3話 知らない世界
あれ?ここはどこ?
確か猫について行ったんだっけ?
あれ?あの猫は?
そうだ、賢渡を探さないと
横で寝てるわ、起こそうかな?
もう少し寝かせておこうかな
それよりもここはどこだろう?
周りは何もない・・?宝箱?
誰よ、こんなところに放置した人、とりあえず中身を確認しようかな。
水晶とお金?かなこの袋はとりあえず置いておいて賢渡を待とうかな。
「あれ?僕はなにをしてるんだ?」
「賢渡、起きたんだね」
「あぁ、玲奈っここは何処?」
「私は知らない。でもね、ここに宝箱があって、この水晶とお金?みたいなのがあったよ」
「夢の中みたいだ、こんな広い草原の真ん中に玲奈と二人だけで、宝箱が置いてある」
「楽しそうだね」
「異世界かもしれないんだよ」
「?」
「しっくり来たからさ、ここは異世界かもしれない」
「・・?とりあえずこの水晶になにかありそうじゃない?」
「調べてみるか」
私が水晶に触れた瞬間、水晶が蒼く光り、謎のプレートが出てきた。
「なにこれ?」
「玲奈、ちょっと貸して」
賢渡が水晶に触れると、水晶が黄色く光り、またプレートが出てきた。
「これ、異世界定番のステータスじゃない?」
「すてーたす?」
「自分の強さが書いてあるんだよ玲奈」
「へ~」
確かに、なにか文字が書いてある。
宮原 玲奈 (14)
LV1
体力 150/150 防御力 100
魔力 150/150 攻撃力 100
称号 自由な人
固有スキル 未所得
スキル 言語理解 鑑定 体力回復 肉体強化 念話 物理耐性
SP10000
東雲 賢渡 (14)
LV1
体力 125/125 防御力 100
魔力 125/125 攻撃力 100
称号 従う者
固有スキル 未所得
スキル 言語理解 鑑定 体力回復 肉体強化 念話 物理耐性
SP5000
「なんか玲奈強くない?」
「ステータスは変わってないよ?」
「なんか良い称号持ってるじゃん、強そうだし」
「押したら効果が見れるよ」
自由な人 〈宝珠級〉
技術や魔法、概念などに干渉できる。
なんか強そう
「玲奈、とりあえず町かなにかを探そう」
「食料あるかな?」
「とりあえずなにか探してみよう」
「お~」
30分後
賢渡は木の実を沢山見つけた。
「玲奈、そっちはどう?」
「猫を見つけた」
「!?」
少し前にさかのぼる
玲奈は草原を歩いているとさっきの猫を見つけた。
その猫と遊んでいると、急に
「猫を仲間に入れますか」「Yes」「No」
そう聞こえて、良いんじゃないと思うと、猫を仲間にしました。
そんな声が聞こえ、ステータスプレートを見ると、
スキルの下に仲間の
欄が出来、「猫」が仲間になっていた。
「名前を決めてください」と聞こえ、
玲奈が「蒼」と言うと、猫が反応した。
やはりステータスプレートに
仲間
猫 蒼 LV5
と表記されていた。
「そんな感じで仲間が増えた」
「凄いな、僕も仲間になれる?」
「多分?やってみるよ」
「どうすればいいの?」
「仲間になりたいって思って」
「分かった、玲奈に思えば良いんだね?」
「そう」
「東雲賢渡を仲間に入れますか?」「Yes」「No」
「Yes」を念じると、
ステータスの仲間の欄に「東雲賢渡」が仲間になっていた。
「よし、仲間も増えたしいざ、町へ」
「玲奈なんか楽しそうだね!」
「うん!楽しいよ」
「ニャー」
2人と1匹の異世界生活がこうして始まった
レア度 装備など
一般/希少/宝珠/伝説/幻想/神話/究極
冒険者ランク
F/E/D/C/B/A/S/SS/SSS
ステータスのSPとはステータスポイントの事で、これをステータスに割り振ってスキルのLVを上げたりする。他にも、繰り返し使うとスキルのLVも上がる。