4話 はじめての町「イルカンテ」
ステータス表記で、種族名を追加と仲間の表記で種族と名前を入れ替えさせてもらいます。
ステータス値も縦表記にします。ステータスに他の数値を加えます。
玲奈は蒼を抱きながら歩いていた、賢渡はその横を楽しそうに歩いていた。
3時間ぐらい歩いていると、大きな町が見えてきた。
「玲奈、町に着いたよ」
「そんなにはしゃがなくて良いよ」
「それもそうだね」
2人は門をくぐろうと詰所の列に並んでいると、変な男たちが、
「そこの2人俺たちに順番譲れ」
そう言い放ってきた。
それを聞いた2人は無言だったがここまで来る途中暇つぶしに練習していた念話を使用していた
〈テンプレのやつだ〉〈賢渡が言ってた通りだ〉
賢渡はこの人達は冒険者だろうと思い、不安になってきたが
玲奈は賢渡の思い通りだと思い安心しつつも楽しくなってきていた。
「おじさん達順番守れないの?」
玲奈は素で返してしまった。それを見た賢渡は、終わったと絶望していた。
「このガキなめてんのか?」
「玲奈、やめときなよ」
賢渡は止めようとしたが、キレた冒険者に弾かれてしまった。
玲奈に殴りかかる冒険者だったが、
ドサァ
何故か急に倒れてしまった。
玲奈は不思議に思ったが順番が回ってきたのを見て、賢渡を連れて門の詰所に向かった。
「あなた達は、この町は初めてかしら?」
詰所のお姉さんに聞かれ、賢渡は「そうです」と答えた。
「ようこそ、イルテンカへ」
この町はイルカンテと言うのか、イルカがいるのかもしれないな。
イルカは大好きだからまた見たいな。
詰所の騎士に道を教えてもらい、2人は冒険者ギルドに訪れた。
ドアを開けると、とても賑わっていた。受付と書いてあるところに行くと、
「今日はどのようなどのようなご用件でしょうか?」
と、受付嬢に質問をされ賢渡は少し楽しくなりノリノリで、
「冒険者登録に参りました」なんて普通のセリフを格好つけて言うもんだから、私は笑いそうになりながら、冷たい目で見ている受付嬢を見て、「賢渡ドンマイ」と思うのであった。
では気を取り直して、
「あの、冒険者登録をお願いします」
「2名でよろしいでしょうか?」
「2名でお願いします」
「では、この水晶に手を乗せてください」
「わかりました」
「・・・・・・・・・・???」〘受付嬢〙
「どうしたんですか?」
「宮原さんは人間ですか?」
「・・・・・え?」
「なんでこんなに魔力値が高いんですか?東雲さんでさえB級冒険者と同じぐらいですよ。」
「え?なんで俺こんな扱いなの?」
「私の数値が高いんですか?」
「B級冒険者がLV40で魔力120ぐらいですよ、宮原さんのはA級冒険者と同じですよ。しかもLV1で」
転移したせいでバグったのかな?転移の事は黙っておこう。
〈不思議だね賢渡〉
〈玲奈はいつも道理だね〉
〈慌てるところもないしね〉
〈転移の事は言わないの?〉
〈広めない予定でいる〉
〈僕もそうしておくよ〉
相変わらず賢渡は私が決めるとついてきてくれるな。
一緒に来たのが賢渡で良かったのかもしれないな。少し感謝しよう。
「玲奈なんか嬉しそうだね」
「なんで分かったの?」
「何年一緒だと思ってんの」
そういえば今年で15年目か、結構一緒にいたんだ。そりゃあわかるか。
「ぼーっとしてるけど大丈夫?」
「あぁね、意外と一緒にいたんだなって思って」
「陰で夫婦って言われたりしてたからね」
誰だよ、そんなこと言った奴は。
「とりあえず、規則ですのでFランクからです。クエスト自体はランク関係なく受けれるのですが、
失敗してしまいますと、賠償金が発生しますので無理な依頼は受けないことをお勧めします。」
賠償金か、依頼主への補助金にでもなるのだろう。
「あ!そういえば、お二人には職業選択を受けていませんでしたね。」
「「職業選択?」」
「はい、奥にある水晶で適性を測り、その適正から導かれる職業を選んでもらいます。」
「メリットはあるんですか?」
「宮原さんの言う通り、職業にはそれぞれメリットがあります。」
~~~~例え~~~~~
剣士なら攻撃力アップ
魔術師なら魔力アップ
暗殺者なら俊敏アップ等々
「では、適性を測りに行きましょう。」
「はい」
私にはどんな職業がくるかな?楽しみだ。
「では、東雲さんから測りましょう」
「緊張する」
「賢渡頑張れ」
二メートル近くある水晶に光が差し、賢渡の周りに沢山の職業が浮かび上がった。
「こんなにあるの!?」
「珍しいですね、初めてで十近く出てくるなんて」
・農家
・剣士
・運び屋
・暗殺者
・魔術師
・商売人
・防御兵
・回復術師(希少)
・騎士(希少)
「希少職業を二つも引くなんて」
「希少職業?」
「はい、職業にはグレードがあるんです」
普通97%希少2.9%伝説0.1%なんだそう
賢渡の運良いな 日頃の生き方で変わるのか
「少し考えて決めるよ」
「上位職とにも真価とかするらしいから気負わずにね」
「ありがとう玲奈」
さっき賢渡が触れた時のような光は来なかった。
あれ?大丈夫かな?
職業が一つ表示された
・原初(神話)
「え?」
「玲奈どうしたの?」
「これ見て」
「・・・え?」
「どうしたんですか?」
「いや、これを見たください」
「?めずらしいしょくぎょうでも・・・・・?」
「原初ってなに?」
原初
全ての魔法、魔術、状態異常、剣技、錬金術に絶対耐性を持つ
全ての攻撃に1000%の威力を追加する&クリティカル100%付与
「「「ぶっ壊れてる」」」
なによこれ、こんな力いらないのに
選択権ないの?
まあ、しょうがないこれにするしかないか
「賢渡は決めた?」
「あんなのが出たのに落ち着いてるね」
「生きていきやすくなったと思えば十分よ」(本当は思うことがあるけどね!)
「前向きだね」
「それで、どれにしたの?」
「僕は回復術師にしたよ」
「なんで?」
「回復術師には、ポーション作成・鑑定・複製・収納・合成と治癒魔術が使えるんだ」
「ポーション系多いね」
「確かにそうだね」
「東雲さんですら規格外なのに、宮原さんの能力のおかげで普通に見えるわ」
そんなこんなで職業選択は終わった
「では、こちらが冒険者プレートになります」
「これで僕たちも冒険者だね玲奈」
「そうだね、そう思うとクエストを受けたくなってきたよ」
「おすすめの依頼はありますか?」
「はい、ではFランクの薬草採取はどうですか?」
「戦闘がないなら安全だね」
「玲奈の言う通りだ」
「では、それでお願いします」
「承りました 十本で1リムです。」
1リム=10円
普通の宿で10リム
良い宿で25リム
食事に4リムが基本らしい
「ありがとうございます」
「お気をつけて」
その言葉に元気を貰いながら2人はギルドを出るのであった。
今度からステータスを表記していきます。
宮原 玲奈 (14)
人間 職業 原初
LV1
体力 150/150
魔力 150/150
防御力 100
俊敏 150
筋力 90
攻撃力 100
称号 自由な人
固有スキル 未所得
スキル 言語理解 鑑定 体力回復 魔力回復 肉体強化 念話 物理耐性 暗視 思考加速 鑑定
SP10000
パーティー
蒼 猫 LV1
東雲賢渡 人 LV1
東雲 賢渡 (14)
人間 職業 回復術師
LV1
体力 125/125
魔力 125/125
防御力 110
俊敏 160
筋力 120
攻撃力 100
称号 従う者
固有スキル 未所得
スキル 言語理解 鑑定 体力回復 肉体強化 念話 物理耐性 暗視 思考加速 分裂思考 思考領域
結界防御 詠唱省略 鑑定
SP5000
蒼 (10)
猫
LV5
体力 50
防御力 25
魔力 50
攻撃力 25
称号 未取得
固有スキル 未取得
スキル 暗視 未来予測 自動回避 空歩 月輪
SPとはステータス値も上げられる
スキルなら1上げるのに2ポイント、ステータス値なら1ポイント