第2話、ハノ王国
シールが増やしたバンデット兵達。
市長もシールと手下達の義賊は理解し、衛兵達の意見も理解し、双方のいたちごっことわかる。
内海と周辺一帯の地方の裏社会代表格が話し合い。
烏丸
「内海と周辺一帯の地方は侵攻があった場合、協力する」
また光の神々の戦神パルテノンの神託に地上は騒がしい。
シール
「赤字国債が開始か」
国王がそんな馬鹿なと泣いた赤字国債、またシールは金をマフィアを創設し、この金を担保に紙幣制度開始。
翌年度の1月1日、ハノ王国は正式に宣戦布告。
シール
「ちょっと待った貰いたい、先に仕掛けたのはハノ王国だよな、なんでガーゼル王国が落ち度を責められんだ。自衛は当然だろ、正当な権利だ」
同調する軍、有力貴族達、ハノ王国の外交官は説明。
シール
「ちょっと待った貰いたい、国境に近い城はハノ王国が燃やしたろ、こっちは封鎖中だ」
軍、有力貴族達が同調、だがハノ王国は宣戦布告を変えなかった。
ガーゼル王国国王ガーゼルⅡ世
「シール、しくじったな」
シール
「証拠は焼かれましたからね。またなのですが、ハノ王国内に気になった勢力が幾つか、蛮族、吸血鬼、人狼、闇司祭、闇教団、闇騎士団です」
ガーゼルⅡ世
「なるほど、強気な訳か」
ガーゼル王国王妃マリアンヌ
「シール、あまり盗まないように、衛兵達から賞金の話がでてます」
シール
「ちょっと待った下さい、税金分は?」
マリアンヌ
「そうなんですよね。義賊集団は税金分は滞納してないし、また代理の立替金も多いですし、貧しい者からは盗まない、ただ衛兵達の意見が熱くなって」
唸るシール、衛兵達から目の敵にされ、日常では追い回され、色々と悪事するシール達は唸る。
シール
「まあ、開戦になった訳ですから、家としては待ち伏せですかね」
この軍、有力貴族達は話し合い、シールと手下達はハノ王国侵攻ルートに待ち伏せ。
モレラ
「で、全員で待ち伏せか」
シール
「まあ、ここを通りますし」
ユウ
「桜前線ですか」
シール
「第三州の総力戦の宴会芸だ」
大兵力の偽物、色々と通じる迫真の演技力。
他は待ち伏せ、侵攻して来た平原のルートに近い林から敵の腹をつく。
騎兵隊は迂回、敵の背中をつく、猛攻の奇襲が成功、シールと手下達は三人一組に討ち取る。