」


この国は一応四民平等を謳ってるから平民にも学園への扉は開いている。


といってもほとんどが豪商の娘とかなんだけどね。


特待生制度たるものがあって、平民は十五歳で教会で洗礼を受け、ステータスがわかるようになる。


これも国民の義務。


やらなかったら即牢獄行き。


そのまま国の奴隷にされちゃう。


教会もタダでやるわけにはいかないから少なくないお金を取るから貧乏な家は子供が幼い頃からこの日のために生活を切り詰めて貯金するんだって。


やらなくてもバレるんじゃないかって思うかもしれないけど、


この洗礼を受けたものは見た目が変化するからしなかったバレるんだよね。


代表的なのは髪の毛と目の色の変化かな。


この国は生まれて洗礼を受けるまでは全員髪色は濃い茶色で目の色も同様。


だけど洗礼を受けたら火の魔法が得意だったら暖色系、水だったら青系、草だったら緑系などと髪色が変化する。


目の色はなにに補正がつくかによって変わるんだって。


どれだけ能力がないものでもうっすらと変化はあるからしなかったらバレる。


んまぁこのことは後で作者が詳しく説明してくれるよ((


めんどくさいしこんぐらいでいいかな?


それで珍しかったりする能力が発掘されたらと特待生として学園に入学できるって感じ。


で、普通学園入学は十四歳になって初めての春から。


だから特待生(平民)は編入が多くて、


ヒロインちゃんは三月生まれだから一年遅れて入学するって感じかな?


特待生制度とかで平民の子とかもいるから結界内に作るわけにもいかないから結界から出てすぐのところに学園はある。


全寮制で城壁かってぐらいの壁に囲まれてるから外部からの侵入は愚か脱出も難しい。


しかもその道中魔封じの腕輪がつけられ、国から派遣される兵士もつくからほぼほぼ脱出は不可能。


監獄かっちゅうの。


この国は女性をただの子孫反映のための道具としか見てないからなぁ…


…めんどくさいったらありゃしない。


んでも壁は壁だから学園内に入ってからぶっ壊しちゃえばいいんだけどね?


よし、決めた。


学園に入学して、即脱出しよう。

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