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媚薬と惚れ薬を同時に飲むと。

体が熱いにもかかわらず、ふわふわ浮いてるように錯覚する。

おかしい。ユノリがどうしても欲しい。


うっすらぼやけて見えるユノリが頬を触る


「ふぁっあっぁ!!」


「エリナ?くそっ、やっぱりこんなことするべきじゃなかった!」


切羽詰まったように見える王子はいつもなら面白がれるはずなのに、

苦しそうな顔をしているユノリを見ると胸がきゅーっと苦しくなる。


「ふぁっ!」


ユノリが、熱はないのか、とおでこに触る。不本意ながらも、真っ赤で熱くなった体を、少しだけ冷たく感じるユノリの手で触ってもらうとすごい気持ちいい。もっと触ってほしい。


「もっと触って・・」


どうやらこの薬、思ったことを口にしてしまうみたいだ、、。

自分が自分じゃないみたいだ。

何がもっと触ってだ!私は倒れて意識飛びかけてるんだぞ!それで嬉しそうにとろけきったような笑みを浮かべながら頬を両手で包む王子も王子だ。


ずっと気になってたんだが、

「隣にいたごれい、じょうはぁ、どう、し、たんです、か。」


「ふふ、かわいい。はあ、ずっとこの時間が続けばいいのに・・。」


質問に答えろぉ!心の中で悪態をつきまくる。

ずっと続く?えっと、たしか、、、あ!

思い出した!


惚れ薬と媚薬を一緒に飲むと、媚薬の効果も惚れ薬に伴いずっと続く。

だった気がする。

いやだああ!こんな風の一番つらいときみたいな状態がずっと続く?

絶対に嫌だ。だからと言って王子とするのも嫌だ。

もうあきらめて寝ちゃうとか・・・。本能に任せるとか・・・。


うん。寝よう。


「エリナ。寝たらエリナの体好き放題しちゃうよ?」


おきますおきます。もう寝ませんから。

そういいながらも私の頬を撫でてくる。。私も私で、なぜか嫌じゃない。

それどころか気持ちよくなって変な声を出してしまう。


「あっぁ。ふぁっあっ!」


「ふふ。やっぱりかわいい。婚約を破棄して正解だった。」


「あの?いってる、意味が、わから、な、いんで、すが。」


とぎれとぎれになってしまう。


「わからなくていいよ。まだ。」


いやいやいや。こっちは、婚約破棄それのせいで自殺までしかけたっていうのに

理由も聞かせてもらえないなんて。あんまりじゃないかな。

あ、また体が熱くなってムズムズしてきた。


「すごい体が熱いんですが、大丈夫なんですか?」


「あ、ああ。」


「やっぱり薬を持ったんですね!」


あえて何の薬かは言わない。


「少し熱くなるが、死ぬとかそういうやつではない。大丈夫だ。」


いやいやいや、、、大丈夫じゃないから!何の薬を持ったかなんてわかってるんだからね!


「いつ治るんですか・・・?」


「さあな。」


あ、だめだこいつ。注意事項を読んでない。


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