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赤葉童子の覚醒

北門に配属されたトウセイだ。

本名は 島津(しまづ) 大桜山(だいろうさん)宮司(ぐうじ) 唐晴(とうせい)

東国の南端にある半島で幼馴染の十六夜(いざよい)と一緒に育ちドイルまで武者修行?に来た。

道中で出会った仲間と共にクラン【朱角衆】を作り俺たちは一気に有名になった。


そんな俺たちの目の前にいるのは帝国軍大将レイシス。俺はもちろん副頭領の梨斬(りざん)も参謀の(フォン)も皆んな何で大将が前線にいんの!?みたいな顔をしている。


「貴様ら、ドイルの【朱角衆】か」


何で知らてんの?


「闘鬼族の貴様が頭領だな?

儂が自ら葬ってくれる!」


なんか怒ってるし!もしかしてフェリペにスキル妨害されて機嫌が悪いのか?八つ当たりなのか?


「オオオオオッ!!」


レイシスが大剣を振り下ろしてくる。

普通なら闘鬼族に普通の攻撃は効かないが流石は大将、闘気スキルを剣に乗せてるからそのまま受ければバッサリ切られるだろう。

だから、こっちも全力で真剣白刃取りをして止める。


「ぐっ!?」


重っ!

俺も闘気を纏い橙色になった足でレイシスごと大剣を蹴り飛ばす。

てか、大剣が重すぎて俺が跳んだ形になった。


黒い刃。もしかして超重墨石か!?このジイさん、何の種族だよ。


人族に見えるけど絶対違うな。

外見人族で力がヤバい種族…。


「大将さん。あんた、大和人かよ」


「正解じゃ。褒美としてあの世に送ってやろう」


「お断りだ!」


予想が合ってたが嬉しくない。

大和人とか肯定された途端にクランのメンバーが遠くに散ったよ。そりゃそうだよな。俺も散りたいし。


「小僧、中々しぶといな。

儂もそろそろ姫様の元へ駆けつけたいのだが」


「どうぞどうぞ、俺なんか放って駆けつけて下さって結構です!」


「そうはいかん。じゃから一気に殺らせてもらう!

殲気解放!!」


橙色の闘気が紫色変わった。


殲気?

聞いたことがない。固有スキルか!


向かって来た大剣を今度は触れられないと考え避ける。だが、避けたはずなのに俺の体に衝撃を受けて俺は吹っ飛んだ。

地面に叩きつけられたが闘鬼族のタフさで起き上がり衝撃を受けたところを見ると殴られたような打撃痕と纏っていた闘気がなくなっていた。


闘気の消滅と不可視の攻撃か。

面倒だな。


なら、こっちもやってやる。


「赤葉童子の覚醒!!」


俺の背後に先祖に当る大鬼のオーラが現れる。これは実態を持ち俺の意思で動く最強の鎧みたいなものだ。そしてこのオーラを構成しているのは闘気ではなく鬼気。


レイシスの大剣をオーラで受け止めるが鬼気は消えない。


「なに!?」


これなら戦えるな。


「奥の手ってのは残しとくもんだぞ。ジイさん」



俺はレイシスにオーラで殴りかかった。

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