1日10時間勉強してます。入学に向けて
今私は勉強している。というかここ最近勉強ぐらいしかしてない。きらっきらな天井の下で。
一日に10時間を超えるほど勉強しまくっている。なんでこうなったかは
1か月前にさかのぼる。
◇ ◆ ◇ ◆
暇だ。暇すぎる。王太子妃教育がなくなった今、やることがマナーレッスンぐらいしかない。
マナーレッスンだって全部一通り覚えちゃっておんなじところを1,2,3,4,5,6,7、7回目か今。
思わず声に出してしまうほど暇すぎる。
「暇~あ」
あ、声に出ちゃった。わざとだけど。メイドの前で一人じゃんけんとかできないしね。メイドの遊んでっていうのも子供じゃないんだし、、。外には出たくない。1日中ずっとベットにいる感じこれ?
「でしたら、勉強してみては?」
まじで?暇になったら勉強するとか真面目かよ。
「勉強?」
「ええ、エリナ様は1か月後、学園にご入学されるとのことで、今から勉強しておけば、楽かと思いまして。エリナ様はもともと秀才なので、何もしなくても大丈夫だとは思いますが、始めると意外と楽しいものですよ。わからないところがあれば教えますし」
親ばか?メイドばか?どっちでもいいけど、それで勉強せずにはいって成績がボロボロだったら
精神的に病みそう。教えてくれるのはありがたいね。どこからどこの範囲をやるのかをまず聞いてみようか。
「勉強します。それでどこの範囲をすれば?」
「高等部は5桁の足し算から始まり、卒業までにはあまりのある割り算で終わります。」
レベル低くない?あ、あ、あぁ、そうだ、思い出した。今までなんで忘れてたんだろう。
私、転生者なんだ。日本に住んでて、24歳で死んだ。なんで死んだかは覚えてない。
なんで忘れてたんだろう。でも納得した。たまに感じる違和感。
レベルが低いと感じていたのはうっすら残っていた、転生前の感覚。
よっしゃー知識チートできるじゃん!!とか思ったのは私だけの秘密。
暇つぶしにはちょうどいいかも。「異国の字を勉強してる」とかいって日本語で
数学やったりとか。楽しそう!
「たのしそうですね!やってみます」
そんな変な目で見ないで。勉強タノシイ。
「12345+54321は?」
簡単すぎませんか?
「66666です」
「正解です!すごいですね。やり方もまだ教えてないのに。正直正解するとは思いませんでした・・・。」
正解できない問題を出したのか。鬼畜。でも簡単。
「紙とペンを用意してくれる?」
「はい」
高等部に関してはもう暗算でできるからいいとして。この国このレベルでよく滅びなかったね。
文字の練習をしよう。国語だよ国語。文字は書けるけど、綺麗になりたいからね。
だって、字が汚くて、「あの何でもできる公爵令嬢様は、字だけは汚いんですって~」とか裏で言われたら嫌だからね。
カリカリカリカリカリカリカリカリ。
1時間後・・・。
「あのー?1時間くらい勉強してるんですが?」
「・・・。」
はっ。
「じゃあ歴史について教えてくれる?」
「はい。」
これが1か月続いたのだった・・・。




