第六幕「Gray Colour」
「ねえアイカ、見てよ、今日は星がとっても締麗だよ」
「あたしとどっちが締麗だと思う?」
「え? そんな、そんな何も真顔で聞かなくても……」
「ぷーっ。グリィったら照れてもくれないんだから。もういいよ」
「……」
「……」
「……ねえ、さっきから何をそう怒ってるんだよ。僕が何か悪いことしたかい? アイカじゃあるまいし」
「別に。何でもないよ、怒ってるわけじゃないし」
「何でもない、か。まあいいよ、そういう時もあるんだろうさ」
「……」
「……」
「ねえ……?」
「ん? なんだい今度は?」
「あの星たちを見てさ、グリィどう思う?」
「どう思う? うーん、そりゃ、いつ見ても締麗だなって。あ、いやアイカももちろんいつもかわ……」
「そういうんじゃないの。星たちを見て、寂しそうだなとか、辛そうだなとか、美しさ以外に星たちから感じること。そういうの」
「じゃあ、アイカはそんな風に感じているってことかい。僕は、 ……そうだね、僕も何だかあの必死で輝いてるような姿が寂しげに見えるよ」
「そうか……。星さんたちも大変だよね」
「え? うん……」
「……」
「……」
「あの……さ。もしも、もしもだけど」
「え? ああ、うん」
「その、もしもあたしがグリィの前からいなくなって、そのままもう会えなくなってしまうとしたら、グリィどう思う? 寂しい? 悲しい?」
「そんなの、もちろんだよ! アイカがいなくなって、僕が悲しまないわけはないじゃないか!」
「本当? 本当にそう思う?」
「ああ、もちろんさ」
「そう、か。そうだよね、ゴメンね、変な質問しちゃったね」
「……」
「……」
「どうしたのアイカ? 何だかさっきから変だぞ。何で怒ってるんだ? 何でそんなことを僕に聞くんだ? どうしたんだよ?」
「止めて、あたしをそんな風に責めないでよ」
「あ、ご、ごめん……」
「……」
「一人で、人が一人で生きていかなくちゃいけないんだとしたら、それってとても痛くて悲しいことだよね……」
「……」
「ごめんねグリィ。ごめんなさい……」
「……」
お、題通りの灰色出力おされやん




