優しいお父様
さあ、お父様を説得しに行かなきゃ。
◇ ◆ ◇ ◆
コンコン
「誰だ」
「エリナです、お父様少しお時間をいただけますでしょうか」
「いいぞ、入れ」
「ありがとうございます」
「婚約破棄のことだな?」
「ええ、申し訳ございません醜態をさらしてしまい。」
「いい、エリナの幸せが一番だからな」
「お父様!大好きですっ!」
「ああ、私もだ」
「それで、あの婚約破棄は少し場が悪かっただけで、2人とも公認なんです」
「ふうん、それで?」
「わがままかもしれないですが、私、来年学校に入りたいんです」
「ああ、それと関係があるのか」
「ええ、お父様に手を煩わせるわけにはいかないし、心配をかけたくなかってので、言わないようにしたのですが、私はあまりよく思われてないみたいで、陰でこそこそ悪口を言われているのです。」
「!!」
「学校に通っていないため、バカだとかも言われていて。
今まであまりご令嬢たちとかかわってきていなかったので直接的な被害はなかったのですが、学校に通うとなると、殿下が隣にいるとほかのご令嬢と仲良くできないというか、、、。」
「そうだな。私はエリナの幸せを一番に考える。だからエリナが学園に入りたいというなら絶対に入れるようにするし、入りずらい理由が周りの令嬢だろうが殿下であろうが、邪魔をするなら、許さない」
そういってにっこり笑った。キラースマイル。おじ専を殺しに来てるぞ。でも残念。私はノーマルなので。
「ええ、でもこれは私のためだけでなく、国のためでもあるのです。いずれ殿下もご結婚なさると思いますが、殿下の隣を、と、この国の令嬢たちが競い合うと思います。
私がいなくなった今、殿下の隣を狙うのは誰だって一緒です。活動が多くなれば国も栄えれると思うのです。」
「栄えれる(・・・・)ねえ・・。いいか、国が栄えているのはエリナ、お前のような優秀なものが
殿下の隣で一生懸命支えているからなんだ。正直に言ってお前以外にこんな適任はいなかったと思う。
でもエリナだって人間だ。結婚する相手くらい選ぶ権利はある。学校に行ってもっと似合う人を自分で見つけてきなさい」
お父様・・・。公爵ぐらいだと政略結婚が普通なはずなのに。そこまで考えてくれてるなんて。
いい父親を持ったのね私。王太子妃教育のない今、私だって学校で仲良くする人も見つけられるといいたいのね。でも実際学校に入るのは殿下も一緒。
なんだかだましているようで罪悪感がすごい。
「ありがとうございます。失礼しました。」
殿下は国王様に話したのかしら?婚約者がいない今きっと入れるでしょうけど、、
婚約破棄したのはいまだになんでかはわからないけど、私にきっと原因があるはず。それで怒られたら殿下に悪いなとも思う。
でも原因くらい話してくれたっていいのに。話してくれないと直しようがないもの。
次に会ったら話してもらうように言おうかな・・。




