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酒翠竜の咆撃


「とっとと失せなァ!」


帝国兵を10人まとめて殴り飛ばした女はオリガ・ガガーリン。竜人族の中でも群を抜く強さを持つ女傑だ。


だが、帝国兵に追撃をしようとした彼女に横から1人の帝国兵が打撃を与えた。通常のならば竜人族のオリガをその場に踏ん張り迎撃をするがこの時は違った。オリガは横に吹き飛び50メートル離れた場所に着地した。


「あ"?誰だアンタ」


「ブラウン大陸帝国中将トーラスバンだ」


「へぇ、アンタが中将か。あん?」


オリガがトーラスバンを見るとあることに気づいた。


「アンタ、同族か?」


トーラスバンの体にオリガと同じ竜人族特有の鱗があった。


「その通りだ。私は紫石竜の竜人族。

私の拳は巨岩の衝突の一撃なり!!」


「ハッハー!アンタが里で有名だったトーラスバンか!」


話しながらオリガに殴りかかるトーラスバン。それをおちょくりながら避けて殴り返すオリガ。


オリガがまだ竜人族の里にいた頃、トーラスバンは大人たちの間で有名人だった。竜人族の中でも隔世遺伝によりドラゴンカノンとは別の固有スキルを身につけていたからだ。だがオリガが生まれた頃にはトーラスバンはすでに里を出ていて固有スキルの内容がイマイチ分からなかった。


それでも、大人たちが皆トーラスバンのことを英雄伝の様に話していたのでオリガの同年代たちも見たことのないトーラスバンのことを尊敬していたのだ。


オリガを除いて。


彼女は少し特殊な竜人だった。そもそも竜人族には戦闘狂に似た風潮があり、トーラスバンの固有スキルも戦闘において大きな効果をもたらしその効果によってトーラスバンは里の英雄になった。しかし、オリガは他の竜人族よりも戦闘にはあまり興味がなくどちらかと言うと酒に興味があった。幼い頃から両親や大人たちの飲む酒の匂いに興味を持ち、涎を垂らし、同年代の誰よりも早く飲酒をした。(具体的には5歳)初めて飲んだ酒に今まで飲んだどんな飲み物よりも美味しさを感じたオリガはそれから毎日、親の目を盗んでは少しずつ酒を飲み、バレる頃には里を飛び出しトヨトミにやって来たのだ。


そんな彼女のモデルとなったドラゴンは酒翠竜。


酒を愛しドラゴンでありながら自然の果実を使い酒を作って自分で飲むドラゴンだった。



「さあ、いくぜ?人生のセンパイ!!


酒翠竜の咆撃(ドラゴンカノン)!!」


オリガの口元に魔法陣が現れそこから翠色の圧力を持った噴霧として放たれた。


「ぬっ!?」


オリガのドラゴンカノンをくらい後ろに後退りしたトーラスバン。そして、その後ろで巻き添えをくらった帝国兵が100人。


だが、特に傷は無かった。


「貴様、何をした?」


「何をした?決まってんだろ?


攻撃だよ。すぐわかるよ」


「何?

む?これはッ!?」


急に足元がフラつくトーラスバンと100人の帝国兵。


---


酒翠竜は竜人はアタシが生まれるまで1000年以上も現れなかった。だからアタシが撃った酒翠竜の咆撃の効果にを知る者はおらず里の古い文献にしか載っていない。


酒翠竜の咆撃は全ての生き物を動物植物関係なく酩酊状態つまり酔っ払った状態にさせる。そして酩酊状態になった生き物は体から高いアルコール成分を放ちその周囲にいる生き物も酔っ払いに変える。そして咆撃により酔っ払った生き物から出る高濃度アルコール成分は酒翠竜の制御下にある。


これで終わりだよ。



急性アルコール中毒は怖いねぇ。



「私がこの程度でやられるとでも?」


だよなぁ。


祖竜回帰(ドラゴンフォーム)!!!!」


固有スキルよりもさらに希少な神級スキルに属する竜人族の祖先であり自身のモデルとなったドラゴンへ変身する祖竜回帰(ドラゴンフォーム)か。


アレはさすがに相手にできないなぁ。



「だから、


後は任せたよ。ミコ」


「鴨葱鴨葱鴨葱鴨葱鴨葱鴨葱鴨葱鴨葱鴨葱鴨葱鴨鴨葱イイィィィィィィイ!!!!!!!!!!」ニコニコニコニコニコ

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