一緒に進む道
読んでくださりありがとうございます~!
これで好きですって答えられたらどれだけ楽か。でも好きですと答えれば苦しい未来が待っている。
たった1つの誤りでお互いに好きだというのに結ばれない。ああ、きっとこの世に神様はいないんだろうと思う。いたらきっと意地悪なんだなと。
私はユノリとの距離を間違え。ユノリは私との関係を間違えてたってしまった。
今更好きと自覚してももう遅いんだと。運命が告げている。
だったら
「嫌い。無理やりなところが嫌い。周りが見えなくなるところが嫌い。素直じゃないところが嫌い。
自分勝手なところが嫌い。周りに迷惑かけるところが嫌い。勝手に一人で背負っちゃうところが嫌い。」
でもそれ以上に大好き。伝え方は不器用だけどちゃんと伝えてくれるところが好き。一途なところも好き。優しいところが好き。困ったときに必ず助けてくれるところが好き。自分勝手かと思ったらちゃんと周りのことを考えてるところが好き。人の気持ちを考えてくれいるところが好き。嫌いなところより好きなことがもっともっとたくさんある。本人の前では言えないけど。
「そうだよなー。」
少し寂しそうにするところをみると胸がきゅーと苦しくなる。
「あんなことしといて、まだ好きでいてもらってるなんてわけないよな。サイテーだな俺。勝手に期待して勝手に絶望して。」
同じだね。と心の中で答える。
自分が苦しまないようにうそをついて。
ユノリを絶望させてるのは私なのに。私だって寂しい。悲しい。もう一緒にいられないから。
「じゃあ、」
――本当に一緒にいられる道はないの?
心の底が告げている。ホントはもっともっと、一緒にいて笑っていたかったと。
少し考えてみる。学、園?
私は15、ユノリは16、でも生まれた年は同じだから同じ学年で入れるのでは?
お父様から学園に入ってみないかと軽く言われたこともあったし。高等部から入れたはず。
学園だったら婚約者でもなんでもなくても同じクラスで何年間かは過ごせる。
実力で分けられるから、そこそこ頭のいい私とユノリならAクラスに入れるのでは。
そうだ!それでいい。ユノリだって、学園に入りたいといっても、ほとんどの貴族が学園に通うから不思議ではない。王族も例外ではないのだ。王族だって学園に通うこともある。
国王様も通っていたはずだ。
でも、ここで誰かに聞かれると、口裏合わせて入ったことがばれる。そんなことしたら問題になる。
私も少しぐらいわがまま言ったって、いいよね?頑張ったご褒美。今までのご褒美ということで!学園に通いましょう!
「ちょっとこっちに来て」
人目につかなさそうな所へユノリを誘導する。
「あのね、いいこと思いついたの。」
「なに?」
「学園に通わない?来年から」
「え?」
「だ・か・ら、学園に通えばおんなじ学年だし一緒になれるかもよ?」
「だってさっき俺のこと嫌いって・・・」
「ええ。だからチャンスを上げますわ。私だって、今まで婚約者だった人と今後一生喋らないとか嫌だもの。4年間は同じ学校に通えるんですよ?」
「いいのか?」
「だから言ってるじゃないですか」
「やった!!」
そう喜んで抱き着いてきた。
「ちょっと苦しいです!」
「ああ、ごめんつい・・・」
「ふふっ」
しゅんとしてる姿を見てつい笑ってしまった。
「ではこれからよろしくおねがいしますね?ユノリ」
「ああ。」
よろしくの意味を込めて右手を差し出すと少し赤くなりながらも握ってくれた。
顔をそらして少し赤くして「ああ」とかかっこよすぎ。あがめるわ。
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俺様でバカな王子がどんどん弱体化してきました!




